「ポリメタック(R)」がエアロセンス社の自立型無人航空機の軽...

「ポリメタック(R)」がエアロセンス社の 自立型無人航空機の軽量骨格部品に採用  ~CFRPとアルミの金属樹脂一体化部品で、 少部品点数&軽量なシンプル構造を実現~

三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:淡輪 敏)の金属樹脂一体化技術ポリメタック(R)が、エアロセンス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社と株式会社ZMPの合弁会社)の自立型無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)の骨格部品として採用されました。

エアロセンス社の新開発自立型無人航空機
エアロセンス社の新開発自立型無人航空機

ポリメタック(R)は、従来では不可能であった様々な金属と樹脂の組み合わせにおける強固な接着・接合を可能にする新しいテクノロジーです。三井化学は様々な軽量化ソリューションを有していますが、ポリメタック(R)を活用することで軽量化だけでなく、部品点数の削減、製造工程の削減など新たな複合的ソリューションの提供が可能となります。
今回、三井化学はポリメタック(R)を活用した炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とアルミジョイントの一体化部品を、UAVの骨格としてエアロセンス社に提供しています。アルミジョイントについては、全面的に形状設計も担当し、ねじなどの締結部品を使用しないシンプルな骨格を実現するとともに、骨格の剛性の向上や大幅な軽量化に成功しています。


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(サイズ:全幅2,169mm×全長1,579mm×高さ594mm)
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(ポリメタック(R)を活用したCFRPとアルミの一体化部品)

エアロセンス社の谷口社長は、「エアロセンスは、UAVによる産業用ソリューションの提供を考えていますが、飛行距離、飛行性能の更なる改善のためには、強度を確保しながら、素材そのもの及び部品点数の削減による軽量化が必須でした。三井化学のポリメタック(R)を採用することで、想定飛行距離を40%伸ばすことができ、顧客へより一層の価値提供が可能になります。」とコメントしています。

三井化学・新自動車材開発室の平原室長は、「ポリメタック(R)の活用により、様々な金属と樹脂の接着・接合が可能であり、今回はCFRPとアルミの一体化を実現しています。ジョイントの形状を独自の解析技術を用いて設計し、約20の部品からなっていたジョイントを1点にまで削減することができ、ジョイントの50%軽量化・剛性の向上に貢献することができました。」とコメントしています。

三井化学は、今後ともポリメタック(R)の用途展開を推進し、自動車や電機部品など様々な用途へ軽量化ソリューションを提供していきます。


◆エアロセンス株式会社の概要
社名     :エアロセンス株式会社(Aerosense Inc.)
本社     :東京都文京区小石川五丁目41番10号
設立     :2015年8月
資本金    :1億円
資本準備金  :1億円
株主(出資比率):ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社:50.005%
        株式会社ZMP:49.995%
事業内容   :自立型無人航空機による画像撮影とクラウドによる
        画像データの処理を組み合わせた
        産業用ソリューションの開発・製造・販売


◆三井化学について( http://jp.mitsuichem.com )
三井化学の起源は1912年に遡ります。当時の社会課題であった食糧増産のため、石炭副生ガスから日本で初めて化学肥料原料を生産し、農業の生産性向上に大きく貢献しました。その後、石炭化学からガス化学へとテクノロジーを進化させ、1958年には日本初の石油化学コンビナートを築き、日本国内の産業界を牽引してきました。今では数多くの世界トップ製品を有しており、売上高1兆5,000億円、世界27か国、135社以上を抱えるグローバル企業へと成長しています。その事業ポートフォリオは、環境に優しい次世代自動車材料、健康・安心な長寿社会を実現するヘルスケア、食品の安心安全を守るパッケージ、食糧増産に貢献する農業化学品、電子材料、環境エネルギー分野と多岐に亘っています。三井化学は、今後も卓越したソリューションと「新たな顧客価値の創造」を通じ、社会課題の解決に貢献してまいります。

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