エネルギー転換を実行し複数温泉宿で“重油ゼロ”を達成 ~省エネ大賞受賞後も、CO2削減をさらに前進~

    温泉の熱エネルギー活用などによるCO2排出量42%削減後、次の一手は「燃転」

    その他
    2026年1月14日 10:00

    カーボンニュートラル実現に向け、「第一歩は省エネ」とされてきた取り組みは、いまエネルギー源そのものを見直す段階へと移行しています。
    宮城県で4つの温泉宿を運営する株式会社一の坊は、温泉廃熱利用などによるCO2排出量42%削減で「2023年度省エネ大賞」などを受賞後、次のフェーズとして重油からガス・電気へのエネルギー転換(燃転)による脱重油を本格化させてきました。
    2024〜2025年にかけて複数温泉宿で重油ゼロを達成し、2026年1月14日時点における一の坊グループのサステナビリティ進捗状況として公表します。

    2025年12月15日、ゆづくしSalon一の坊で設備更新を実施
    2025年12月15日、ゆづくしSalon一の坊で設備更新を実施

    温泉廃熱を「使い切る」、温泉宿の脱炭素

    株式会社一の坊は、温泉宿ならではのエネルギーである温泉の熱を回収・再利用する「温泉廃熱利用システム」を本格運用し、給湯や暖房に活用してきました。
    これまで廃棄されていた温泉の熱エネルギーを再利用することで、化石燃料への依存を抑制。あわせて設備更新や運用改善を進めた結果、エネルギー使用量37%削減、CO2排出量42%削減を達成しました。
    こうした取り組みが評価され、一般財団法人 省エネルギーセンター主催「2023年度省エネ大賞」に加え、環境省主催「令和6年度気候変動アクション大賞」を受賞しています。

    浴槽からあふれた温泉の熱を回収して活用する
    浴槽からあふれた温泉の熱を回収して活用する
    2023年度省エネ大賞受賞
    2023年度省エネ大賞受賞
    令和6年度気候変動アクション大賞受賞
    令和6年度気候変動アクション大賞受賞

    次フェーズは「燃転」──エネルギー源そのものを変える

    受賞後も取り組みを止めることなく、一の坊グループでは2024年から2025年にかけて、脱炭素の次の段階としてエネルギー源そのものを見直す「燃転(燃料転換)」を本格化しました。
    給湯・空調・床暖房といった宿の基幹設備を対象に、重油ボイラからガス対応型ボイラや電気式ヒートポンプへと段階的に切り替え、設備更新と燃転を同時に進めています。

    温泉廃熱利用による再生可能エネルギー活用を土台としながら、CO2排出量の多い重油の使用を「減らす」よりも「使わない」選択へと踏み込み、効率改善にとどまらない脱炭素を実行しています。

    複数温泉宿で「重油ゼロ」を達成

    こうした燃転の取り組みにより、複数の温泉宿で重油使用を完全に停止しました。

    松島一の坊|2024年12月に重油ゼロ、年間約176トンのCO2削減

    日本三景・松島温泉「松島一の坊」では、2024年12月に設備更新とエネルギー転換を行い、重油ゼロを実現。年間約176トンのCO2排出量削減の成果が出ています。

    松島湾を望む「松島一の坊」
    松島湾を望む「松島一の坊」

    温泉山荘だいこんの花|温泉熱×電化で宿全体の重油ゼロを実現

    みやぎ蔵王・遠刈田温泉「温泉山荘だいこんの花」では、2023年に温泉付客室へ導入した温泉廃熱利用システムに加え、2025年1月に食事会場の床暖房などのエネルギー源を重油から電気式ヒートポンプへ転換。客室や共用部を含め宿全体での重油ゼロを達成しました。

    森に点在するコテージ型のお部屋。温泉の熱を回収するシステムを導入済
    森に点在するコテージ型のお部屋。温泉の熱を回収するシステムを導入済
    お食事会場「ダイニング コの字」。床暖房が導入されている
    お食事会場「ダイニング コの字」。床暖房が導入されている

    ゆづくしSalon一の坊・ゆと森倶楽部|燃転で年間約30トンのCO2削減へ

    「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」と、みやぎ蔵王・遠刈田温泉「ゆと森倶楽部」では、温泉廃熱利用システムでエネルギー使用量・CO2排出量削減を進めてきた中、2025年12月15日に重油ボイラをガス対応型ボイラへ更新する燃転を実施。年間約30トンのCO2排出量削減を見込んでいます。

    ゆづくしSalon一の坊では、大浴場のカランやシャワー、お部屋の洗面台などへの給湯に活用
    ゆづくしSalon一の坊では、大浴場のカランやシャワー、お部屋の洗面台などへの給湯に活用
    蔵王国定公園内の森に佇む、ゆと森倶楽部。グループ内で最初に温泉廃熱システムを導入
    蔵王国定公園内の森に佇む、ゆと森倶楽部。グループ内で最初に温泉廃熱システムを導入

    「2つの快適」を両立する“快適エコ活動”で脱炭素に貢献

    お客様の快適性と、スタッフの負担軽減を同時に

    一の坊グループが省エネや脱炭素を推進する「快適エコ活動」は、「お客様の快適性」と「スタッフの負担軽減」という2つの快適を両立することを前提としています。
    床暖房や給湯設備の高効率化により、館内の温熱環境を安定させながら、運転管理の省力化も実現。環境配慮と快適性、現場負担の軽減を同時に実現することが、一の坊グループのサステナビリティの考え方です。

    温泉宿における脱炭素の実践例

    温泉の熱エネルギーを最大限に活かし、エネルギー転換を段階的に進めた結果、2025年時点で複数温泉宿で「重油ゼロ」を達成。温泉宿における脱炭素の実践例として、今後も地域の自然環境と共生しながら、CO2削減と再生可能エネルギーの活用を継続し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。


    株式会社一の坊について

    株式会社一の坊は、宮城県内で4つの温泉リゾートを運営。「理想の日常に出会う」をテーマに、温泉リトリートを提案しています。
    地産地消や環境配慮型の運営を推進し、オーダービュッフェによるフードロス削減や産地訪問を通じた食材選定など、地域とともに持続可能な観光を実践。これらの取り組みは、環境省主催「令和6年度気候変動アクション大賞」でも高く評価されました。

    生産者さま訪問と収穫体験一例_若手スタッフのやりがいや誇りにもつながっている
    生産者さま訪問と収穫体験一例_若手スタッフのやりがいや誇りにもつながっている

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