東栄新薬、露地栽培アガリクスKA21の 免疫調整作用に関する新たな知見を発表
~肝臓保護作用との関連を第26回日本抗加齢医学会 優秀演題として発表~
東栄新薬株式会社(本社:東京都三鷹市、代表取締役:元井 章智)は、第26回日本抗加齢医学会総会において、優秀演題として採択された「露地栽培アガリクスKA21株子実体β-グルカンのマウス体内動態と免疫応答調整作用」を東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で学会発表しました。

露地栽培アガリクスKA21株
■発表のポイント
・第26回日本抗加齢医学会において優秀演題として採択・発表
・東栄新薬と東京薬科大学が共同開発したβ-グルカンの定量に関する特許技術を活用
・経口摂取したβ-グルカンが体内へ移行し、肝臓へ集積することを確認
・露地栽培アガリクスKA21の肝臓保護作用に関する新たな免疫調整メカニズムが示唆
■学会発表概要
学会名 : 第26回日本抗加齢医学会総会
演題名 : 露地栽培アガリクスKA21株子実体β-グルカンのマウス体内動態と免疫応答調整作用
発表日 : 2026年6月27日
発表者 : 東京薬科大学免疫学教室 山中 大輔先生(優秀演題賞受賞)
共同研究機関: 東京薬科大学薬学部免疫学教室、東栄新薬株式会社
会場 : パシフィコ横浜ノース
■研究の背景
東栄新薬株式会社は、これまで東京薬科大学との共同研究により、免疫調節作用や抗酸化作用に加え、マウス急性肝障害モデルにおいて肝障害マーカー(ALT、AST、LDH)の上昇を抑制し、肝臓保護作用を有する可能性を報告してきました。しかし、その作用メカニズムについては十分に解明されていませんでした。
そこで今回、東栄新薬と東京薬科大学が共同で開発したβ-グルカンの定量に関する特許技術を活用して、KA21由来β-グルカンの体内動態と免疫応答への影響を解析しました。
■今回の研究結果
本研究では、露地栽培アガリクスKA21由来β-グルカンをマウスへ経口投与し、体内分布を解析するとともに、In vitro試験で免疫応答への影響を評価した結果、以下を確認しました。
・経口摂取したβ-グルカンの一部が、肝臓へ集積することを確認
・β-グルカンが約4週間にわたり体内に保持されることを確認
・炎症を引き起こす働き(NF-κB)が有意に抑制されることを確認(In vitro試験)
・炎症を抑える働き(IκBα)が有意に高まることを確認(In vitro試験)
これらの結果から、露地栽培アガリクスKA21由来β-グルカンは、免疫を単純に活性化するのではなく、過剰な炎症反応を抑えながら免疫バランスを調節する「免疫調整作用」を有する可能性が示されました。また、本研究により明らかとなった免疫調整メカニズムは、これまで東栄新薬と東京薬科大学が共同研究で報告してきた露地栽培アガリクスKA21の肝臓保護作用に関する作用機序の一端であることが示唆されました。
本研究成果は、露地栽培アガリクスKA21の免疫調整作用と肝臓保護作用との関連を示す新たな科学的知見となります。今後は、免疫や肝臓保護に関する研究をさらに進めるとともに、食品素材・サプリメント原料として医療機関での活用や、新たな製品開発への応用が期待されます。
■アガリクスについて
アガリクスは、健康食品やサプリメントの素材として広く利用されている食用キノコの一種です。一方で、菌株、栽培条件、産地などによって含有成分や特性が異なり、アガリクス含有製品は製品ごとに品質が異なるとされています。
■ブラジル露地栽培アガリクスKA21株(アガリクスKA21)
露地栽培アガリクスKA21は、東栄新薬株式会社が30年以上にわたり研究開発を続けている独自のアガリクス原料です。ブラジルでキング・アガリクス21(KA21)株を使用し、太陽光の下で露地栽培されています。
暗所で栽培される一般的なハウス栽培アガリクスと比較して大きく成長し、ビタミンDを豊富に含むほか、抗酸化活性が高いことが確認されています。

左:ハウス栽培アガリクス 右:露地栽培アガリクス

ビタミンDの含有量の比較

抗酸化活性の比較
(*1) 日本食品分析センター調べ
(*2) Yamanaka et al. BMC Complementary and Alternative Medicine 2014, 14:454
■東栄新薬株式会社
東栄新薬株式会社は、露地栽培アガリクスKA21株の研究開発を30年以上にわたり一貫して行い、大学・医療機関との共同研究を行っています。これまでに国際論文34報(2026年6月現在、アガリクスメーカーとしてトップクラス)、国内特許6件、米国特許2件を取得しています。
共同研究先には、麻布大学獣医学部、慶應義塾大学SFC研究所、国立長寿医療研究センター、至学館大学健康科学部、順天堂大学医学部、東京大学食の安全研究センター、東京薬科大学薬学部免疫学教室などがあります。
これまでに、免疫、自律神経調整、睡眠、ストレス( https://www.atpress.ne.jp/news/365676 )、健康寿命( https://www.atpress.ne.jp/news/610321 )、男性更年期( https://www.atpress.ne.jp/news/575710 )、腸内環境(Akkermansia muciniphila)、ダイエット( https://www.atpress.ne.jp/news/384459 )、育毛( https://www.atpress.ne.jp/news/397792 )、認知機能( https://www.atpress.ne.jp/news/550551 )、肝機能、心機能など幅広い分野で研究成果を発表しています。現在も国内外の大学・医療機関との共同研究を継続しており、今後も新たなエビデンスの創出に取り組んでまいります。
























