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    サイレックス・テクノロジー株式会社

    サイレックス・テクノロジー、無線LAN環境調査用デバイス『NX-1』発売開始

    ~目に見えない無線を可視化、IoT時代のワイヤレス機器の 導入・運用を強力に支援~

    サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:河野 剛士、以下 サイレックス)は、無線LAN環境調査用デバイス『NX-1』(定価:97,800円(税抜))を5月12日に発売いたします。

    無線LAN環境調査用デバイス『NX-1』
    サイレックスは、“When it Absolutely Must Connect”(どうしてもつなげたい、そのときに)を事業の方向性を示すタグラインとして掲げ、「無線は切れるもの」という従来の常識を克服するための「切れない無線」を追求する技術・製品開発を進めています。本製品は無線LAN機器を開発・設置・サポートする機器メーカーおよびサービス事業者向けの調査用機器で、このビジョンの中核に位置づけられる製品です。製品に電源を入れ、対象の無線LAN環境に設置するだけで、無線LAN電波状況情報を収集し、収集したデータは本製品に搭載する簡易解析機能によりWebブラウザ上で視覚的に表現されます。従来と違い、専門技術者が高額な解析ソフトウェアをインストールしたPCを現場に持ち込み調査作業をする手間とコストを削減します。
    また、同日発表の無線LAN統合管理ソフトウェア「AMC Manager」との連携を計画しています。本製品と組み合わせて利用することで、より対象無線LAN環境の把握利便性の向上を図っていきます。

    無線LAN環境調査用デバイス『NX-1』
    http://www.atpress.ne.jp/releases/61504/img_61504_1.jpg

    無線LAN環境調査モード解析結果画面
    http://www.atpress.ne.jp/releases/61504/img_61504_2.jpg

    製品ページURL
    http://www.silex.jp/products/survey/nx1.html?pr=150512n

    近年、ワイヤレス機器普及に伴い、無線LANで使われる2.4GHz/5GHz帯が混雑し、無線LANの通信安定性確保が課題となっています。米Gartnerの2014年11月11日発表の調査データによれば、IoTの普及に伴い、2020年には250億個のデバイスがインターネットにつながると予想されており、通信安定性は今後ますます重大な課題になると考えられています。多数の無線機器が集中するオフィスや公共施設などでは混信により無線がつながりにくくなったり、通信速度が極端に低下したり、通信が途絶するなどのトラブルがよく聞かれるようになってきました。業務用途での通信トラブルはビジネスを止めてしまい、復旧に時間がかかる場合は生産性低下の原因となります。さらに、周辺の電波環境は日々変化していくため、気が付かないうちに徐々に通信環境が悪化していくこともあります。

    本製品は目に見えない無線を可視化することで、無線機器の導入や通信障害対応等の安定運用を強力に支援します。
    無線機器導入時には無線LAN環境調査(サーベイ)モードを使って、周辺の電波状況を導入前に把握することでアクセスポイント設置時に効果的なチャネル設計を行うことができます。
    無線LAN環境の通信障害対応については、従来、現地にサポート員を派遣し、電波状況を把握し、障害発生状況を再現させることからスタートする必要がありました。本製品を事前に設置しておけば、無線LAN環境測定モードで障害発生状況を記録したログを解析するところから対応を始めることができます。簡易的な環境調査結果はグラフ化され、視覚的に把握できるため、エンドユーザ側である程度の対応を図ることもできます。

    より高度な解析を必要とするケースに対応するため、サイレックスは無線LANパケット解析サービスのメニューを今後準備していきます。当面サイレックスのワイヤレス製品採用取引先に限定したサービスとして開始し、徐々に対象範囲を広げていく予定です。
    本製品は5月13日から15日の期間、東京ビッグサイトで開かれる第4回IoT/M2M展に出展されます。開催期間中、サイレックス展示ブース(ブース番号:西1―41)では、本製品をはじめ、エンタープライズ環境で確実なワイヤレス接続性が求められるワイヤレスソリューションが展示される予定です。


    【搭載機能】
    <無線LAN環境調査(サーベイ)モード>
    ・指定されたチャネルを順にスキャンし、周辺の無線LANの電波状態を測定することが可能。
    ・測定結果は簡易解析機能によりグラフで表示。
     -周波数・チャネル別の帯域使用率
     -無線フレームステータス状態(正常/エラー/再送)
     -デバイス情報(AP/クライアント、電波強度)

    <スペクトラム・アナライザモード>
    ・無線LAN以外の2.4GHz帯、5GHz帯の電波の受信が可能。
    ・受信した電波の成分を分析し、各周波数帯に対する時間経過による電波強度の変動と、電波密度の分布をグラフ化。
    ・無線LAN通信が影響を受ける「ノイズ」からの回避をサポート。

    <無線LAN環境測定モード>
    ・指定した周期で周辺の電波状態を測定。
    ・収集したデータは本製品のUSBポートに接続されたストレージデバイスへ保存。
    ・保存したデータを時系列でグラフ化することで、無線LAN環境の変動を観測することが可能。

    <フレームキャプチャモード>
    ・指定したチャネルの無線LANフレームをキャプチャする機能を搭載。
    ・キャプチャしたデータは、オープンソースLANアナライザ「Wireshark」で参照が可能。
    ・さまざまなデータ保存方式(上書き、ファイル分割)を搭載。


    ■サイレックス・テクノロジーについて
    サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、ワイヤレス技術をコアとし、機器をネットワークにつなげるハードウェア・ソフトウェアを提供する研究開発型企業です。
    プリンタやMFPといったOA機器やワイヤレスルータなどのPC周辺機器をはじめ、医療機器・産業機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国に拠点を設けています。

    URL   : http://www.silex.jp/index.html?pr=150512n
    Twitter : @silex_marcom
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    ・記載された社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

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