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国際インターネット接続サービス「グローバルIPネットワーク」の 日米間通信容量が世界で初めて1Tbpsを突破

 NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)の国際インターネット接続サービス「グローバルIPネットワーク」( http://www.ntt.net/ )において、2015年9月、日米間回線の通信容量が1Tbps(毎秒1テラビット、1テラ=1兆)(*1)を超えました。
 インターネットを流れるデータ量(トラヒック)は、今後も急速に増加し続ける傾向にあり、NTT Comは、2年後には現在の2倍程度の容量が必要になると予想しています。
 NTT Comは今後も日々のトラヒック動向を注視し、タイムリーに回線容量の増強を図っていきます。また、「グローバルTier 1キャリア」(*2)として、世界最高水準の品質保証、24時間365日ノンストップのグローバルなサポート体制によって、高品質なIPネットワークサービスを提供し続けることができるよう努めていきます。

グローバルIPネットワークの日米間ケーブル容量推移
グローバルIPネットワークの日米間ケーブル容量推移

<表>グローバルIPネットワークの日米間ケーブル容量推移
https://www.atpress.ne.jp/releases/74873/img_74873_1.png


1. 「グローバルIPネットワーク」の特長
 NTT Comの「グローバルIPネットワーク」は、日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアと世界主要各国に展開する高速・大容量のIP通信サービスです。日米間回線の容量は、ISPの中でも最大級を誇り、このたび世界で初めて1Tbpsを超えました。「グローバルIPネットワーク」は、米国Dyn社のリサーチ(Dyn Research)によると、アジアでは1位、グローバルで2位の市場シェアと位置付けられています。
 また、アジア・オセアニア域内のバックボーン総容量については、日米間を上回る1.5Tbpsを突破しています。


2. 回線容量拡大の背景とそれを支える技術
 昨今のスマートフォン・タブレット型端末の普及や、アクセス回線のブロードバンド化により、音楽・動画配信、SNS・ミニブログ、クラウドコンピューティングなどのインターネットサービスの利用者は世界的に急増しています。また、定額制で視聴し放題の音楽・動画配信や、ハイレゾ、4Kなどのデータ量が大きなコンテンツも普及の兆しを見せており、今後もこの拡大基調は続くものと予想されています。
 このような市場の伸びに迅速かつ効率的に対応するため、NTT Comは、積極的に新たな技術を開発・採用しています。バックボーンへの100ギガビットイーサネット技術の導入はその1つであり、既にアメリカ、ヨーロッパ、日本へと展開しています。今回の日米間の通信容量1Tbps超拡大においても、日米間海底ケーブル「PC-1」の100Gbpsデジタルコヒーレントを用いた光伝送システムを活用しました。
 NTT Comは、引き続き高速かつ安定的なデータ配信を実現する環境作りに努めるとともに、世界のインターネット環境発展、ICT化推進に貢献していきます。


*1:1秒間あたり約80本のHD映画に相当するデータ量を配信できる。
*2:インターネットの品質を上流のプロバイダに頼ることなく、自らをコントロールできる世界規模の広帯域IPバックボーンを保有するISPグループのことで、世界でも数社のみ。アジアではNTT Comが唯一のTier 1事業者。


<関連リンク>
「グローバルIPネットワーク」
http://www.ntt.net/

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企業動向
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その他IT・インターネット
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