マクニカ、行動モデリング検知でメール・コミュニケーションツール経由の攻撃を対策する「Abnormal AI」の取り扱いを開始

    ~AIを活用し、今まで困難だった高度な攻撃へのセキュリティを強化~

    サービス
    2025年7月17日 10:00
    FacebookTwitterLine

    株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、Abnormal AI, INC.(本社:アメリカ サンフランシスコ州、CEO:Evan Reiser、以下Abnormal AI(アブノーマルエーアイ))と国内における販売代理店契約を締結し、AIを活用してメール・コミュニケーションツール、ID管理といったクラウドアプリケーション全体のセキュリティを強化する「Abnormal AI」の取り扱いを開始することを本日発表いたします。

    ■背景
    近年日本では、フィッシング攻撃やビジネスメール詐欺(BEC)といったメール経由の高度な攻撃が増加しています。数年前までは、攻撃者が日本語をうまく使いこなせない、日本語対応してもスケールしないといった言語の問題から、日本では海外に比べ、メール経由での攻撃があまり多くありませんでした。しかしながら、AIの精度が上がり攻撃者がより簡単に日本語を使えるようになったことで、違和感のない日本語での攻撃が増え、正規ドメインを乗っ取った攻撃や添付ファイルのないファイルレス攻撃が実際に企業に着弾しています。
    また、メール以外にもチャットなどのコミュニケーションツールを使って社外の関係者とやり取りをするケースが増えたことで、それらも攻撃の対象となり、企業はクラウドアプリケーション全体のセキュリティ対策を検討する必要が出てきました。

    ■Abnormal AIの特徴
    Abnormal AIは、人間の行動に着目したセキュリティプラットフォームです。機械学習を駆使することで、今まで難しかった人の心理を巧みに突く高度なフィッシングやなりすまし、クラウドアプリケーションにおけるアカウント侵害を検知することで、巧妙な攻撃の阻止を可能にします。
    例えば、従来型のSecure Email Gateway(SEG)は、主に脅威インテリジェンスに基づいた検知が主流ですが、Abnormal AIの異常検知エンジンは、正規なアカウントから送られてきたメールに対して「このメールを送ってきたのは本当に本人か」といった人物の特徴と、「どのような状況ややりとりの中で送られたか」といった背景情報をもとに、人間の行動を正確に理解します。これにより、メール1通ずつに潜むリスクを判断し、巧妙な詐欺メールを検知・阻止します。
    さらに本プラットフォームは、導入後のポリシー調整やユーザーから報告された誤検知への対応など、運用タスクを自動で処理することにより、セキュリティ運用の効率化にも貢献します。

    <従来のメールセキュリティ対策をすり抜ける攻撃も検知>

    <主な機能>
    ・高度な異常検知技術
    関係性分析や語彙解析を使用し、従来のメールセキュリティでは見逃されがちな攻撃を即座に検知します。

    ・多様な製品との統合
    ID管理・認証サービスであるOktaや、Slack、Teamsなどの主要なコミュニケーションツールとシームレスに連携でき、組織全体のセキュリティ状況が管理しやすくなります。

    ・導入と運用が容易
    わずか2クリックで導入が完了し、専門知識がなくても簡単に利用できます。ポリシーの自動チューニング、スパムメールの正誤対応なども、AIを活用して自動で対応するため、過検知対応の運用負荷軽減につながります。

    なお、Abnormalは、Gartner® 2024 “Magic Quadrant™ for Email Security Platforms” にてリーダーの1社に位置付けられています*。

    マクニカは、Abnormal AIの導入前の構築や導入後の運用サポートまで幅広く対応し、お客様のコミュニケーションツール全体のセキュリティ強化に寄与してまいります。

    *:[出典&免責]
    Gartner®, Magic Quadrant™ for Email Security Platforms, Max Taggett et al., 2024/12/16

    GARTNERは、Gartner, Inc.および/または米国とその他の国におけるその関連会社の商標およびサービスマークであり、MAGIC QUADRANTは、Gartner, Inc.および/またはその関連会社の登録商標であり、本書では許可を得て使用しています。All rights reserved.
    Gartnerは、Gartnerリサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高のレーティング又はその他の評価を得たベンダーのみを選択するようにテクノロジーユーザーに助言するものではありません。Gartnerリサーチの発行物は、Gartnerリサーチの見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。Gartnerは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の責任を負うものではありません。

    【関連セミナー】
     本サービスについて、企業の情報システムご担当者様向けに、概要説明のセミナーを開催いたします。

    ・テーマ: 高度化する攻撃に対抗するメールセキュリティの新常識
    "行動モデリング検知"でメール・コミュニケーションツールを守るAbnormalAIとは?
    ・日 程: 2025年8月5日(火)15:00~16:00
    ・形 式: オンライン開催
    ・参加費: 無料(事前登録制)
    ・主 催: 株式会社マクニカ
    ・詳 細: 下記Webサイトをご覧ください
    https://go.macnica.co.jp/Entry-MNC-OS-Abn-20250805-EmailSecurity.html

    【製品の詳細はこちら】
    URL:https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/abnormal.html

    【製品に関するお問い合せ先はこちら】
    株式会社マクニカ Abnormal AI担当
    TEL:045-476-2010
    E-mail:abnormalai@macnica.co.jp

    ※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
    ※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

    Abnormal AI, INC.について

    Abnormal AIは、AIを中核に据えた人間行動ベースのセキュリティプラットフォームを提供するリーディングカンパニーです。機械学習を活用することで、巧妙な受信型攻撃の阻止や、メールおよび連携アプリケーションにおけるアカウント侵害の検知を実現します。
    Abnormalの異常検知エンジンは、「アイデンティティ」と「コンテキスト」に基づいて人間の行動を理解し、クラウドベースのメールイベントごとのリスクを分析します。これにより、人間の脆弱性を突く高度なソーシャルエンジニアリング攻撃を検知・阻止します。
    Abnormalは、Microsoft 365またはGoogle WorkspaceとのAPI連携により、数分で導入が可能で、すぐにプラットフォームの価値を実感いただけます。さらに、Slack、Workday、ServiceNow、Zoomをはじめとした複数のクラウドアプリケーションに対する保護機能も提供しています。
    現在、AbnormalはFortune 500企業の20%以上を含む3,200社以上の組織から信頼されており、AI時代におけるサイバーセキュリティの在り方を再定義し続けています。

    株式会社マクニカについて

    マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国/地域91拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
    マクニカについて:www.macnica.co.jp

    すべての画像

    o6Yq5pLJjPoJDeOmhCZE.png?w=940&h=940
    TxYQbchotvijGgCq36LE.png?w=940&h=940