アガリクス専門研究メーカーの東栄新薬、 β-グルカン測定技術で3件目の米国特許を取得
― 露地栽培アガリクスKA21の研究から生まれた技術。 日本・米国とも3件が登録。 真菌症の診断やサプリメントの品質評価への応用に期待 ―
アガリクス専門研究メーカーの東栄新薬株式会社(所在地:東京都三鷹市、代表取締役:元井 章智)は、ブラジル産露地栽培アガリクスKA21(アガリクスKA21)の共同研究から生まれた「β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キット」について、2026年9月15日付で米国特許(US 12,736,534 B2)が発行されたことをお知らせします。
本技術は、東京薬科大学薬学部免疫学教室との共同研究の中で発案されました。これにより、β-グルカン測定に関して日本国内で特許を取得した3件の技術について、いずれも米国でも特許を取得しました。

US特許証
■米国特許の概要
米国特許番号 : US 12,736,534 B2
発行日 : 2026年9月15日
発明の名称 : β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・
定量方法および検出・定量キット
(英語名:Method for detecting and quantifying
beta-1,6-branched beta-1,3-glucan or beta-1,3-glucan,
and kit for detecting and quantifying the same)
特許権者・出願人: 東栄新薬株式会社
発明者 : 山中 大輔、安達 禎之
出願番号 : 米国 17/910,526
(国際出願 PCT/JP2021/032154、優先日:2020年9月7日)
日本の対応特許 : 特許第7632898号(登録日:2025年2月10日)

US特許証詳細
■本技術について
β-グルカンはアガリクスなどのキノコの主成分で、結合様式や分岐構造によって性質が異なります。本技術は、分割したレポータータンパク質を利用して、β-1,6-分岐β-1,3-グルカンとβ-1,3-グルカンを検出し、定量する方法とキットです。対象のグルカンが検体に含まれると、それぞれに結合する融合タンパク質によって活性型のレポータータンパク質が再構成され、その量を測ることで定量します。
次のような分野への応用が期待されます。
・真菌症の診断キット
・露地栽培アガリクスKA21をはじめとするサプリメントのβ-グルカン含有量測定・品質評価
・β-グルカンの作用メカニズムの研究
なお、本技術については中国でも出願しており、2026年9月1日付で特許権付与に向けた登録手続の通知を受領しました。現在、登録に向けた手続を進めています。

露地栽培アガリクスKA21
■β-グルカン測定に関する特許(日本・米国)
以下の3件の技術について、日本と米国の両国で特許を取得しています。
・β-グルカン結合タンパク質、β-グルカン検出キット、人工DNAおよび細菌:日本 特許第6966756号(2021年10月26日登録)/米国 US 11,542,307 B2(2023年1月3日発行)
・β-1,6-グルカナーゼ変異体とβ-1,6-グルカンの測定方法:日本 特許第7052967号(2022年4月4日登録)/米国 US 11,479,803 B2(2022年10月25日発行)
・β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キット(今回):日本 特許第7632898号(2025年2月10日登録)/米国 US 12,736,534 B2(2026年9月15日発行)
いずれも特許権者は東栄新薬株式会社です。
■β-グルカンとアガリクスについて
β-グルカンは、キノコ、カビ、酵母など真菌類の細胞壁に含まれる多糖類で、β-1,3-グルカンやβ-1,6-グルカンなどがあります。β-1,3-グルカンは免疫細胞のDectin-1に結合して免疫応答に関わるほか、その認識の仕組みは医療現場で深在性真菌症の診断に応用されています。
露地栽培アガリクスKA21は、東栄新薬が独占的に保有するKA21株(キング・アガリクス21株)を用い、アガリクスの原産地ブラジルで太陽光のもと露地栽培したアガリクス(学名 Agaricus blazei / brasiliensis / subrufescens)です。暗所で栽培されるハウス栽培品に比べて子実体が大きく育ち、ビタミンDなどの栄養成分を多く含むことが確認されています(日本食品分析センター調べ)。抗酸化活性もハウス栽培品の5倍以上と報告されています(International Journal of Medicinal Mushrooms, 2019; 21(3): 31-43)。
■今後の展開
東栄新薬は、アガリクス専門研究メーカーとして、β-グルカンの正確な測定技術と作用メカニズムの解明に取り組み、アガリクス研究の科学的基盤を広げていきます。中国で特許権が発効した際には、あらためてお知らせします。
■東栄新薬株式会社について
東栄新薬は1973年設立のアガリクス専門研究メーカーです。1996年からKA21株の研究開発と製品化に取り組み、東京薬科大学、麻布大学、慶應義塾大学、国立長寿医療研究センター、順天堂大学、東京大学、至学館大学などとの共同研究を通じて、これまでに34本の国際論文を発表しています。
商号 : 東栄新薬株式会社
本社 : 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1-11-23
代表者 : 代表取締役 元井 章智
資本金 : 1,000万円
事業内容: 露地栽培アガリクスKA21の研究開発・製造・販売























