「Manufacturing Expo 2013」と「METALEX 2013」

ASEANを自動車部品製造ならびに輸出の拠点として  世界的なハブに育てようとする日本の戦略を支援

タイ王国裾野産業組合連合会とASEAN最大級の展示会社であるリード・トラデックス社は、本日、タイ王国工業省工業振興局裾野産業開発部支援のもと、日本市場向けロードショーを開催し、ASEANを自動車部品製造と輸出拠点としてハブに育てようとする日本からの投資を強く支持し、支援していくことを発表しました。同時に、タイならびにASEANの裾野産業界を束ね、今後形成されるアジア経済共同体(AEC)がもたらす様々な利点についての説明を行いました。具体的には、タイで最大の製造関連業界イベントである「Manufacturing Expo 2013」(6月開催)、そしてASEAN最大の国際工作機械と金属加工技術貿易展示会・会議である「METALEX 2013」(11月開催)についての説明が行われました。

METALEX_JAPAN_PAVILLION
METALEX_JAPAN_PAVILLION

タイ政府はここ10年以上、急速に発展する自動車組立業界を支える金属加工、プラスチック、エレクトロニクス業界に魅力的な投資インセンティブと必要なインフラ提供を行い、その成長に力を注いできました。

タイの自動車生産は2007年に100万台を突破しましたが、2012年はさらに伸びて200万台を超えました。今年度の目標は240万台で、うち半分が国内市場での販売、半分が輸出になると予測されています。そして、2017年までに年間生産台数を300万台に増やす計画です。

タイ王国工業省工業振興局裾野産業開発部長のパヌワット・トリヤンクンスリー博士は次のように述べています。
「日本の自動車製造業者にとって、タイはこれからさらに魅力的な製造拠点になっていきます。自動車組立の定評ある技術力ばかりでなく、タイには工場やビジネスの運営に適する卓越したインフラと魅力的な利点があり、自動車エレクトロニクス、バイオプラスチック業界の拠点でもあります。」

最近タイ政府は、2012年から2016年度までの第三次自動車産業開発マスタープランを開始しました。このマスタープランには、代替エネルギーの数々を使用した環境に優しい車、エネルギー効率の高い軽量車、ITを駆使した安全な車の生産もカバーしていく政府の広範な諸策が盛り込まれています。具体的には5つの主要分野、すなわち技術と調査研究、熟練労働力、製造業競争力の強化、強力なインフラ支援、自動車ならびに自動車部品業界の政策立案委員会に政府は力を注いで行き、これら政策をもって、タイが自動車製造国の上位10位に入るよう成長し、毎年実績を向上し続けることを期しています。

タイの自動車組立業界は、国内ばかりでなくASEAN諸国の製造業の集積地や、その他アジア地区の自動車製造基地で使用される自動車部品を作り出す専門技術を持つ、巨大な自動車部品産業によって支えられています。これら全ての産業は、非常に優れたインフラや、タイ、日本、オーストラリア、その他主要なサプライヤーと市場間における物流基盤に基づいています。日本企業の積極投資だけでなく、タイ政府も、複線鉄道網、高速列車鉄道への投資を行ってインフラの強化を計っています。

タイ王国裾野産業組合連合会(ASIA)の会長、ヴィロ・シリサンナサット氏は次のように述べています。
「今日、主要な日本の投資企業は、タイ ― 日本間のサプライチェーンに信を置き依拠しており、代表的なブランド企業がすでに投資を行っています。トヨタは120億バーツを投じて、エコカーを含む乗用車用組立新工場建設をチャチューンサオ県のゲートウェイ工業団地に計画しています。これによりゲートウェイ工場の生産能力は22万台から30万台へと増加します。日産は110億バーツを投じてサムットプラカーンの組立工場建設に着手し、2014年8月には年間75,000台のピックアップ1トントラックであるナバラの生産が予定されています。その後は生産力が年間15万台に引き上げられる予定です。ホンダは、プラーチーンブリー県の新しい組立ならびにエンジン工場建設と、2011年後半の壊滅的な洪水に襲われたアユタヤ工場の拡張に200億バーツを投資する予定です。2015年に新工場が操業開始すると、タイ国におけるホンダの生産能力は年間42万台となります。うち約30万台が国内用、残りが海外輸出用です。」

リード・トラデックス社の副社長、デュアンデ・ユアイカルマディーは、次のように述べています。
「私たちは日本の機器製造のトップ企業の皆さんと緊密な連携をとっております。これら企業の皆様は、最良の技術を、リード・トラデックスの運営で毎年6月に開催されるManufacturing Expo(製造業総合展示会)と11月に開催されるMETALEXに展示してくださっています。」


【Manufacturing Expo 2013】
本展示会は、タイの自動車関連の製造業者と裾野産業にとって最大の展示会で、6月に開催されます。製造業者、請負業者、部品供給業者向けに、22か国の1,500を超す優れたブランドによる最新の製造技術が展示されます。本展示会では、世界見本市連盟(UFI)が認定した4つのイベントも行われます。InterPlas Thailand 2013(プラスチック/ゴム技術展)、IINTERMOLD 2013(金型加工技術展)、Automotive Manufacturing 2013(自動車製造展)、そしてAssembly Technology 2013(組立技術展)です。同時開催のこれら4つの展示会に加え、工業部品製造請負に関するIndustrial Components & Subcontracting、電子部品製造関連の組立、測定、テスト技術に関するNEPCON THAILAND 2013、表面処理、塗装、コーティングに関するSurface & Coatings 2013も同じ会場で開催されます。こうして一同に会する展示により、様々な部品や供給品間の連携を生み出し、自動車業界の皆さんが必要とされるものを一挙にご提供できる場となることをお約束します。
詳細は http://www.manufacturing-expo.com をご覧ください。


【METALEX 2013】
ASEAN最大の国際的な工作機械と金属加工技術貿易展示会で、11月に開催されます。METALEXは、ASEAN各地から集う製造業者、購入業者、販売業者がビジネスチャンスを築くための鍵となる地域プラットフォームです。ビジネスマンが商談を行い、興味深い機械・技術をチェックし、アジアで初めて、世界中の2,700のブランドが展示する4,000品目の技術が一堂に会する場所となります。日本、ドイツ、シンガポール、中国、台湾、英国、他各国のパビリオンが生産能力を改善する技術を展示し、地域の工業部門の成功に貢献します。
詳細は http://www.metalex.co.th をご覧ください。

Manufacturing Expo 2013とMETALEX 2013での経験がさらに有意義なものとなるよう、特別パッケージをご用意しております。3名以上でご参加の場合、スワンナプーム空港での優先出入国審査サービス、METALEXナノ・フォーラムや第2回冶金フォーラムへの無料入場権、主要自動車組立工場への訪問機会、ASEANのビジネス・ネットワークを拡げたい日本の中小企業方向けのビジネス・マッチングサービスへの限定招待をご提供します。また「Be My Guest キャンペーン」に参加するホテルでの2泊分の無料宿泊(ツインルーム)もご提供します。

さらに、Manufacturing Expo2013もしくはMETALEX2013に15名以上の団体をお連れいただいた協会組織・団体あるいは旅行業者様には、タイ国政府コンベンション&エキシビション・ビューロー(TCEB)が主宰する「100-A-Headキャンペーン」により、参加者一人当たり100USドルのサポートをさせていただきます。詳細については、Emailで以下までお問い合わせください。
delegation (at) reedtradex.co.th

デュアンデは以下のようにも語っています。
「私たちは、ビジネスを川上、中流、川下全体へと、とりわけ全主要製造分野での部品生産に携わる日本企業に対して広げていきます。昨年2012年のManufacturing ExpoとMETALEXには10万人が訪問し、その場で100億バーツ以上の成果を生み出しました。」

プレスリリース添付資料

カテゴリ:
業績報告
ジャンル:
ビジネス全般
取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。