医療法人社団鴻愛会 こうのす共生病院

    健康相談は、診察室ではなくお茶会から始まる。こうのす共生病院、地域住民15人と語り合う"病院の外"の地域医療

    厳しい猛暑の中、ヨガと対話でつなぐ健康の輪。病気を診るだけでなく、地域で暮らし続けることを支える現場レポート

    当院職員(ヨガインストラクター資格保有)が地域住民と一緒にやさしいヨガを実施。健康づくりのきっかけとなる時間を提供しました。高画質版を開く
    当院職員(ヨガインストラクター資格保有)が地域住民と一緒にやさしいヨガを実施。健康づくりのきっかけとなる時間を提供しました。

    医療法人社団鴻愛会 こうのす共生病院(埼玉県鴻巣市)は、2026年7月23日、生出塚地区で毎月開催されている地域の健康サロンに参加しました。

    当日は、当院職員でありヨガインストラクターの資格を持つスタッフがヨガを担当。その後のお茶会では、看護師と診療放射線技師が地域住民の輪に加わり、膝の健康や脳の健康について語り合いました。

    参加した地域住民は15人。

    会場では、「膝が痛くて歩けないと言っている友人に、この話を伝えたい」「家族が認知症だったので、とても参考になった」「参加して本当によかった」といった声が聞かれ、お茶会の終了後も質問や相談が続きました。

    今回、当院が伝えたかったのは、病気の知識だけではありません。
    健康について気軽に話せる場所が地域にあること、そして病院が地域へ出向き、人と人とのつながりの中で健康を支えることの大切さです。

    病院へ来る前の不安は、地域の中にある

    脳の健康について地域住民の質問に答える診療放射線技師。認知症への関心から、活発な意見交換が行われました。
    脳の健康について地域住民の質問に答える診療放射線技師。認知症への関心から、活発な意見交換が行われました。

    日本では高齢化が進み、住み慣れた地域で暮らし続けることを支える地域包括ケアシステムの構築が進められています。
    一方で、日常生活の中では、「年齢のせいだから」「まだ病院へ行くほどではない」と、小さな身体の変化や不安を抱えたまま過ごしている人も少なくありません。
    そうした声は診察室ではなく、地域の集会所やお茶会、ご近所との何気ない会話の中で初めて語られることがあります。

    だからこそ、病院が地域へ出向くことには意味があります。

    今回のお茶会でも、看護師と診療放射線技師は講義を行うのではなく、参加者一人ひとりの話に耳を傾けながら、膝の健康や脳の健康について一緒に考える時間を過ごしました。

    「友人にも伝えたい」――健康は地域で広がっていく

    今回、最も印象的だったのは、参加者から自然に「この話を友人にも伝えたい」という言葉が生まれたことでした。
    健康づくりは病院だけで完結するものではありません。
    身近な人を思い、「教えてあげたい」「一緒に話を聞こう」と声を掛け合うことも、地域で健康を支える大切な力になります。

    初めて健康サロンに参加した住民からは、「知り合いの病院スタッフがいて安心した。思い切って参加してよかった」という声も聞かれました。
    病院職員が地域へ出向き、顔の見える関係を築くことが、健康について気軽に相談できるきっかけにもなっています。

    今回参加した看護師や診療放射線技師も、「地域の皆さんに、できるだけ早い段階で身体の変化に気づくきっかけを届けたい」という思いで業務の合間を縫って参加しました。
    終了後も時間の許す限り住民との対話を続け、その後は通常業務へ戻るため病院へ向かいました。
    外は40℃近い厳しい暑さでしたが、会場を後にする参加者も病院スタッフも、どこか晴れやかな表情を浮かべていたことが印象的でした。

    病気を治療することは病院の役割です。

    しかし、人は病院で暮らしているのではなく、地域で暮らしています。
    こうのす共生病院は、これからも診察室の中だけではなく地域へ足を運び、住民一人ひとりが健康について安心して話せる環境づくりを続けてまいります。

    担当看護師コメント

    ヨガ後のお茶会で、膝の健康について地域住民と対話する看護師。「病院へ行くほどではない」と感じていた不安にも耳を傾けました。
    ヨガ後のお茶会で、膝の健康について地域住民と対話する看護師。「病院へ行くほどではない」と感じていた不安にも耳を傾けました。

    「病院では、症状が出てから患者さんと出会うことがほとんどです。しかし地域へ出向くと、『これって相談していいのかな』『病院へ行くほどではないと思っていた』という声をたくさん耳にします。
    今回のお茶会でも、膝や脳の健康について本当に多くの質問をいただきました。『友人にも伝えたい』『家族にも教えたい』という言葉が自然に生まれたことが、とても印象に残っています。
    私たちは病気だけを看るのではなく、その人がこれからも元気に地域で暮らし続けられることを願っています。そのためにも、病院の中で待つだけではなく、地域へ出向き、一人でも多くの方と顔の見える関係を築いていきたいと思っています。」

    今後の展望

    こうのす共生病院では、外来診療や救急医療に加え、地域へ出向く出張講座や健康相談、ACP(人生会議)の普及活動、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・訪問マッサージなど、「病院の中だけで完結しない医療」に取り組んでいます。

    今回の出張講座も、その取り組みの一つです。

    病院は病気を治療する場所ですが、健康について考えるきっかけは、地域の日常の中にあります。

    地域住民同士が健康について話し合い、「あの人にも伝えよう」「一緒に相談してみよう」という輪が少しずつ広がっていくことも、これからの地域包括ケアには欠かせない力だと考えています。

    こうのす共生病院は、これからも地域へ足を運び、住民の皆さまと対話を重ねながら、安心して暮らし続けられる地域づくりに取り組んでまいります。

    【開催概要】

    開催日:2026年7月23日
    会場:生出塚地区 集会所
    参加者:地域住民15名
    内容:

    • リフレッシュヨガ(当院職員・ヨガインストラクター)
    • お茶会&健康相談(看護師・診療放射線技師)
      -膝の健康づくりについて(看護師)
      -脳の健康と予防について(診療放射線技師)
    • 地域住民との意見交換・質疑応答

    こうのす共生病院について

    こうのす共生病院は、「病院で治療する医療」だけでなく、「地域で暮らし続けることを支える医療」を目指しています。

    外来・救急・手術・リハビリテーションに加え、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・訪問マッサージの4つの在宅サービスを展開し、退院後から在宅療養まで切れ目のない支援体制を整えています。

    また、地域での出張講座や健康相談、ACP(人生会議)の普及活動などを通じて、住民の皆さまが健康について気軽に相談できる環境づくりを進めています。

    鴻愛会Social Goodプロジェクトについて

    今回の取り組みは、こうのす共生病院が推進する「鴻愛会Social Goodプロジェクト」の一環として実施しています。
    Social Goodプロジェクトは、医療や福祉の提供だけでなく、人と人とのつながりを育み、地域の孤立を防ぐことを目的とした取り組みです。
    コミュニティナースによる伴走支援、地域交流拠点「こうのすえん」の運営、地域住民が気軽に語り合える「井戸端会議」、出張講座や健康相談などを通じて、病院の中だけではなく地域全体を支える活動を展開しています。

    こうのす共生病院は、地域住民とともに健康や暮らしを支え合う関係を育みながら、病院を地域コミュニティの拠点として機能させる新しい地域医療モデルの実現を目指しています。

    本件に関するお問い合わせ・取材のお申し込み

    医療法人社団鴻愛会
    こうのす共生病院 広報室
    電話:048-541-1131
    メール:info@kouaikai.jp
    公式サイト: https://kouaikai.jp/
    Social Goodプロジェクトページ:https://kouaikai.net/sgpj/
    見学をご希望の病院関係者様、取材をご希望のメディア関係者様は、広報室までお気軽にご連絡ください。

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