今年話題になった注目の占い師第1位は?『2025年占い業界レポート』発売開始

    占い業界の現状がわかる!2025年占い業界レポート

    その他
    2025年12月15日 07:07

    Mari-Ciel株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:鯉沼 寿慈、以下 マリーシェル)は、2025年占い業界レポートの販売を12月15日から開始いたします。

    Topics1 占い系企業の上場廃止

    株式会社ザッパラス(証券コード:東証スタンダード3770)は、株式会社光通信による株式交換を通じ完全子会社化され、2025年10月30日に上場廃止となりました。2025年7月25日の株式交換契約締結、9月30日の臨時株主総会での承認を経て、光通信グループの一員として事業を継続しています。

    以前の占い業界レポートでも記載のとおり、当企業は動画サービスの失敗後、Mari-Ciel株式会社のレポートおよび動向に合わせ、類似展開を繰り返してきたため、事業方針がぶれ、計画性がない点を指摘されており、リスク大の評価を受けていました。

    主な類似点
    SNS運用:Mari-Ciel株式会社の代表ブログで書かれた内容と似た発信を繰り返していた。
    サイト名:動画サービス『占いTV』が、動画サービス失敗後、『占いTVニュース』に代わり、Mari-Ciel株式会社の『占いニュース』に似せたと指摘された。 
    イベント:Mari-Ciel株式会社の代表ブログで、アプリ集客でイベントの有効性を繰り返し記載後、イベント事業を開始し、その後撤退。
    店舗:イベント同様に、Mari-Ciel株式会社の代表ブログで、店舗からのアプリ誘導の有効性を繰り返し記載後、店舗事業を開始。

    以前のレポートで、企業の規模を鑑みずにMari-Ciel株式会社の真似ばかりで、事業企画部門の機能不全が指摘されていた。上記の問題を重く見たMari-Ciel株式会社が代表ブログの更新を意図的に止め、事業・販促手法の公開を控えるようになったことで、上場を維持する計画が立てられなくなった可能性もある。

    Topics2 チャット占いの先駆けが崩落

    チャット占いの先駆けとされるサービスの崩落が止まらない。上場のタイミングで、ホールディングス傘下の企業で運営されたサービスで、不正問題がたびたび報告されていた。運営元の代表が会社を去り、その後、本サービスはホールディングス傘下の別の会社で運営され、サービス立ち上げにかかわった人材が誰もいない状態になっていた。

    2025年概況:占い業界は変化が求められ、淘汰の波が押し寄せた

    占い業界の各領域の2025年の概況をまとめています。
    1.書籍・出版
    2.TVメディア
    3.WEB・アプリ
    4.店舗
    5.その他

    1.書籍・出版

    低調。目立った新書の発刊がない。女性誌などの雑誌の占いコーナーは、ほぼ広告枠になっており、各社独自の色は見られない。占い業界で実際に活躍する占い師の名前が監修・執筆として挙がることなく、実績がほぼない無名占い師が増えた。

    2.TV・WEBメディア

    変化なし。TV制作会社の問題が以前残っている。以前、反社とかかわりのある占い師で番組を展開していた問題があった。現在もその制作会社が中心に占い番組を展開するため、実際には占い業界では目立った実績のない占い師が著名占い師のような扱いで番組に出るケースが続いている。タレント、放送作家とまったく占い師としての実績がない人間が著名占い師とされる現状がある。
    こうした問題点を付くような話が上がると、TVメディア関係は一気に崩壊するし、出版にも影響が出ることが予想される。

    2025年話題になった注目の占い師第1位は?

    まるっとさん |東京・タロット占い

    2025年7月に、あるユーザーのXポスト(占い)で3,600,000impの大バズリがあり、名前が知れ渡った。もともと出演日が毎回満席になり、知る人ぞ知る占い師であったが、この日を機に即日1か月分の予約がすべて埋まる状況が発生。2025年11月には、TVで本占い師のリピーター(タレント)が「しょっちゅう通っている」と発言し、取材が入り、TV東京の『発掘!アド街ック天国』で紹介。TVで占い師が出演するケースは、販促のための仕込みなどが中心であるが、今回のケースはそれらと異なりイレギュラーケース。実際に広告費を支払ってTV出演した店などでは、店頭にメディア出演の張り紙が並ぶが、この占い師の店ではそうした行為は一切なされていない。

    過去、メディアが紹介した予約の取れない占い師は、1日2,3人、場合によっては1人だけという実情であったのとは異なり、まるっとさんは、1日6~8件の鑑定客を受けており、その予約状況はOPENに確認できることからもわかる。新規顧客のリピート率が80%を超えており、リピーターだけでほぼ毎月の予約が埋まるが、予約は翌月分しか受け付けていないため枠に限りがあり、新規は紹介客しか受けられない状況が続いている。

    TVの占いコーナーや雑誌の占いコーナーに名が挙がるどの著名占い師よりも、鑑定スキルがずば抜けていると、どちらの占い師の鑑定も受けた人間が評しており、タロット占いでは鑑定実績だけならTOPとされる。

    首都圏の駅ビルで、占いテナントが成立しているのは、この占い師の店だけであることからも、今年バズったまるっとさん他、本占い館のレベルの高さには注目が集まる。

    占い業界の課題

    1.口コミ、比較サイトの不正対策

    google口コミの不正が横行している。書籍なども発刊する著名占い師とされる人物が代表の原宿の占い館チェーン、また池袋エリアの占い館では、以前から利用者の強制口コミが確認されていた。高評価を強制するような手法で、ユーザーを欺く行為であるが、こうした点が以前改善されない状況がある。

    また、占い比較サイトでの占い師画像の無断利用の問題がここ数年指摘され、その一部は訴訟に発展するケースが増えている。上場企業が運営するサイトでも、こうした問題で相手先から損害金等を請求されるに至る。こうした問題で、署名サイトに問題が提起され、上場直後の企業の名前があがり、その企業側の役員が相手先の占い師への嫌がらせをSNSで行うなどし、さらにそれが署名サイトで明らかにされ、問題となるサイトの閉鎖の他、現在もこの問題は収集が付いていない。現在200名前後の賛同で目立っていないことが幸いし、イメージ悪化による株価への影響が出ていないが、役員数名のパワハラ体質が明かされていることで、何かのきっかけでこの問題がフォーカスされるリスクがある。これに関連して、別の上場企業の上場時の説明資料に虚偽の内容が含まれていることも明らかにされた。該当する企業は、この指摘を受けた後、当企業の傘下を抜けている。

    こうした不正に対する反発の声が一部では出てきている。日和見主義の占い師が多い中では、こうした反発の声に賛同する流れは生まれていないが、サービスを利用するユーザー側が何かをきっかけにこの声に反応すると、不正を行う企業のサービスから、顧客の離脱が始まり、売上減少になることで、撤退か・改善かを迫られる状況は起こってもおかしくはない。

    2.犯罪行為を起こせない体制構築が進まない

    個人占い師の犯罪で、霊感商法と呼ばれる問題や洗脳といえるような犯罪行為がここ数年報告されている。企業サービスでは、こうした問題が報告されていないが、問題を起こす占い師が過去に企業サービスで活動しているケースも報告されている。

    上場企業傘下のサービスだから安全ということはなく、比較サイトでの不正の70%は上場企業のサービスであり、占い業界内で”大手と呼ばれる”企業ほど、問題を抱えている現実がある。

    以前、業界の健全な発展を目的とし、企業の垣根を超えた団体が設立されたことがある(現在は解散)が、発起人が占い師の法に抵触する行為を黙認した者であり、参加者にはトラブル報告が多数ある団体、不正行為が常態化する企業であったことから、NPOを隠れ蓑にしているとの指摘があった。この団体は現状は解散されているが、上場企業の傘下が運営する占い事業に関しては、その企業の主要メンバーが担当するケースはほぼいない。倫理観に欠け、法を遵守することない者がいても当然だという声も多い。

    こうした背景から、占いが好きで、純粋に占い業界の発展・改善を考える者が率いるサービスがシェアを獲得し、他の企業がそこに習うような形にならない限りは、現在の状況は変わりにくい。

    2025年に起こった変化では、こうした流れが生まれるきっかけになる可能性があり、これから数年内に変革が起こることを期待したい。

    2026年に占い業界で起きる変化・展望

    VR占いサービスが出現するなど、新たな領域の占いサービスが生まれる流れが出ており、AIなどの導入も拡がりつつある。そんな中でも、他社がBtoC向けのAI活用を展開する中で、BtoBにも目を向けて展開するサービスが先日発表されている。それが『コミュニケーション最適化AIブリッジ』。店舗でのリピート率の向上ツールとして生まれたツールで、ユーザーに合う占い師を即座に判断し、店側が適切な占い師に鑑定対応させることで、リピート率が飛躍的に上がるツールである。すでに効果検証済みで、首都圏の占い店舗のリピート率は1~5%とされる中、40%超の実績を出している。これは占い店舗に限らず、類似のエステやネイルなどの接客サービスではそのまま利用できる他、保険営業や人材派遣の採用業務などでも利用できるとされる。占いは女性が90%と言われる中、『コミュニケーション最適化AIブリッジ』を検証した店舗では、男女比が5:5となっており、男性ユーザーのリピート、定着化が図れていることがわかる。

    この『コミュニケーション最適化AIブリッジ』を活用した店舗の周辺は、競合店舗がすべて消えている。占いユーザーがその店に集中したことで他店の存続が難しくなったことが予想されており、これが他のエリアでも同様のことが確認されると脅威である。首都圏では、リピート率1~5%が示す通り、スキルの高い占い師が少ない。つまり、『コミュニケーション最適化AIブリッジ』導入店舗がリピート率を20%以上に上げてしまうと、どの店も太刀打ちできない状況になり、すでに実証されたエリアと同様に40%を超えると個人経営でない限りは撤退という選択になるだろう。

    こうした展開が2026年に起こりうる可能性がある。現時点では2027年2月に新店舗に導入という記事が出ており、それより前に出店が進むと、2026年に店舗の構図が様変わりすることになるかもしれない。

    占い業界レポート目次

    第1章:2025年占い業界のTopics
    第2章:2025年占い業界の概況
    第3章:2025年占い業界の領域別プレーヤー分析
    第4章:2025年話題になった注目の占い師
    第5章:2025年占い業界の課題
    第6章:2026年占い業界に起きる変化・展望

    参考)
    https://mari-ciel.co.jp/2025report/

    会社情報

    商号   : Mari-Ciel株式会社
    代表者  : 代表取締役 鯉沼 寿慈
    所在地  : 埼玉県さいたま市大宮区宮町1-86-1-6F7F
    設立   : 2015年5月
    資本金  : 4,000,000円
    URL   : https://mari-ciel.co.jp/

    問い合わせ窓口

    Mari-Ciel株式会社 担当窓口/田中
    E-mail:info@mari-ciel.co.jp

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