国立印刷局は、2026年6月12日(金)に倉敷芸術科学大学(所在地:岡山県倉敷市連島西之浦2640番地/学長:秦 敬冶)にて、国立印刷局の工芸官の特別講義を実施します。倉敷芸術科学大学での特別講義開催は、初となります。
【開催詳細】
日時:2026年6月12日(金)
[1号館]
9:10- 9:40 習作作品の展示、観覧
9:40-10:40 国立印刷局の工芸官による特別講義
[13号館]
10:50-12:20 凹版彫刻の説明・実演(工芸官によるエングレーヴィングの実演)
13:20-15:20 凹版彫刻の実技指導(工芸官が学生にエングレーヴィングの実技指導)
受講対象:倉敷芸術科学大学 在学生、卒業生、教職員
場 所:倉敷芸術科学大学(岡山県倉敷市連島町西之浦2640番地)
アクセス:JR新倉敷駅から路線バスで約12分
JR倉敷駅から路線バスで約35分


【取材のポイント】
国立印刷局の工芸官と呼ばれる専門職員が、実際に学生に向けて凹版彫刻の知識や知見等の一端を解説する講義となり、これまであまり外部に出ることのなかった国立印刷局のビュランという金属の彫刻刀を用いた彫刻技術をはじめとした特別講義*について取材が可能です。
*特別講義の進行を中断するような取材撮影は、ご遠慮ください。
【取材対応】
取材を希望される場合は、倉敷芸術科学大学及び国立印刷局の双方へ、事前にお申し込みください。
□ 倉敷芸術科学大学 koho@kusa.ac.jp(入試広報課)
□ 国立印刷局 proffice@npb.go.jp(広報官室)
6月9日(火)16:00までに国立印刷局HP(https://www.npb.go.jp/aboutweb/contact/hodo.html)
に掲載している「取材申請書」に必要事項を記入し、「取材内容・質問事項」を添えて広報官室までメールにてご提出をお願いします。
取材にあたっては、セキュリティ上、工芸官の顔の撮影は禁止、氏名等も公表できませんので予めご了承願います。
また、工芸官の習作品の撮影も禁止となっておりますので、予めご了承願います。
事前申し込み日を過ぎた後の取材はお受けできませんので、ご理解をお願いします。
□ 事前レク
取材申込み各社に対して、国立印刷局広報官室より事前レク(資料配布あり)を行います。
日 時:6月12日(金)9:10~9:30
場 所:3号館3階3311会議室
国立印刷局より
独立行政法人国立印刷局は、日本銀行券の製造をはじめ、官報、パスポートなど国民生活に密着した製品を製造している組織です。当法人は、明治4年(1871年)に大蔵省紙幣司として創設され、国民の皆様からの「信頼」に支えられ、令和3年に創立150年を迎えました。国立印刷局には、「工芸官」と呼ばれる専門職員が在籍しており、国民経済に不可欠なインフラストラクチャーである日本銀行券やパスポート等のデザインや原版の製造を担っております。
国立印刷局が製造する日本銀行券などの原版作製では、現在も工芸官による手仕事が中核をなしており、ビュランという金属の細密彫刻に適した専用の彫刻刀が用いられます。このビュランを使いこなすには熟練を要し、長い年月と根気が必要とされます。この講義では、国立印刷局の工芸官がどの様に緻密な画線を彫り進めているかを知ることができます。
そして、令和4年度から国内の芸術系・美術系大学の学生を対象として、工芸官の高い技術と細密な彫刻を次世代に伝え継承すること、美術や芸術を学ぶ学生のキャリアプランの可能性や選択肢等を提供する機会として特別講義を実施してきております。
令和7年度までに16大学、1専門学校及び1工芸高校において、特別講義を開催してまいりました。
倉敷芸術科学大学 芸術学部 芸術学部長 五十嵐英之
この度、独立行政法人 国立印刷局 の皆様を本学にお迎えし、特別講義を開催いただけますことを倉敷芸術科学大学芸術学部を代表して心より御礼申し上げます。
国立印刷局は日本銀行券をはじめ、官報、パスポートなど、私たちの暮らしと社会の信頼を支える重要な製品を製造されております。その根幹には、長い歴史の中で受け継がれてきた高度な造形技術と、精緻な手仕事があります。その中でも「工芸官」の皆様が担われる細密彫刻や原版製作は、単なる工業技術ではなく、日本の美術工芸文化を体現する極めて高度な表現領域であると認識できます。
本学芸術学部では、芸術表現を通じて社会に貢献できる人材の育成を目指しております。その中で、今回の講義は、学生たちにとって「芸術が社会の信頼を支える力となる」ということを実感できる、大変貴重な機会になると考えております。日々の制作や研究のその先に、文化や経済、さらには国家的な信用基盤を支える仕事が存在していることを学ぶことは、学生たちの視野を大きく広げることでしょう。
またデジタル化が進む現代においても、ビュランによる精密な彫刻技術が今なお重要な役割を担っていることは、芸術における「手仕事」の価値や、人にしか生み出せない表現の力を改めて私たちに気づかせてくれます。長い年月をかけて培われる技術と精神性に触れることは、本学で芸術を学ぶ学生たちにとって大きな刺激と学びになるものと確信しております。
この講義を通じて、学生たちが芸術と社会とのつながりを深く理解し、自らの将来や表現の可能性について考える契機となることを願っております。
〈本件に関するお問い合わせ先〉
倉敷芸術科学大学 入試広報部
Tel. 086-440-1112/E-mail:koho@kusa.ac.jp
国立印刷局広報官室
Tel.03-3587-4210/E-mail:proffice@npb.go.jp

















