🟥【認知症第3回】低酸素と脳の環境──酸素供給の不安定さがもたらす影響

    ── "脳の環境"を静かに揺るがす、見えない酸素不足。

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    2026年6月17日 17:33

    認知症というと「脳の病気」と思われがちですが、
    実は脳がしっかり働くためには “酸素が安定して届く環境” が欠かせません。

    ここで大切なのが、
    医学と生理学では見ている場所が違う という点です。

    🔵 医学の視点:起きてしまった“結果”を見る
    医学では、

    脳が縮んでいないか

    血流が落ちていないか

    認知機能が下がっていないか

    といった、低酸素が起きた“あと”に現れる変化を中心に調べます。

    医学は、 脳の萎縮・血流低下・認知機能の低下など 低酸素が起きた後に現れる結果 を中心に扱います。

    🟠 生理学の視点:結果が起きる“前”の体の状態を見る
    一方、生理学が見ているのは、

    呼吸の浅さ

    姿勢

    睡眠中の呼吸

    自律神経

    血液の質

    毛細血管の働き

    といった、脳が低酸素になる“前”の体内環境です。

    つまり、こういうことです
    医学は「脳にどんな結果が出たか」を見る学問。
    生理学は「その結果が起きる前に、体の環境がどう乱れていたか」を見る学問。

    どちらが正しいという話ではなく、
    両方を合わせて見ることで、低酸素が脳に与える影響が立体的に理解できるようになります。

    この比較図で伝えたいこと。
    低酸素は「脳だけの問題」ではありません。
    呼吸・姿勢・睡眠など、体全体の環境が乱れることで起きる現象です。

    だからこそ、
    認知症を理解するには 脳だけでなく“体全体の環境”を見る視点が必要 なのです。

    脳は「酸素が少し足りないだけ」で働きが落ちる── この"わずかな低下"こそが、現代人の脳環境を静かに揺るがしています。

    脳は、全身の酸素の約20%を消費する"酸素依存度の高い臓器" です。

    しかし近年、
    現代人は年齢に関係なく"低酸素状態"になりやすい
    という研究報告が増えています。

    その背景には、医学が深く扱えていない
    呼吸・姿勢・睡眠・自律神経・血液・毛細血管
    といった"上流の体内環境"が関わっています。

    ■ 脳は「酸素が少し足りないだけ」で働きが落ちる

    脳細胞は、酸素が数%低下するだけで

    エネルギー産生が低下

    情報処理速度が低下

    老廃物の排出が滞る

    自律神経が乱れやすくなる

    といった変化が起こります。

    つまり、低酸素は
    脳の環境を静かに悪化させる"上流の変化" です。

    ■ なぜ現代人は「低酸素」になりやすいのか

    低酸素は、肺や心臓の病気がなくても起こります。
    むしろ、現代人の低酸素は 生活環境による"機能的低酸素" が中心です。

    特に影響が大きいのは以下の5つです。

    ● ① 呼吸が浅い(胸式呼吸の増加)

    スマホ姿勢・緊張・ストレスにより、
    横隔膜が十分に動かず、呼吸が浅くなります。

    → 酸素を取り込む量が低下

    ● ② 姿勢・重力の影響(猫背・巻き肩)

    胸郭が狭くなると肺が広がりにくくなり、
    呼吸の深さが制限されます。

    → 酸素の吸入効率が低下

    ● ③ 睡眠中の低呼吸(夜間の酸素低下)

    人間の体の構造上と重力が90度変わることで、

    誰もが睡眠中は筋力が低下し、気道が狭くなりやすいため、
    呼吸が浅くなり、酸素供給が不安定になります。

    → 夜間の低酸素が慢性化

    ● ④ 自律神経の乱れ(交感神経の過剰)

    ストレスや緊張が続くと、
    呼吸が速く浅くなり、酸素交換が効率低下します。

    → 酸素が十分に取り込めない

    ● ⑤ 血液の質の変化(赤血球の柔軟性低下)

    赤血球が硬くなると、毛細血管を通りにくくなり、
    酸素を細胞に届ける能力が低下します。

    → 酸素が"運ばれにくい"状態に

    ■ 酸素が不足すると、脳では次のような変化が起こります。

    毛細血管が開きにくくなる

    血流が落ちる

    老廃物の排出が滞る(グリンパティック低下)

    自律神経が乱れやすくなる

    脳細胞の代謝が下がる

    つまり、脳の環境そのものがゆっくり悪化していくということです。
    これは認知症の“原因のさらに原因”にあたる 上流の変化 です。

    これは、認知症の"原因の原因"にあたる
    上流構造の変化 です。

    ■ 低酸素は「気づかれないまま進行する」

    低酸素は痛みも自覚症状もありません。
    しかし、脳の環境には確実に影響します。

    集中力の低下

    物忘れ

    疲労感

    思考の鈍さ

    睡眠の質の低下

    これらはすべて、
    軽度の低酸素でも起こりうる変化 です。

    ■ 低酸素を左右する"上流構造"とは何か

    酸素供給の安定性を決めるのは、以下の上流要因です。

    呼吸の深さ

    横隔膜の動き

    姿勢・胸郭の広がり

    睡眠中の呼吸

    自律神経のバランス

    血液の質

    毛細血管の開きやすさ

    これらは医学が深く扱ってこなかった領域であり、
    生活環境によって大きく変化する という特徴があります。

    睡眠中の呼吸が安定すると、
    酸素供給が安定し、
    毛細血管・脳の環境が整いやすくなります。

    ■ 今後のシリーズについて

    次回(第4回)は、
    「睡眠中の呼吸──医学が扱わない"夜間の低呼吸"という上流構造」
    を取り上げます。

    なぜ睡眠中に呼吸が浅くなるのか

    姿勢・重力・筋力低下の影響

    夜間の低呼吸が脳環境に与える影響

    これらを生理学の視点から整理し、
    認知症の"上流構造"をさらに深く解説していきます。

    ■ 締め

    医学は「壊れた後」を治す力に優れていますが、
    その根幹にあるのが、無意識で続く "呼吸の質" です。

    呼吸が整うと、
    酸素・血流・毛細血管が開き、
    脳の環境が静かに整っていきます。

    当社はアパレル3D設計で培った立体構造の知見をもとに、
    この"呼吸の物理学"を体系化し、体内環境の改善に応用しています。

    【会社情報】

    トラタニ株式会社
    代表:虎谷 生央
    所在地:石川県かほく市
    事業内容:
    ・ショーツ(アパレル)の企画・製造・販売
    ・睡眠中の呼吸・酸素環境・身体構造に関する研究
    ・寝具および関連技術の開発
    特徴:
    ショーツ開発で培った立体構造技術を応用し、
    24時間の「呼吸の質を高め」体内環境適正化する特許技術を30件以上保有。
    公式サイト:https://toratani-kokyu.jp/
    過去のリリース:https://newscast.jp/smart/b/buJihpbTp7
    過去のリリース:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/117786

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