<自転車の安全利用促進委員会レポート> 新潟県教育委員会主催 「令和8年度 学校安全教育指導者研修会」にて 「自転車通学指導セミナー」を開催
新潟県中越地区の小学校・中学校・高等学校の教職員約80名が参加
自転車の正しい利用方法や安全・安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する「自転車の安全利用促進委員会」と「一般社団法人 自転車協会」は、2026年6月26日(金)、小千谷市総合福祉センターサンラックおぢやで行われた『令和8年度 学校安全教育指導者研修会』(主催:新潟県教育委員会)にて、自転車通学指導セミナーを開催し、新潟県中越地区の小学校・中学校・高等学校の教職員約80名が参加されました。
新潟県の通学時における自転車事故件数および加害者割合については、他の都道府県と比較して中学生・高校生ともに低い傾向にあります。特に高校生の通学時における自転車事故件数は、人口1万人あたりで全国47都道府県中44位と少ない状況です。一方で、高校生が加害者(第1当事者)となった割合は全国28位と比較的高くなっています(当委員会調査)。前年と比べると、加害事故の件数・割合ともに減少しているものの、事故を未然に防ぐための安全指導は引き続き重要です。
講師を務めた遠藤 まさ子氏(自転車の安全利用促進委員会メンバー)は、自転車の安全性や自転車を取り巻く法律、危険予測能力や運転技術の向上など、自転車通学指導のポイントを解説するとともに、全国で実践されている自転車通学指導の事例を紹介しました。
また、事故を減らすためのポイントとして、「小学生は高学年になるにつれて体力がつき、歩道上での事故が増える傾向があります。歩道を通行する際は徐行することの重要性を、しっかり指導する必要があります」と説明しました。
さらに、2026年4月から施行された16歳以上を対象とする「青切符制度」についても解説しました。高校生が日常的に行っている行為が違反の対象となるケースも多いため、特に注意が必要であることを伝え、「自転車利用者が常に被害者とは限らず、加害者となる場合もあることを具体的な事例とともに伝えることで、事故の重大性を理解させることができます」と強調しました。
加えて、自転車自体の安全性について指導することの重要性にも触れ、「安全基準を満たしたBAAマーク付きの自転車を選ぶことや、日頃から適切なメンテナンスを行うことを指導していくことで、事故を未然に防ぐことにつながります」と説明しました。
交通ルールだけでなく、自転車そのものの安全性についても改めて理解を深めるとともに、全国の指導事例を参考にしながら、教職員の皆様が自転車通学における安全指導について考える機会となりました。
【参加した教職員の感想】
・小学生の頃から交通安全教育を行うことは重要だと改めて感じました。本日の講演内容を今後の指導に活用していきたいと思います。
・メンテナンスの重要性や、BAAマーク付きの自転車を選ぶことなどについて、交通ルールとあわせて指導していきたいと思いました。

当日の様子1

当日の様子2
■参考資料
≪講師略歴≫
遠藤 まさ子
自転車の安全利用促進委員会メンバー
自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い各誌に寄稿。自転車の中でも子ども乗せ自転車、幼児車、電動アシスト自転車を得意とし、各種メディアで自転車の利活用、安全指導等解説を行う。

遠藤 まさ子
≪自転車の安全利用促進委員会≫
自転車の安全利用促進委員会とは、一般社団法人自転車協会の協力を受け、安全安心な自転車利用のための啓発活動を行う団体です。自転車の利用者の方々に快適な自転車生活を送っていただくため、購入時に知っておくべき自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーなどの情報発信を行っています。また、活動の一環として教職員や学生を対象とした、自転車通学指導セミナーも全国で開催しています。
≪BAAマーク≫
BAAマークは、一般社団法人自転車協会が定める自転車安全基準に適合した自転車に貼られています。自転車安全基準には全部で約90項目の検査項目があり、ブレーキ制動性能、フレーム・駆動部の強度、ライトの光度、リフレクターの反射性能などの検査に合格する必要があります。

BAAマーク

BAAマーク2























