スリクソンテニスシューズ「プロスパイダー アルファ グリップ」を新発売

ダンロップスポーツ(株)は、住友ゴム工業(株)※1と共同開発の特色あるソールを搭載したテニスシューズ、スリクソン「プロスパイダー アルファ グリップ」を8月30日から新発売します。蹴り出しに必要な「グリップ力」と引っかかり過ぎない「スライド性」を同時に実現。プレーヤーのパフォーマンスアップにつながります。メーカー希望小売価格は、14,200円＋税です。

SRIXON「プロスパイダー アルファ グリップ」

当社は、住友ゴム工業(株)研究開発本部の協力を得て、テニスの動作解析・基礎研究を2年かけて徹底的に行った結果、「グリップ」の要は「拇指球」にあるということがわかりました。現行モデルの「プロスパイダー」の左右方向へのパフォーマンスをさらに進化させ、「蹴り出す方向」へはグリップ力が強くなり蹴り出せ、「スライドする方向」へは引っかからずスライドしながら止まるという、相反するグリップ性能を実現しました。
※1 ： 住友ゴム工業(株)は当社の親会社で、タイヤ事業、産業品事業を行っています。

■スリクソンテニスシューズ「プロスパイダー」の特長
網にかかった獲物を捕らえるようなクモ（スパイダー）のように、瞬時のグリップ力と適度なスライド性をバランスよく調和させたテニスシューズです。現在発売している「プロスパイダー」は、WTAランキング57位の奈良くるみ選手（安藤証券）や34位のザリナ・ディアス選手（カザフスタン）が着用し、世界で活躍しています※2。「プロスパイダー」はフィット感、ホールド感を求めるプレーヤーに、「プロスパイダー アルファ グリップ」は締め付けが少なく快適性を求めるプレーヤーにおすすめの競技モデルです。
※2 ： ランキングは2015年6月29日現在。

■スリクソンテニスシューズ「プロスパイダー アルファ グリップ」の特長
（1）オムニ＆クレーコート用におけるソールパターン
＜蹴り出し方向にななめに傾けた突起（以下「スタッド」）が強力なグリップ力を実現＞
拇指球部分のスタッドだけ、蹴り出すときに力のかかる方向へ倒されているため、蹴り出す方向へスタッドが突き刺さりやすく、強力なグリップ力を生み出します。

＜つま先方向の適度なスライド性を実現＞
スタッドをグリップ方向に倒していることで、滑りが必要な方向ではスタッドがコートを噛まず抵抗を少なくし、つま先方向へはスライドしやすく設計してあります。

＜4方向に傾けたスタッドが幅広い蹴り出しに対応＞
多方向の蹴り出しに対応するため、オムニ＆クレーコート用ではスタッドの向きにこだわり、「-15度、-5度、5度、15度」と4方向へ最適化し、幅広い蹴り出しを実現しました。

＜スタッドを支える「スタッドサポートリブ」＞
スタッドを傾斜させたことで、スタッド自体は倒れやすくなってしまいます。これを解消するため、スタッドを支える「スタッドサポートリブ（倒れ防止リブ）」を装着。着地時にスタッドが倒れて、コートに突き刺さりにくくなるのをリブが支え、蹴り出し時にスタッドがめくれ上がろうとするのをリブが引き戻します。

（2）オールコート用におけるソールパターン
＜タイヤ設計技術（パターン剛性※3）を応用したソールパターン＞
うねった溝（ヘリンボーン）が、グリップする方向へは適度に引っかかり地面をつかみ、スライドする方向へは、引っかかり感は小さく押さえてあります。小指方向（左右方向）には適度に柔らかく、つま先方向（前方向）にはパターンが変形しづらくなるようゴムの硬さを調整して、「グリップ」と「スライド」の両立に成功しました。

（3）選べる2種類の高機能インソール
商品出荷時には、クッション性と快適性を重視した、「ソフトタイプ」インソールが装着されています。
強力なグリップ力を発揮する「プロスパイダー アルファ グリップ」には「パフォーマンスタイプ」インソールがおすすめです。激しく踏み込んだときの安定性が高く、素早い動きを可能にします。

■スリクソン「プロスパイダー アルファ グリップ」着用選手のコメント
＜田中優季選手※4（メディカルラボ）＞
履いた時の足入れ感がとても良いです。見た目はしっかりしているのに柔らかく感じ、つま先部分の形が私に合っていて、動きやすいです。発売中の「プロスパイダー」より、グリップ力を感じました。1歩目の蹴り出しがコートをグリップするため、動きが早くなる気がします。スライドしたい時も適度にスライドすることが出来るシューズです。デザインが可愛くてとても気に入りました。
※4 ： WTAランキングは2015年6月29日現在429位です。