ガラスセラミック材料 MACOR(R)を精密電子機器産業向けにアジアで発売  ~高い汎用性と加工性で電子機器産業および半導体産業での利用に最適~

コーニング インコーポレイティッド(NYSE:GLW、以下 コーニング)は、2015年8月5日、加工可能な革新的ガラスセラミック材料、MACOR(R)を電子機器および半導体産業向けにアジア市場で発売いたしました。

画像1
画像1

精密部品製造での利用を念頭に誕生したMACORは、電子機器産業における急速な機器開発に適応できる材料です。独自の特性を備えたMACORは、革新的な電子機器試作品に用いる重要な部品に容易に加工することが可能です。従来の金属加工機械で加工することができ、製品開発時間の大幅な短縮を図れます。

コーニングインダストリアルプロダクツ、グローバルマーケティングアンドセールスマネージャーのフランク・ド・ロルジュリルは今回のMACOR発売について「MACORは高い機能性を持つ材料ですが、材料の切り替えに新たな加工機械は必要ありません。新型電子機器製品のテストをより簡単に、迅速に行えるようになります。技術革新が常に期待される中、メーカーにとって、MACORのような高品質・高信頼性の材料ソリューションを利用することが極めて重要でしょう。」と述べています。


■MACORの特徴
・高機能プラスチックを超える技術的な強度と絶縁性を持つ、高汎用性セラミック材料
・優れた公差(公差0.0005インチ、表面粗さ20マイクロインチ未満、平滑性0.5マイクロインチAAまで加工可能)
・低密度(2.5g/cm3)
・本材料同士、またその他の様々な材料と接合可能
・加工後の焼成が不要で、迅速な製造が可能
・高温でも安定し、アウトガスを発生しない気孔率0%の材料

極めて過酷な製造環境でも本来の性能を発揮する高機能セラミック材料であるMACORは、生産工程の短縮化、スピード化を可能にします。定評あるコーニングのカスタマーサービスおよび材料の迅速な納品システムと併せて、お客様はこれまでより早く新製品を市場に投入できるようになります。MACORは、航空宇宙、エレクトロニクス、医療、高真空、レーザーを含む様々な産業分野において幅広い用途に用いられる理想的材料であると評価されており、信頼ある部材として欧州や米国で広く使用されています。


■コーニングについて
コーニング( http://www.corning.com/jp/jp.html )は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。
また研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。
コーニングの事業および参入市場は常に進化しており、現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。


※本件に関しては2015年8月5日現在の情報となり、今後変更になる可能性がございます。

カテゴリ:
企業動向
ジャンル:
技術・テクノロジー
取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。