“日本初”の最新研究に注目!身近な食品で老化スピードが低下  新コラムを9月18日(金)にWEBサイトにて公開

    調査・報告
    2026年9月18日 13:00

    「大腸劣化」対策委員会では、「大腸」の機能が衰えることで、全身の健康リスクが高まっている状態を示す「大腸劣化」の認知を広げ、毎日の生活のなかで対策に取り組んでいただくための活動を行っています。今回は、一般内科医・消化器病専門医の工藤 あき先生監修のもと『“日本初”の最新研究に注目!身近な食品で老化スピードが低下』と題するコラムを当サイトで2026年9月18日(金)より公開いたしました。


    ●コラムURL

    https://daicho-rekka.jp/measures/16/


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    老化関連論文数の推移

    老化関連論文数の推移


    近年、世界中で老化研究が急速に進んでおり、「老化やエイジングに関する学術論文」の数は年々増加しています。そのなかで、単に老いに抗うだけでなく、老化のスピードを緩やかにして健康に長生きする方法を見つけようとする「Geroscience(ジェロサイエンス:老化科学)」という新しい学問領域も誕生し、大きな注目を集めています。※1


    12の老化因子

    12の老化因子


    また2023年には、「Hallmarks of Aging(ホールマークス・オブ・エイジング:老化の因子)」の改訂版が発表され、老化を特徴づける12項目が特定されました。※2 なかでも注目したいのが、新たに加わった「腸内細菌の乱れ(Dysbiosis:ディスバイオシス)」です。腸内細菌の乱れが全身の老化を加速させる要因の一つとされたことで、腸内環境に大きな影響を与える食事と老化スピードの関係に強い関心が寄せられています。

    そこで今回は、私たちの身近な食品が老化のブレーキにつながる可能性を実証した日本初※3 の最新研究についてご紹介します。



    ■“日本初”の最新研究に注目!身近な食品で老化スピードが低下

    これまでの世界の老化研究によると、たとえば米国の先行研究では、「約25%のカロリー制限を2年間継続することで、老化スピードが約2~3%減速する可能性」が報告されています。※4 しかし、食事管理を毎日続けるのは、決して簡単なことではありません。

    その中で、日本の最新研究で使用されたのは、私たちが普段スーパーやコンビニで手軽に購入できる「ビフィズス菌入りヨーグルト」でした。

    研究では、1日100gのビフィズス菌BB536配合プレーンヨーグルトを3ヵ月間摂取し、同時に運動習慣の見直しなども含めて、老化スピードにどのような影響を及ぼすかを検証しました。その結果、老化スピードが約2.3%低下したというデータが発表され、驚くべきことに約25%のカロリー制限を2年間継続したときと同程度の結果だったのです。


    老化スピードの変化(1)

    老化スピードの変化(1)


    さらに興味深いことに、運動習慣やBMIの増減など、ヨーグルトの摂取以外の要素と老化スピードの間には相関が見られませんでした。つまり、運動や食生活の改善のおかげではなく、「ビフィズス菌入りヨーグルトを食べ続けたことそのもの」が老化にブレーキをかけたと考えられます。

    本研究の成果は、2026年5月に国際的な科学雑誌「Aging」にも掲載されました。食品で老化抑制につながる可能性を実証した研究は、まさに日本初となります。


    老化スピードの変化(2)

    老化スピードの変化(2)


    ■ビフィズス菌は、老化の要因となる体内の炎症を抑制?

    加齢とともに体内では、自覚症状を感じにくい炎症が長期間続くことがあります。この状態は「慢性炎症」と呼ばれ、気づかないうちにこの炎症が全身でじわじわと広がることで、細胞が傷つき、全身の老化やさまざまな健康課題を引き起こす大きな要因となることが分かっています。

    この「体内の炎症」を抑制できるかどうかの重要なカギを握っているのが、実は「大腸をはじめとする腸内環境の良し悪し」なのですが、これに関しても興味深い最新研究が発表されています。大腸に棲む善玉菌の代表格である「ビフィズス菌」が、この炎症に加え、老化につながる過剰な炎症反応を抑えてくれる可能性が示唆されたのです。※5

    しかし残念なことに、ビフィズス菌は加齢とともにどんどん減少してしまいます。

    今はまだ老化や健康課題の自覚症状がなくても、体内の炎症を抑制するためには、日頃から「ビフィズス菌」を積極的に補い、大腸本来の機能を健やかに保つことが大切です。今のうちから、全身の老化にブレーキをかける生活習慣を取り入れましょう。



    ■今からでも遅くない!

    ビフィズス菌入りヨーグルトで老化スピードを緩やかにしよう

    「今日」という日は、これからの人生において最も若い日。だからこそ、できるだけ今の若々しさをキープしたいものです。これまでは「加齢」や「老い」をただ嘆き、諦めてしまっていたかもしれませんが、自分自身の手で老化スピードをコントロールできる時代になってきています。

    若々しさを保つための最大のポイントは『継続』。高級なスキンケア用品で外側からお手入れするのも素敵ですが、体の内側という「土台」が整っていなければ、その良さも十分に発揮されません。だからこそ、毎日無理なく続けられる「1日100gのビフィズス菌入りヨーグルト」は、非常に手軽で賢いエイジングケアと言えそうです。

    まずは毎日の美味しい新習慣で大腸を健やかに整え、体の内側から老化スピードを緩やかにしていきましょう。


    ※1 Guido Kromer et al., Cell 2025

    ※2 Lopez-Otin et al., Cell. 2023,を参考に作図

    ※3 日本人を対象とした食事・栄養・サプリメント介入による老化に関する臨床試験において、ビフィズス菌配合ヨーグルトを含む介入の結果、老化速度の抑制が日本で初めて示されました。老化速度はDunedinPACEにより評価されました。(2026年4月9日および7月1日調査実施 株式会社ナレッジワイヤ調べ)

    ※4 Effect of long-term caloric restriction on DNA methylation measures of biological aging in healthy adults from the CALERIE trial. Nat Aging. Nature Publishing Group; 2023; 3: 248-57

    ※5 Ishihara et al. iScience. 2026



    ■監修:工藤 あき(一般内科医/消化器病専門医)

    プロフィール:腸内細菌・腸内フローラに精通し、腸活×菌活を活かした美肌やエイジングケア治療が人気を集めている。コメンテーターとしてメディア出演も多数。美容や食生活に関する書籍も数多く執筆。その美肌から「むき卵肌ドクター」の愛称で親しまれている。日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医等の資格を保有。



    ■「大腸劣化」対策委員会について

    全身の健康の要である大腸。「大腸劣化」対策委員会では、今、現代日本人の健康を脅かしている「大腸劣化」の認知を広げ、対策意識を高めていくことを目的として、大腸に関する医療・学術専門家の知識を集結し、大腸の働き・大腸劣化が起きる要因から、改善策までの幅広い情報を発信してまいります。

    「大腸劣化」対策委員会 ホームページアドレス| https://daicho-rekka.jp/

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