家族でお茶、淹れてみませんか? - 福寿園・関西大学 共同研究発表 -

    お茶を飲む習慣により 家族間のコミュニケーションの質が向上

    調査・報告
    2025年9月5日 13:00

    株式会社福寿園と関西大学の共同研究チームは、家族とお茶を飲む経験を重ねることで
    お茶への好感度が上昇、家族間のコミュニケーションの質を高める可能性が明らかとなりました
    ことを報告いたします。

    本研究は、日本心理学会第89回大会に採択され、8月25日(月)に公開されました。
    抄録を別添資料として添付しておりますので、詳細はそちらをご覧ください。

    別添資料

    ■今回の研究概要

    【目的】

    急須で淹れた緑茶を家族とともに飲む「お茶飲み」の体験がコミュニケーションをどう促すか、
    家族とのコミュニケーションやお茶に対する意識にどんな変化を与えるか調査しました。

    【結果】

    1.会話の「質」に変化!コミュニケーションのきっかけに

    「お茶を淹れると(家族に)声をかけやすくなった」
    「母と二人でゆっくり座る時間が増えた」
    といった、コミュニケーションの質的な向上を示す声が参加者より多数寄せられました。
    お茶を淹れるという行為が、家族と向き合う時間や、
    会話を始めるきっかけとなる様子がうかがえます。

    2.お茶への関心は 「味」 から 「淹れるプロセス」へ

    当初は「味や香り」への関心が最も高いのに対し、
    3週間後には「抽出条件」や「器・道具」への関心が最も高くなりました。
    お茶を淹れるプロセスそのものの楽しみや価値が意識されたと考えられます。

    3. 「お茶のある生活」への満足度が着実に向上

    「お茶のある生活」に対する主観的な満足度(QOL)を数値化したところ、
    実践前は平均66.8点だったのが、1週後には81.2点、3週後には94.7点と着実に上昇しました。

    【今後の展望】

    この研究は、急須でお茶を淹れるというひと手間が、家族の繋がりを再発見し、
    日々の生活を豊かにする可能性を秘めていることを示唆しています。
    また、本プロジェクトでは、お茶を通じたコミュニケーションが
    ウェルビーイングをもたらすという、文化としてのお茶の価値を解明すべく引き続き研究をすすめ、成果を発表してまいります。

    ■共同研究者 プロフィール

    木戸 彩恵 教授

    所属:関西大学文学部 心理学専修
    専門:文化心理学,質的心理学,発達心理学

    著書・論文など:
    木戸彩恵・サトウタツヤ(編)(2023)
    文化心理学〔改訂版〕:理論・各論・方法論 ちとせプレス
    木戸彩恵(2015)化粧を語る・化粧で語る
    ナカニシヤ出版
    木戸彩恵(2012)化粧による心理支援への
    ナラティヴ・プラクティスの応用的展開の可能性
    日本顔学会誌, 12, 65-72.

    ■会社概要

     株式会社福寿園は、寛政二年(1790年)の創業以来、茶一筋に歩み続けている京都の老舗茶舗です。代々が気づいた茶づくりの伝統の技を生かしながら、常に新しい技術を取り入れ、これからの時代のティーライフを提案してまいります。
     会社名: 株式会社 福寿園
     所在地: 京都府木津川市山城町上狛東作り道11
     代表者: 取締役社長 福井 正興
     事業内容 : 日本茶の製造・販売
     URL  : https://www.fukujuen.com

    【本件に関するお問い合わせ先】
    株式会社福寿園 広報・PR担当 : 村井
    TEL  : 080-6036-4870  Mail : pr@fukujuen.com

    添付資料

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