”イェール大学出版局「リトル・ヒストリー」シリーズ” 第11弾『若い読者のための心理学史』12月20日に発売!

    調査・報告
    2025年12月11日 11:30

    複雑すぎて面白い。心のしくみも、それを探る営みも。さまざまなアプローチ、 方法論あり、 学説、 流派あり。けっしてひとすじ縄ではいかない「こころの科学」史

    株式会社すばる舎(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:徳留慶太郎)は、”イェール大学出版局リトル・ヒストリー”シリーズの翻訳書第11弾『若い読者のための心理学史』を12月20日に発売します。

    内容

    「心理学発展の通史はえてして退屈で読みづらいものだが、本書はその対極にある傑作だ。心理学の世界へ魅力的で楽しい入門を求めているすべての人に心から推薦する」——ロバート・スターンバーグ(米国コーネル大学心理学教授)

    パブロフの犬から、ミルグラムの電気ショックの実験、CIAによる精神支配の秘密プロジェクト、さらには心理学界に新風をもたらしたポジティブ心理学まで……心理学のガイド役として英国を中心に活躍するヘイズが、東洋や世界各地にも目を配りつつ繰り広げる、心理学発展の物語。ユング、フロイト、ファノン、カーネマンといった主要な思想家にくわえ、劣等感、PTSDといった心理学の主要概念への理解も深まる一冊。

    心理学はその歴史をつうじて、より豊かに、より意味深く、より多様なものになった。手法の多様性こそが心理学の力である。
    そして、その力は、受容性を高め、人間の多様性を取りいれることによってのみ、さらに強化される。(本書 最終章=第40章より)

    目次

    1章 はじめに
    2章 進化する科学
    3章 フィニアス・ゲージの伝説
    4章 精神物理学と初期の心理学
    5章 無意識
    6章 生得主義者(ネイティビスト)の説
    7章 行動主義心理学者の挑戦
    8章 職場の心理学
    9章 試される時代
    10章 社会生活の理解
    11章 ゲシュタルト学派
    12章 ふたりのポスト・フロイト派
    13章 行動主義の根づき
    14章 発達する精神
    15章 失われた環
    16章 人間主義運動
    17章 心理学、戦争に行く
    18章 ナチズムを解き明かす
    19章 同調と黙従
    20章 心の逆襲―

    21章 感情とストレス
    22章 関係を育む
    23章 社会的学習
    24章 態度の変容
    25章 冷戦下の心理学
    26章 精神医学の正統派に挑む
    27章 アメリカの社会心理学
    28章 ヨーロッパの社会心理学
    29章 世界の心理学
    30章 文化と自己
    31章 神経心理学の発展
    32章 コンピューター登場
    33章 知覚を理解する
    34章 統制(コントロール)と行為主体性(エージェンシー)
    35章 社会的な子ども
    36章 うまれか育ちかの論争はつづく
    37章 無力感から楽観主義へ
    38章 意思決定
    39章 接続点、ネットワーク、神経可塑性
    40章 方法論の革命
    索引

    書籍概要

    本文より
    本文より
    本文より
    本文より
    本文より
    本文より

    発行   :株式会社すばる舎
    著者   :Nicky Hayes( ニッキィ・ヘイズ)
    翻訳者  :月沢 李歌子(ツキサワ リカコ)
    版形   :A5変形:上製
    頁数   :340ページ
    ISBN :978-4-7991-1371-4
    Cコード :0011
    定価   :本体3200円+税

    著者略歴

    ◆著者:Nicky Hayes( ニッキィ・ヘイズ)
    1953年、イギリス・バークシャー州出身。リーズ大学で心理学を学び、リーズ市でのソーシャルワーカー勤務などののち、1981年にリーズ大学にもどり、1983年、教育学修士号を取得。50年にわたり心理学に携わり、現在は英国心理学会会長を務めている。『なにを考えているのか?(What Are You Thinking?)』『あなたの脳とあなた(Your Brain and You)』『社会心理学の基礎(Fundamentals of Social Psychology)』など著書多数。
    ◆翻訳者:月沢 李歌子(ツキサワ リカコ)
    津田塾大学大学院後期博士課程満期退学。著書に『仕事も勉強も遊びもあきらめない! 夢をかなえる時間術』、おもな翻訳書に『若い読者のための経済学史』『若い読者のための哲学史』(以上いずれも、すばる舎刊)がある。

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