賃貸住宅市場レポート　首都圏版　2015年10月 および、関西圏・中京圏・福岡県版　2015年10月を発表

　不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地：東京都中央区、代表取締役社長：立野 良太郎)は、「賃貸住宅市場レポート　首都圏版　2015年10月」および「賃貸住宅市場レポート　関西圏・中京圏・福岡県版　2015年10月」を発表しました。 　首都圏版では「悪化が進む首都圏新築賃貸住宅市場」および「2015年8月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。 　また関西圏・中京圏・福岡県版では、トピックスとして「新築賃貸住宅空室率はアパート系が改善、マンション系が悪化傾向」および「2015年8月期の関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。 　これらの分析はアットホーム株式会社から提供を受けた、アットホーム全国不動産情報ネットワークに公開された情報若しくは成約状況を用いて行われています。 詳細PDF： 「賃貸住宅市場レポート　首都圏版　2015年10月」 http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol70_residential20151029.html 「賃貸住宅市場レポート　関西圏・中京圏・福岡県版　2015年10月」 http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol42_resikansai20151029.html 1．首都圏版の概要 (1) 悪化が進む首都圏新築賃貸住宅市場 　2010年頃までは20ポイント前後で推移していた新築賃貸住宅の空室率TVIは、その後悪化傾向となりました。特に神奈川県における悪化が顕著であり、2015年6月時点には44ポイント近くまで悪化しています。東京23区と千葉県は賃料が上昇を始めた2015年初めから急速に悪化しています。一方で、東京市部においては2014年の半ばに50ポイント近くまで悪化しましたが、その後改善に転じ、2015年6月現在では30ポイント後半で推移しています。東日本大震災の被災者が多く避難していた埼玉県は、震災後に空室率TVIが改善傾向となりましたが2014年初めから悪化に転じています。 図　首都圏の新築賃貸住宅の空室率TVI推移へのリンク https://www.atpress.ne.jp/releases/78835/img_78835_1.jpg (2) 2015年8月期　1都3県賃貸住宅指標 　首都圏のアパート系空室率TVIは全地域で悪化しました。新築の供給量が増加したことが空室率TVIを引き上げています。一方でマンション系空室率TVIは埼玉県で悪化傾向ですが、その他の地域は改善傾向となっています。 【東京都】 ＜全域＞ 空室率TVI(ポイント)：12.04 募集期間(ヶ月)　　 ： 2.90 更新確率(％)　　　 ：44.91 中途解約確率(％)　 ：37.28 ＜23区＞ 空室率TVI(ポイント)：11.83 募集期間(ヶ月)　　 ： 2.87 更新確率(％)　　　 ：44.25 中途解約確率(％)　 ：37.70 ＜市部＞ 空室率TVI(ポイント)：14.90 募集期間(ヶ月)　　 ： 3.13 更新確率(％)　　　 ：49.75 中途解約確率(％)　 ：33.89 【神奈川県】 空室率TVI(ポイント)：13.06 募集期間(ヶ月)　　 ： 3.51 更新確率(％)　　　 ：48.54 中途解約確率(％)　 ：36.80 【埼玉県】 空室率TVI(ポイント)：16.20 募集期間(ヶ月)　　 ： 3.37 更新確率(％)　　　 ：50.35 中途解約確率(％)　 ：35.78 【千葉県】 空室率TVI(ポイント)：13.16 募集期間(ヶ月)　　 ： 3.06 更新確率(％)　　　 ：51.27 中途解約確率(％)　 ：32.21 (出所)データ提供：アットホーム株式会社、分析：株式会社タス 詳細はPDFファイルをご参照ください。 「賃貸住宅市場レポート　首都圏版　2015年10月」 http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol70_residential20151029.html なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。 http://www.tas-japan.com/news/news.html 2．関西圏・中京圏・福岡県版の概要 (1) 新築賃貸住宅空室率はアパート系が改善、マンション系が悪化傾向 　過去5年の新築賃貸中立空室率TVIの変化率を比較すると、大阪府はアパート系が▲27％、マンション系が＋7％、京都府はアパート系が▲12％、マンション系が＋29％、兵庫県はアパート系が▲17％、マンション系が▲3％、愛知県はアパート系が▲3％、マンション系が＋20％、静岡県はアパート系が▲13％、マンション系が＋19％、福岡県はアパート系が▲25％、マンション系が＋7％、です。関西圏、中京圏、福岡県で全体的にアパート系の新築賃貸住宅空室率TVIが改善傾向、マンション系の新築賃貸住宅空室率TVIが悪化傾向となっています。 図　関西圏・中京圏・福岡県のマンション系新築賃貸住宅の空室率TVI推移へのリンク https://www.atpress.ne.jp/releases/78835/img_78835_2.jpg (2) 2015年8月期関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標 　空室率は対前月比では大阪府が悪化、その他の地域で改善。対前年同月比では、大阪府、京都府、静岡県で悪化、その他の地域で改善しています。またすべての地域で募集期間が対前年同月比で悪化しています。 【大阪府】 空室率TVI(ポイント)： 7.98 募集期間(ヶ月)　　 ： 5.36 更新確率(％)　　　 ：40.01 中途解約確率(％)　 ：48.28 【京都府】 空室率TVI(ポイント)：13.93 募集期間(ヶ月)　　 ： 5.86 更新確率(％)　　　 ：36.87 中途解約確率(％)　 ：50.59 【兵庫県】 空室率TVI(ポイント)：11.28 募集期間(ヶ月)　　 ： 5.37 更新確率(％)　　　 ：31.04 中途解約確率(％)　 ：54.86 【愛知県】 空室率TVI(ポイント)：14.11 募集期間(ヶ月)　　 ： 5.69 更新確率(％)　　　 ：36.24 中途解約確率(％)　 ：51.72 【静岡県】 空室率TVI(ポイント)：23.24 募集期間(ヶ月)　　 ： 7.07 更新確率(％)　　　 ：37.66 中途解約確率(％)　 ：49.09 【福岡県】 空室率TVI(ポイント)：11.14 募集期間(ヶ月)　　 ： 5.23 更新確率(％)　　　 ：38.18 中途解約確率(％)　 ：48.02 詳細はPDFファイルをご参照ください。 「賃貸住宅市場レポート　関西圏・中京圏・福岡県版　2015年10月」 http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol42_resikansai20151029.html なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。 http://www.tas-japan.com/news/news.html ■株式会社タスについて 　株式会社タスはトヨタ自動車株式会社(T)、豊田通商株式会社(T)、朝日航洋株式会社(A)、株式会社三友システムアプレイザル(S)が出資するトヨタのグループ企業です。システム評価のパイオニアとして不動産に関わる情報を収集・分析・ディスクローズすることにより、専門知識を誰でも簡単に視える化することを目指しています。不動産評価サービスTAS-MAPは、担保評価や顧客へのプレゼンテーション資料作成ツールとして多くの金融機関や不動産会社の時短に貢献しています。 会社名　　： 株式会社タス(英語名　TAS Corp.) 所在地　　： 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F 設立年月日： 2000年8月28日 資本金　　： 1億8千万円 出資　　　： トヨタ自動車株式会社 　　　　　　 朝日航洋株式会社 　　　　　　 株式会社三友システムアプレイザル 　　　　　　 豊田通商株式会社 Web　　　 ： http://www.tas-japan.com/