多くの企業はコーポレートガバナンス・コードの指名および評価に...

多くの企業はコーポレートガバナンス・コードの指名 および評価に関して対応を決めかねている状況

コーポレートガバナンス・コードの対応状況に関しての調査 ―社外取締役2名の選出は対応済み・対応予定の企業は多いが、 指名および評価に関する対応は遅れがち

【東京】2015年4月17日(金) -- タワーズワトソン(NASDAQ:TW)は、新たに施行されるコーポレートガバナンス・コードにおいて、特に企業側に大きな課題となると思われる指名、報酬に関する原則について、現在どのように対応を考えているか、2015年3月に簡易アンケート調査を行いました。(有効回答数69)

その結果は以下の通りです。

・3-1 指名に関する方針の開示
回答率   :74%
Comply(%) :26%
Explain(%):10%
未定(%)  :38%
空欄(%)  :26%

・3-1 指名に関する手続きの開示
回答率   :72%
Comply(%) :23%
Explain(%): 9%
未定(%)  :41%
空欄(%)  :28%

・3-1 報酬に関する方針の開示
回答率   :77%
Comply(%) :41%
Explain(%):12%
未定(%)  :25%
空欄(%)  :23%

・3-1 報酬に関する手続きの開示
回答率   :77%
Comply(%) :39%
Explain(%):10%
未定(%)  :28%
空欄(%)  :23%

・4-1(3) 最高経営責任者などの後継者計画
回答率   :74%
Comply(%) :17%
Explain(%): 7%
未定(%)  :49%
空欄(%)  :26%

・4-3(1) 経営陣幹部の評価(選任・解任)
回答率   :75%
Comply(%) :20%
Explain(%): 7%
未定(%)  :48%
空欄(%)  :25%

・4-8 独立社外取締役の活用(2名以上の選任)
回答率   :77%
Comply(%) :51%
Explain(%): 6%
未定(%)  :20%
空欄(%)  :23%

・4-10 任意の仕組みの活用(報酬または指名などの委員会)
回答率   :75%
Comply(%) :33%
Explain(%): 6%
未定(%)  :36%
空欄(%)  :25%

・4-11 取締役会に対する評価
回答率   :77%
Comply(%) :19%
Explain(%): 9%
未定(%)  :49%
空欄(%)  :23%

・4-14 取締役・監査役のトレーニング
回答率   :77%
Comply(%) :20%
Explain(%): 4%
未定(%)  :52%
空欄(%)  :23%


●タワーズワトソン 組織人事部門 ディレクター 永田 稔のコメント
指名、報酬に関する主要な原則について、原則にComplyすることを決めている、Explainすることを決めている、未定の三択から現在の各社の状況について回答を頂きました。報酬に関しては、従来から経営者報酬開示として取り組んでいるためComplyすることを決めているとの回答が約4割を占める一方、今回新たに求められる指名や後継者計画、経営陣の評価、取締役会の評価などについてはまだ「未定」との回答が多く、企業の関心は高いものの、指名などの新たな課題についてはまだどのように対応すべきかを決めかねている姿が浮き彫りになりました。タワーズワトソンは今後もこのような調査を通じ、日本におけるコーポレートガバナンスの進捗度合について注視していきたいと考えております。


タワーズワトソンについて:
タワーズワトソン(NASDAQ:TW)は、人事・財務およびリスクマネジメントの領域において企業の業績向上を支援する、世界有数のプロフェッショナルファームです。全世界に約15,000人の社員を擁し、報酬制度、退職給付制度、福利厚生制度、タレントマネジメント、リスクおよび資本管理、資産運用の分野におけるソリューションとテクノロジーを提供しています。ウェブサイトのアドレスは以下の通りです:
http://www.towerswatson.com/ja-JP

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