近畿大学附属小学校が大学教員による「お薬教室」を実施 初の高学年対象で、薬物の過剰摂取が体や脳に与える影響を学ぶ

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    2024年2月13日 14:00
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    令和5年(2023年)低学年向けお薬教室の様子
    令和5年(2023年)低学年向けお薬教室の様子

    近畿大学附属小学校(奈良県奈良市)は、令和6年(2024年)2月20日(火)に、近畿大学との連携授業の一環として、薬学部准教授 船上仁範を講師に迎え、「お薬教室」を実施します。
    これまでは、低学年を対象に薬の役割や飲み方を伝えていましたが、今回は初めて高学年の小学5年生126人を対象とし、社会問題となっている薬物乱用の低年齢化の防止を目的とした内容で実施します。

    【本件のポイント】
    ●薬物乱用の低年齢化の防止を目的とした、高学年対象の「お薬教室」を実施
    ●薬物の過剰摂取が体や脳に与える影響を知ることで、正し知識と判断力を身につける
    ●小学生が近畿大学薬学部の教員から直接学べる、大学附属校ならではの連携授業

    【本件の内容】
    近畿大学附属小学校では、「智・徳・体」の教育方針を軸に、総合大学である近畿大学の附属校であるメリットを最大限に生かして、大学とのさまざまな連携授業を実施しています。
    その一環として、平成22年(2010年)から近畿大学薬学部 船上仁範 准教授を講師に迎え、3年生対象の「お薬教室」を行っています。近年オーバードーズなど薬物乱用の低年齢化が問題となっている中、小学生への薬物乱用防止教育は逆に興味を持たせてしまうのではないかという懸念がありますが、心身が発達する小学生のうちに薬物についての正しい知識と判断力を身につけることが、薬物乱用の防止につながります。今回初めて実施する高学年対象の「お薬教室」では、3年生で学んだ「薬の正しい飲み方」からさらに踏み込んだ、薬の過剰摂取が体や脳へ与える影響を学びます。児童はこの教室を通して、薬の使い方を間違うことの怖さを知り、薬物乱用の危険から身を守るための判断力を養います。

    【開催概要】
    日時:令和6年(2024年)2月20日(火)8:45~12:25
       桜組 8:45~9:30 松組 9:40~10:25
       梅組 10:45~11:30 竹組 11:40~12:25
    場所:近畿大学附属小学校 合同教室(学習室)
       (奈良県奈良市あやめ池北1-33-3、
        近鉄奈良線「菖蒲池駅」下車徒歩約1分)
    対象:5年生 126人

    【講師プロフィール】
    船上仁範(ふなかみよしのり)
    近畿大学薬学部医療薬学科 准教授
    学位  :博士(薬学)
    専門分野:神経科学、ストレス科学
    研究内容:ストレスで生じる脳を介した自律神経系や内分泌系の変化とストレス関連疾患(うつ・不安・低血圧など)発症メカニズムの関係についての研究、ストレスマーカーの探索

    【関連リンク】
    薬学部 医療薬学科 准教授 船上仁範(フナカミヨシノリ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/727-funakami-yoshinori.html

    薬学部
    https://www.kindai.ac.jp/pharmacy/
    近畿大学附属小学校
    https://www.fes-kinder.kindai.ac.jp/fes/

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