家族としてどう向き合うべきか

    認知症・メンタル不調の"正しい関わり方"

    サービス
    2026年6月21日 22:20

    「最近、親の様子がおかしい気がする」

    「パートナーが落ち込んでいるけれど、どう声をかければいいか分からない」

    家族の心身の変化に気づいたとき、
    どう関わればいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか?

    心配するあまり踏み込みすぎてしまったり、
    逆に「様子を見よう」と距離を置いてしまったり。

    その狭間で、家族自身が疲弊してしまうケースも珍しくないとされています。

    今回は、認知症やメンタル不調を抱える方の家族が感じやすい悩みと、
    専門家の視点から考える"正しい関わり方"について整理します。

    ■ 家族が抱えやすい悩みと負担

    本人を支える立場になった家族は、

    様々な感情や困難を抱えることがあります。

    例えば、次のような状況です。

    ・「どこまで手を出せばよいか分からない」という迷い
    ・同じ話を繰り返されることへの疲弊感
    ・「なぜこんなことも分からないのか」という苛立ちと、そう感じてしまう自分への罪悪感
    ・誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまう孤立感
    ・先の見えない介護や支援に対する不安

    こうした感情は、家族として当然生じるものです。
    「こんなことを感じてはいけない」と自分を責める必要はありません。

    まず、家族自身がこうした感情を持つことを認めることが、
    適切な関わりを続けるための第一歩とされています。

    ■ やりがちなNG対応

    善意から行動しているにもかかわらず、
    結果として本人を追い詰めてしまうケースがあります。
    代表的なものとして、次のような対応が挙げられます。

    【記憶や行動の誤りを正そうとする】

    「さっきも言ったでしょう」「なんで忘れるの?」といった言葉は、
    本人にとって強いストレスになることがあります。

    認知症の場合、記憶の障害は意志の問題ではありません。

    指摘や訂正よりも、その場の感情や状況に寄り添う対応が有効とされています。

    【受診を強制・急かす】
    「病院に行きなさい」と頭ごなしに促すことで、本人が受診への抵抗感を強めてしまうケースもあります。

    特に認知症の初期段階では、自分の変化を認識しにくいこともあり、
    強制的なアプローチは逆効果になる可能性があると考えられています。

    【すべてを代わりにやってあげる】
    心配するあまり、日常の全てを家族が引き受けようとすることがあります。

    しかし、本人が「できること」を奪ってしまうと、
    自立心や意欲の低下につながる可能性もあるとされています。

    サポートの範囲を見極めることが大切です。

    ■ 家族だけで抱えないための考え方 支える側にも、限界があります。

    「家族だから自分が何とかしなければ」という気持ちは理解できますが、
    その責任感が家族自身の心身を追い詰めてしまうケースも少なくありません。
    重要なのは、「一人で抱えないこと」です。

    例えば、以下のような選択肢があります。
    ・同じ立場の家族が集まる「家族会」への参加
    ・地域の相談窓口(地域包括支援センターなど)への問い合わせ
    ・かかりつけ医や専門医への相談(本人だけでなく、家族だけでの相談も可能な場合があります)
    ・介護サービスやデイケアの利用検討

    こうした外部のサポートを活用することは、
    家族として「逃げること」ではなく、「長く支え続けるための選択」と考えることができます。


    ■医療機関プロフィール

    医療法人大壮会 久喜すずのき病院

    埼玉県久喜市にある精神科・心療内科の専門医療機関。

    うつ病や不安障害、認知症など幅広い心の不調に対応し、

    患者一人ひとりに寄り添った医療を提供しています。

    外来診療に加え、デイケアやリハビリテーションなど継続的な支援体制も整え、

    地域に根ざした医療に取り組んでいます。

    ▶ 公式サイト:https://suzunoki.net/
    ▶電話番号:0480-23-654

    シェア
    FacebookTwitterLine

    配信企業へのお問い合わせ

    取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては、プレスリリース内に記載されている企業・団体に直接ご連絡ください。

    Loading...
    家族としてどう向き合うべきか | 医療法人社団筑三会