近畿大学アンチエイジングセンター第37回市民公開講座 自分らしく生きるためのウェルビーイングとアートについて学ぶ

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    2025年11月10日 14:00
    令和7年(2025年)の市民公開講座で近大アンチエイジング弁当を提供した様子
    令和7年(2025年)の市民公開講座で近大アンチエイジング弁当を提供した様子

    近畿大学アンチエイジングセンター(大阪府東大阪市)は、令和7年(2025年)11月15日(土)、近畿大学東大阪キャンパスにて市民公開講座を開催します。37回目となる今回は、「自分らしさをあきらめない!」をテーマに、ホスピタルアートとユニバーサルファッションの専門家による講演を行います。また、近大アンチエイジング弁当を無料配布し、講座終了後には近畿大学薬学部薬用植物園の見学会も実施します。

    【本件のポイント】
    ●身体・心・社会の調和のとれた「Well-being(ウェルビーイング)」な健康法を学ぶ
    ●アートやファッションを通じて、心地よい時間・空間を自らデザインする方法を学ぶ
    ●疾病の予防や進行を阻止することを目的とした近大アンチエイジング弁当を無料配布

    【本件の内容】
    予防医学領域におけるアンチエイジング(抗老化)の基盤および実践的研究は、世界的にも特に著しい高齢化が進む我が国において極めて重要です。近畿大学アンチエイジングセンターでは、国民の第一の財産である健康を守り、健康寿命を延ばし、生き生きとした社会を創るため、学術的研究のみならず、市民公開講座、スポーツ教室の他、講演会や研究会を通じて市民の健康増進に貢献しています。
    「第37回市民公開講座」では、「自分らしさをあきらめない!」をテーマに、「Well-being(ウェルビーイング)」=身体・心・社会の調和のとれた健康づくりや、「自分らしさ」と「多様性」を尊重する社会・文化の中での、暮らしに根ざしたアートとファッションのあり方について、近畿大学文芸学部文化デザイン学科教授の森口ゆたかと株式会社ダブディビ・デザイン(滋賀県大津市)の代表取締役 柊伸江氏が、専門家の視点からわかりやすく紹介します。また、参加者には、農学部食品栄養学科の学生がオリジナルメニューを考案し、文芸学部芸術学科造形芸術専攻の学生がパッケージデザインを手がけた「近大アンチエイジング弁当」を無料で配布します。また、講演終了後には近畿大学薬学部薬用植物園の見学会も実施します。

    【開催概要】
    日時  :令和7年(2025年)11月15日(土)13:00~15:20(12:30受付開始)
    場所  :近畿大学東大阪キャンパス C館 1階 102教室
         (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
    対象  :一般の方(受講無料、定員150名、先着順)※定員に達したため受付終了
    お問合せ:近畿大学アンチエイジングセンター(https://www.kindai.ac.jp/antiaging/
         TEL(06)4307-3058 FAX(06)6730-1394

    【講演1】
    タイトル:Well-beingな生き方とは
    講師  :近畿大学文芸学部文化デザイン学科 教授 森口ゆたか
    時間  :13:00~14:00
    内容  :
    WHO(世界保健機関)が定義する健康とは、「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」。つまり、病気ではないから健康なのではなく、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも満たされた状態でなければ健康とは言えないのです。最期まで自分らしく、人生を楽しんで生きるためにはどのようにすれば良いのか? ホスピタルアートという療養環境におけるアートを専門とする森口が、幸福やウェルビーイングについて紐解き、病院という場が単に人間修理工場にならないためにどのような実践が行われているかを紹介します。それと共に近年イギリス等で実践が始まった「社会的処方」についても解説し、これまでの医学的処方のみではなく、より全人的な医療のニーズについてもご紹介します。今後のご自身の健康と幸福について考える際のヒントにしていただければ幸いです。

    【講演2】
    タイトル:暮らしの中の身近なアートとファッション~いつまでも自分らしく~
    講師  :株式会社ダブディビ・デザイン、一般財団法人たんぽぽの家
         代表取締役 柊伸江 氏
    時間  :14:20~15:20
    内容  :
    「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」が平成30年(2018年)に施行され、今年度からは全ての都道府県に支援センターが設置されました。また、「障害者差別解消法」が一部改正され、令和6年(2024年)からは、全ての民間事業者にも「合理的配慮」の提供を行うことが義務化されました。これは、障害のある方や高齢の方など、ケアやサポートを必要とする方が、未だに社会の中の「障害」に苦しんでいるということの表れかもしれません。どんな人でも文化芸術を楽しむ権利があります。それは、暮らしの中の身近なモノやコトから生まれるアートでも良いのです。自分を起点にして、心地よい時間とはどんな時間か、心地よい空間とはどんな空間かを考えると、そこには必ず自分らしい何かがあるのではないかと思います。私の研究テーマである障害者アートとユニバーサルファッション、この二つの分野の事例をヒントに、みなさんなりの自分らしさを考えていただければと思います。

    【アンチエイジング弁当の提供】
    アンチエイジングセンターでは、食生活に直結する食事(近大アンチエイジング弁当)の開発を通して、健康寿命の延伸に悪影響をおよぼす疾病の発症を予防し、疾病の進行を阻止することを目的とした研究をすすめています。薬学総合研究所と農学部が取り組むプロジェクトにおいて、農学部食品栄養学科の学生がオリジナルメニューを考案し近大アンチエイジング弁当(ひじきの炊き込みご飯)」を、株式会社からここカンパニー(大阪府八尾市)が製造しました。また、パッケージデザインは文芸学部芸術学科の学生が手掛けました。

    【株式会社からここカンパニー】
    所在地 :大阪府八尾市植松町2丁目6番地11号
    代表者 :代表取締役社長 小林雅代
    事業内容:食品製造業
    創業  :昭和32年(1957年)
    従業員数:460人

    【関連リンク】
    文芸学部 文化デザイン学科 教授 森口ゆたか(モリグチユタカ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/1482-moriguchi-yutaka.html

    アンチエイジングセンター
    https://www.kindai.ac.jp/antiaging/
    文芸学部
    https://www.kindai.ac.jp/lit-art-cul/
    農学部
    https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
    薬学総合研究所
    https://www.phar.kindai.ac.jp/centers/

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