【新車の買いにくさと中古車という選択肢に関する意識調査実施】 新車の値上げ約7割が実感 それでも中古車は欲しくない?
~中古車を「検討したことがない」女性は6割超 揺らぐ「中古=安い」の常識~
リセールバリュー総合研究所(所在地:東京都港区港南)は、全国の20歳以上の男女601人を対象に「新車の買いにくさと中古車という選択肢に関する意識調査」を実施しました。
本調査では、新車価格の上昇に対する実感や購入行動の変化、中古車を選択肢として検討する際の意識や不安、「登録済み未使用車」などの認知度まで、新車の買いにくさが生活者の中古車への向き合い方にどう影響しているかを多角的に分析しました。本リリースでは、値上げを強く実感しながらも中古車が必ずしも次の選択肢になりきれていない実態や、その背景にある男女・世代による意識の違いを明らかにします。
【調査概要】
実施内容:新車の買いにくさと中古車という選択肢に関する意識調査
調査対象:男女601人(20~69歳)
集計方法:インターネット調査(サーベロイド)
調査期間:2026年7月9日~12日
■リリースサマリー
・約半数が新車の価格上昇を「とても感じる」 購入を検討する層では9割超が実感
・値上げでも4割は「そもそも購入予定なし」 中古車へのシフトは限定的で価格以前の距離感
・「中古車=安い」はもう常識じゃない?女性の過半数が「わからない」と回答
・“実質新車で割安”な「登録済み未使用車」 20代の6割超が「知らなかった」
■約半数が新車の価格上昇を「とても感じる」 買う気のある人ほど実感は切実に

Q.ここ数年、新車の価格が上がっていると感じますか?
調査によると、ここ数年の新車価格の上昇について「とても感じる」と答えた人は47.8%と約半数にのぼり、「やや感じる」(25.8%)と合わせると7割超(73.6%)が値上がりを実感していることが分かりました。注目すべきは購入意向による差で、すでにクルマを所有し買い替えを検討している層では「とても+やや感じる」が96.1%に達する一方、所有しておらず購入予定もない層では42.5%にとどまりました。購入という具体的な場面が近い人ほど、値上げを強く実感している構図が鮮明です。
■値上げでも「特に変化はない」が多数派 4割は「そもそも購入予定なし」

Q.新車価格の上昇を受けて、あなたのクルマの購入・買い替えの考え方に変化はありましたか?
調査によると、新車価格の上昇を受けたクルマの購入・買い替えの考え方の変化について、最も多かった回答は「そもそもクルマを購入する予定がない」で41.1%にのぼりました。次いで「特に変化はない」が24.6%となり、両者を合わせると6割超が、値上げを受けても購入行動に具体的な変化がない、あるいはそもそも購入を想定していないと回答しています。
一方で、具体的な行動の変化として最も多かったのは「中古車も選択肢に入れるようになった」(14.6%)で、「購入・買い替えの時期を先延ばしにした」(13.0%)、「より安い車種や軽自動車に変えた」(9.2%)が続きました。新車の値上げが一部の生活者に中古車の検討や購入時期の見直しを促している一方で、そもそもクルマの購入を視野に入れていない層が4割を占めており、価格の問題以前に、クルマを買うこと自体から距離を置く人の多さが浮き彫りになりました。
■中古車を「検討したことがない」女性は6割超 男性は4割弱と大きな開き

Q.これまでにクルマを買う際、中古車を選択肢として検討したことがありますか?
調査によると、これまでクルマを買う際に中古車を選択肢として「検討したことはない」と答えた人は、女性で61.3%と6割を超えた一方、男性は37.5%と4割弱にとどまり、男女で大きな開きが見られました。「実際に中古車を購入したことがある」も男性の32.2%に対して女性は21.7%で、実体験の面でも差が表れています。さらに男性では「軽く考えた程度はある」(19.6%)「本気で検討したことがある」(10.6%)と、購入に至らずとも中古車を意識した経験を持つ人が一定数いるのに対し、女性はそうした層も薄い傾向にあります。中古車が「そもそも検討の土俵に上がっているか」という段階で、男女の姿勢が分かれている構図がうかがえます。
■中古車の不安は「故障」「品質」が二強 一方で4人に1人は「特に不安なし」

Q.中古車を購入するとしたら、どのような点に不安を感じますか?
調査によると、中古車を購入するとしたら不安に感じる点として最も多かったのは「故障やトラブルのリスク」(47.6%)で、「車両の品質・状態」(46.8%)がほぼ並び、この二つが突出しました。続いて「修復歴・事故歴の有無」(39.6%)、「走行距離の多さ」(33.6%)が挙がり、クルマそのものの状態やコンディションへの懸念が中古車選びの中心的なハードルになっていることがわかります。
一方で「特に不安はない」と答えた人も25.1%と4人に1人にのぼり、中古車に抵抗のない層も決して少なくありません。品質や故障への不安を、保証や整備情報の開示でいかに払拭できるかが、中古車を選択肢に押し上げる鍵になりそうです。
■「中古車=安い」はもう常識じゃない? 女性は過半数が「わからない」と回答

Q.「中古車は新車より安い」という従来の常識は、今も当てはまると思いますか?
調査によると、「中古車は新車より安い」という従来の常識が「今も当てはまる」と考える人は25.8%にとどまりました。「以前ほど当てはまらない」(22.3%)「もう当てはまらない」(11.0%)と割安感の薄れを感じる人が合わせて3割を超え、中古車価格の高騰を背景に、かつての常識が揺らいでいる様子がうかがえます。
男女別で見ると差は鮮明で、女性は「わからない」が53.0%と過半数を占め、男性(28.9%)の倍近くにのぼりました。中古車相場の変化が、特に女性には実感として届いておらず、判断の材料そのものが不足している可能性が浮かび上がりました。
■“実質新車で割安”な「登録済み未使用車」 若い世代ほど知らない傾向

Q.「登録済み未使用車」(ナンバー登録だけされ、走行距離のごく少ない実質新車)について、どのように思いますか?
調査によると、ナンバー登録だけされ走行距離のごく少ない実質新車である「登録済み未使用車」という言葉を「知らなかった」と答えた人は、全体で46.4%と半数近くにのぼりました。
世代別に見ると傾向は対照的で、20代では64.7%が知らなかった一方、60代以上では34.9%にとどまり、若い世代ほど認知が低い結果となっています。新車より割安で状態の良いクルマに手が届く選択肢が、これからクルマを選んでいく若年層には十分に知られていない実態がうかがえます。新車価格の上昇が続くなかで、こうした選択肢の存在をどう伝えていくかが、中古車市場の広がりを考えるうえでの一つの論点といえそうです。
■「金額にかかわらず新車」女性は4割 価格で中古に動く男性と対照的

Q.欲しい新車と、同等クラスの中古車を比べたとき、新車のほうがどのくらい高ければ中古車に切り替えますか?
調査によると、欲しい新車と同等クラスの中古車を比べたとき、価格差にかかわらず新車を選ぶと答えた人は女性で40.3%と4割にのぼり、男性(30.2%)を上回りました。一方の男性は「30万円ほど高ければ中古車に切り替える」(14.6%)など、一定の価格差で中古車へ切り替える層が女性より厚く、価格による割り切りの姿勢が見られます。
新車へのこだわりの強さと、価格に応じて中古車を現実的な選択肢とみなす姿勢の両面で、男女の判断が分かれる結果となりました。中古車を「価格が見合えば選ぶ」対象として捉えるかどうかに、性別による意識の違いが表れているといえます。
■リセールバリュー総合研究所(通称:「リセバ総研」)とは?
リセールバリュー総合研究所(通称「リセバ総研」)は、「中古車選びの価値基準をアップデート!」をコンセプトに、株式会社IDOMが運営する「中古車のガリバー」で蓄積された、年間約45万件を超える膨大なクルマの買取価格査定データや調査結果に基づき、クルマの売却価格や中古車相場を見える化するメディアです。
また中古車のリセールバリューを透明性高く、かつわかりやすく公開していくだけでなく、「中古車のリセールバリュー」について、自動車業界に限らず様々な分野の専門家やプロをお呼びし、多角的な視点から研究を行い、その成果を発表していきます。
私たちリセバ総研は、生活者の皆様がこのリセバ総研を通して「今買いたい」「今売りたい」クルマのリセールバリューを正しく掴めるようになることを目指します。
今後、皆様の中古車選びの価値基準をアップデートし、日々の生活がより豊かになるような情報を提供してまいります。

リセールバリュー総合研究所(通称:リセバ総研)





























