美術作家の伊藤 存、contact Gonzo、志賀 理江子らによる展覧会 『知らない都市―INSIDE OUT』 京都精華大学ギャラリーフロールにて7月4日(土)より開催

    イベント
    2015年6月16日 14:00

    京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:竹宮 惠子)では、2015年7月4日(土)~8月2日(日)の期間、『知らない都市―INSIDE OUT』を、本学ギャラリーフロールにて開催いたします。

    伊藤 存「地域アートプロジェクト報告展〈磯部湯活用プロジェクト〉」2014年/アーツ前橋

    <京都精華大学ギャラリーフロール>
    http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/


    本展では、都市における空間・想像・リアリティの新たな可能性について、アート、生活工芸、建築、身体表現など、多様な文脈と表現手段で発信を続ける伊藤 存、contact Gonzo、志賀 理江子、dot architects、中村 裕太の作品やプロジェクトを紹介します。


    本展は、金沢21世紀美術館のキュレーターとして数々の展覧会を手がけた芸術学部教員の吉岡 恵美子の企画による展覧会です。吉岡の担当科目「現代アートプロジェクト演習4」では、現代アートのキュレーション(展覧会を企画し、実施すること)を実践的に学んでおり、2014年度後期は授業成果として、学生の企画による展覧会「知らない都市 distant neighborhood」(伊藤 存、中村 裕太が出品)を市内2ヵ所のギャラリーで開催しました。

    その第2章として構想された本展では、本学卒業生2名がメンバーとして在籍するcontact Gonzoなど新たに3組の作家を加え、本学ギャラリーフロールの展示スペースにおいて領域横断的な展示とライブなプログラムでの新展開を図ります。なお、5組の作家全員が本展にあわせた新作を発表予定。
    学生たちは関連プログラムの運営に携わっており、展覧会をつくる過程を現場で学んでいます。


    【『知らない都市―INSIDE OUT』開催概要】
    出品作家:伊藤 存、contact Gonzo、志賀 理江子、
         dot architects、中村 裕太
    会期  :2015年7月4日(土)~8月2日(日)
    時間  :11:00~18:00(ただし、8月1日と2日は10:00~16:00)
    入場料 :無料
    会場  :京都精華大学ギャラリーフロール
         (〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137)
    アクセス:●JR 京都駅または阪急 烏丸駅から地下鉄で終点 国際会館駅下車
          3番出口より、無料スクールバスに乗り換えて約10分
         ●京阪 出町柳駅から叡山電鉄 京都精華大前駅下車すぐ
    主催  :京都精華大学
    企画  :吉岡 恵美子(京都精華大学 芸術学部教員)
    企画協力:尾嶋 香菜子、古迫 彩貴、脇田 眞季
         (京都精華大学 芸術学部洋画コース4年)
         高畑 紗依(京都精華大学 芸術学部版画コース4年)ほか

    ※関連プログラムなど詳細は、京都精華大学ギャラリーフロールのサイトをご確認ください。

    <京都精華大学ギャラリーフロール>
    http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/


    【関連プログラム】
    7月4日(土)オープニング・イベント
    16:00~17:20 出品作家によるギャラリー・トーク
           会場:ギャラリーフロール
    17:30~18:00 contact Gonzoパフォーマンス
           会場:京都精華大学敷地内
    18:15頃~   レセプション
           会場:ギャラリーフロール横のテラス

    7月16日(木) 18:00~19:30
    dot architectsトーク
    会場:京都精華大学 清風館 C-102

    7月19日(日) 10:00~12:30
    中村 裕太「タイルホコラツーリズム―信仰を観光する」町歩きツアー
    集合時間:10:00
    集合場所:JR 二条駅改札口
    定員  :10名程度
    申込方法:標題を「タイルホコラツーリズム」とし、
         お名前と携帯電話番号を記載の上、メールにてお申し込み下さい。
         ( fleur@kyoto-seika.ac.jp 締切:7月13日)

    8月1日(土) 15:00~16:00
    「山/完全版」(伊藤 存がメンバーのひとりとして活動するバンド)ライブパフォーマンス
    会場:ギャラリーフロール


    【出品作家 経歴】
    ●伊藤 存(Ito Zon)
    1971年大阪府生まれ、京都府在住。現代美術作家。京都市立芸術大学美術学部美術科卒業。主な展覧会は「きんじょのはて」(ワタリウム美術館、2003年)、「三つの個展:伊藤存×今村源×須田悦弘」(国立国際美術館、2006年)、「ライフがフォームになるとき:未来への対話/ブラジル、日本」(サンパウロ近代美術館、2008年)、「磯部湯画廊/磯部湯活用プロジェクト」(群馬県前橋市、2013年)など。刺繍作品や、アニメーション、小さな立体などを制作し、具体的に見えているもの、当然だと思っていることの多様性を模索している。

    <伊藤 存アーティストページ(Taka Ishii Gallery)>
    http://www.takaishiigallery.com/jp/archives/4908/


    ●contact Gonzo(コンタクトゴンゾ)
    2006年に塚原 悠也と垣尾 優により結成。肉体の衝突を起点とする独自の牧歌的崇高論を構築し、即興的なパフォーマンス作品や、映像、写真作品を制作。contact Gonzoとは、集団の名称であると同時に彼らの追究する方法論の名称でもある。現在、事務所を自分たちで作りながら、様々な果物を時速100キロで身体に打ち込む実験や、山中の斜面を滑り降りる「山サーフィン」を開発中。現メンバーは塚原 悠也、三ヶ尻 敬悟、松見 拓也、NAZEの4名。メンバーは個々においてもそれぞれの分野で作品を発表。

    <contact Gonzoアーティストサイト>
    http://contactgonzo.blogspot.jp


    ●志賀 理江子(Lieko Shiga)
    1980年愛知県生まれ、宮城県在住。2004年ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート卒業。
    2008年、写真集『CANARY』、『Lilly』(共に2007)にて第33回木村伊兵衛写真賞受賞。国内外での滞在制作ではフィールドワークを通じ、土地や住民の内に潜むイメージや力、日常における無意識や見過ごしがちな感覚を身体的直感ともいえる独自の感性で浮かび上がらせてきた。主な展覧会は「トゥイスト&シャウト:日本の現代アート」(バンコク芸術文化センター、2009~10年)、「螺旋海岸」(せんだいメディアテーク、2012~13年)、「あいちトリエンナーレ2013」(岡崎シビコ、2013年)など。

    <志賀 理江子アーティストサイト>
    http://www.liekoshiga.com


    ●dot architects(ドットアーキテクツ)
    家成 俊勝、赤代 武志により2004年共同設立。2014年に土井 亘が加入。大阪・北加賀屋を拠点に活動。建築設計だけに留まらず、現場施工、アートプロジェクト、展覧会などの企画にかかわる。主なプロジェクトに、「Umaki Camp」(小豆島、2013年)、「MEDIA/ ART KITCHEN YAMAGUCHI―地域に潜るアジア:参加するオープン・ラボラトリー」(山口情報芸術センター、2014)、美井戸神社(アート小豆島・豊島2014、小豆島 醤の郷+坂手港 プロジェクト、2014)など。多くのプロジェクトにおいて、専門家・非専門家を問わず様々な人との協働を重視し、実践している。

    <dot architectsアーティストサイト>
    http://dotarchitects.jp


    ●中村 裕太(Nakamura Yuta)
    1983年東京都生まれ、京都府在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。博士論文「郊外住居工芸論―大正期の浴室にみる白色タイルの受容」。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点からタイル、陶磁器などの理論と制作を行う。最近の展示に「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」(森美術館、2013年)、「タイルとホコラとツーリズム」(Gallery PARC、2014年)など。

    <中村 裕太アーティストサイト>
    http://nakamurayuta.jp

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    京都精華大学 広報課

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