10カ国以上の薬剤師にスポーツファーマシストの教育実践を発信 みどりや薬局がFIP2026で研究発表
― インドネシアの小学生を対象とした医薬品適正使用教育の成果を国際学会で報告 ―
合同会社みどりや薬局(静岡県島田市、代表社員:清水 雅之)は、2026年8月30日~9月2日にカナダ・モントリオールで開催されたFIP2026/第84回国際薬剤師・薬学連合国際会議において、インドネシア・バリ島で実施した小学生向け医薬品適正使用教育に関する研究成果をポスター発表しました。

ポスター発表
本発表については、2026年8月に事前リリースで発表予定をお知らせしており、今回は現地での発表実施と、海外の薬剤師・薬学関係者から得られた反応を含めた実施報告となります。
今回発表したのは、アンチ・ドーピング教育を基盤に、スポーツの価値を活かした子ども向け医薬品適正使用教育です。
2026年1月、インドネシア・バリ島の現地小学校2校、児童約150名を対象に、講話、お薬実験、カードゲームなどを組み合わせた90分間の教育プログラムを実施しました。実施前後に調査を行い、医薬品に関する知識などの変化を数値で比較することで、教育効果を定量的に評価しました。
FIP2026では、「Education on the Appropriate Use of Medicines through Game-Based Learning Grounded in Sporting Values: Learning Outcomes in Elementary Schools in Indonesia」の演題で、その教育実践と学習成果を報告しました。
また、本研究のアブストラクトは学会誌「Pharmacy Education」への掲載が予定されています。
■10カ国以上の薬剤師・薬学関係者に活動を紹介
ポスターセッションでは、10カ国以上、約20名の薬剤師・薬学関係者に、研究内容や日本におけるスポーツファーマシストの活動を直接紹介しました。
カードゲームやキャラクターを活用した教育手法について、薬剤師による活動としてのクリエイティブさを評価する反応があったほか、日本の薬剤師がアンチ・ドーピングだけでなく、アスリート支援や医薬品適正使用、健康教育などにも関わっていることにも関心が寄せられました。
国や薬剤師を取り巻く環境が異なる中でも、スポーツやアスリートの健康を支える活動に関心を持つ薬剤師は多く、各国の薬剤師と意見を交わす機会となりました。
■スポーツファーマシストの実践から生まれた教育プログラム
今回の教育プログラムでは、合同会社みどりや薬局が開発したカードゲーム「ドーピングガーディアン」や、WADA禁止表のカテゴリーをキャラクター化した教育教材「ドーピング妖怪」を活用しました。
「ドーピングガーディアン」は、もともとプロアスリート向けのアンチ・ドーピング教育教材として開発したカードゲームです。薬やサプリメントを使用する場面での判断を疑似体験しながら、うっかりドーピングや薬に関するリスクを学びます。現在は、アスリートだけでなく、子ども向けのお薬教室などにも活用しています。
■SFTアクション+での実践から国際学会発表へ
本取り組みは、令和7年度 SFTC会員等事業支援プログラム「SFTアクション+(プラス)」II期の採択事業として、静岡県立大学薬学部、大阪産業大学、インドネシアの学校・現地関係者などと連携して実施しました。
SFTC(Sport for Tomorrow Consortium/スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム)は、スポーツを通じた国際交流・協力を推進する官民からなるネットワークです。
地域で積み重ねてきたお薬教室やアンチ・ドーピング活動を、大学や国内外の関係者との連携によって海外での教育実践へ発展させ、その成果を研究として評価し、今回FIP2026で国際的に発信しました。
■発表概要
学会名 :FIP2026/第84回国際薬剤師・薬学連合国際会議
(84th FIP World Congress of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences)
会期 :2026年8月30日~9月2日
開催地 :カナダ・モントリオール
発表形式:ポスター発表
演題 :Education on the Appropriate Use of Medicines through Game-Based Learning Grounded in Sporting Values: Learning Outcomes in Elementary Schools in Indonesia

発表の様子(1)
今回の発表を通じ、スポーツファーマシストの専門性を、アンチ・ドーピングにとどまらず、医薬品教育や教育研究へと広げていく可能性を国際的に発信する機会となりました。
今後も、地域で生まれた実践を研究につなげ、その成果を国内外へ発信するとともに、研究で得られた知見を次の地域での実践へ還元していきます。
今回のプロジェクト実施から研究・発表までご協力いただいた静岡県立大学薬学部、大阪産業大学、インドネシアの学校・現地関係者の皆様、Sport for Tomorrow Consortium(SFTC)、一般社団法人ドーピング0会をはじめ、関係するすべての皆様に御礼申し上げます。

発表の様子(2)
■関連リンク
FIP2026参加・研究発表報告(みどりや薬局ブログ)
https://www.doping-guardian.com/blog/711
ドーピングガーディアン公式サイト
https://www.doping-guardian.com/
Amazon販売ページ





















