InterPlas Thailand 2015、タイで唯一の合成樹脂・石油化学の展示会を開催

タイ王国、日本の合成樹脂関連の投資を支援

タイで唯一の樹脂製品と石油化学製品の製造機械ならびに技術についての国際トレード展示会、「第24回 InterPlas Thailand 2015」が、2015年7月9日から12日、タイのバンコクにあるBITECにて開催されます。

InterPlas Thailand 2014の会場風景(1)
InterPlas Thailand 2014の会場風景(1)

静岡大学客員教授(並びに プラスチック成形加工学会名誉会員、一般社団法人 日本合成樹脂技術協会副会長)の酒井 忠基氏は、今後数年間の日本のプラスチック製造業界の将来性と傾向について、以下のように語っています。
これからの日本プラスチック業界は、特に射出成形機や医療製品、そして3Dプリンター関連の製品が期待されています。また、日本の合成樹脂製造業者並びに業界全体が国外での海外進出の機会を探しており、タイを含め、アジアがその投資先として注目されています。
酒井氏はタイについて、日本のプラスチック業界のASEAN生産ハブ拠点になるであろうと考えています。タイにおいて、特に日系自動車製造関連産業が盛んな事、また、ASEAN内で中心に位置する地理上の位置づけから、日系プラスチック産業の生産拠点になることが予測されます。また、タイの豊富な天然ゴムから生産されるタイヤや、タピオカやココナッツなど、石油に変わるプラスチックの天然素材が、その環境への優しさから日本の注目を集めているそうです。同時に、人件費の安さ、現在進行しているインフラ整備、中国よりも安い製造コストも魅力であると語ります。タイ人のおおらかな国民性は、日本人にとって働きやすい環境でもあります。

タイのASEANにおける地理的優位性、プラスチックの天然資源、コストの面で、タイが今後、日本のプラスチック製造業の生産ハブ拠点となることは、期待される事実と言って良いでしょう。


リード・トラデックス社のプロジェクトマネージャー、チャナパ・ラートルングルアン氏は、InterPlas Thailand 2015が日本の投資家ネットワークにとってタイでのパートナーを探し出し、ASEAN市場への洞察を提供するきっかけとなることを説明しました。本展示会は、合成樹脂製造と石油化学製品製造の技術についてASEANで最も総合的な展示会です。日本の投資家、貿易業者は、この展示会において、樹脂金型から射出成型、自動車部品製造から樹脂パッケージング生産、バイオ樹脂とリサイクリングプロセスを含む、いわば川上から川下への生産について、20か国以上の300以上のブランドが展示を行い、樹脂製造業界の包括的なバリューチェーンが展示されていることを見出されるでしょう。InterPlas Thailandに参加される日本の皆さんは、そこで12,000人以上のASEANからの質の高い合成樹脂業界の参加者と出会うことになります。日本の参加者には、合成樹脂製造業界のトップ幹部の年次会合である「Plastics Forum 2015」での交流や、特設された「Sourcing Business Matchmaking プログラム」によって、サプライヤーと日本の代表間でのビジネスマッチングとして機会が設けられています。


InterPlas Thailand 2015に、10名以上の団体で参加される方には、タイ国政府コンベンション&エキシビション・ビューロー(TCEB)支援による「海外ビジネス代表団向けパッケージ」特典があり、1人あたり2泊分の宿泊となります。また日本からの参加者は、「代表的な樹脂と合成樹脂製造業者の工場見学」が設定され、タイで可能な設備を直接目で確かめることができます。さらに、展示会開催中は、ビジネス代表ラウンジへ自由に出入りができ、無料のリフレッシュメントを楽しみながらリラックスしたり、個別のビジネスミーティングの場として利用できます。


※ご参加にご興味のある団体の代表者の方は、こちらから事前登録ください。
delegation@reedtradex.co.th

※InterPlas Thailandの詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.interplasthailand.com

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