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    双日テックイノベーション、 エンタープライズ向けローコード開発支援サービス Natic Low Code powered by Pleasanter」を本格提供開始

    ~既存アプリの計画的リプレースと“すき間”業務のローコード化で現場DXを推進~

    サービス
    2025年12月4日 10:00

    双日テックイノベーション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:西原 茂、略称:STech I[エス・テック・アイ]、以下 STech I)は、株式会社インプリムが提供する国産オープンソースのローコード開発ツール「Pleasanter(プリザンター)」の認定インテグレーションパートナーとして、これまでパートナーサービスの一環でお客さまの業務アプリケーション構築・運用を支援してきました。


    このたび、これまでの実績とノウハウをもとに提供メニューを再編し、サービス名称を「Natic Low Code powered by Pleasanter」(以下、「Natic Low Code」)としてリブランドしました。あわせて、当社Naticシリーズのサービスラインナップに正式に追加し、エンタープライズ向けローコード開発支援サービスとして本格提供を開始いたします。


    Natic Low Code powered by Pleasanter

    Natic Low Code powered by Pleasanter


    ■背景と課題

    SaaS/ERPの導入が進み標準業務は効率化される一方で、部門固有の例外処理や補助作業がExcel・Access・紙帳票として残存し、二重入力や差し戻し、属人化を招いています。また、こうした“すき間”業務をカバーするためにERPやSaaS側を個別にカスタマイズすると、多大な期間とコストが発生し、Fit to Standardの方針が損なわれるおそれがあります。さらに、部門内で「まず動く」アプリケーションを素早く立ち上げたいものの、従来のスクラッチ開発では要件定義から稼働までのリードタイムが長く、システム開発が現場DXのスピードに追いつかないという課題があります。



    ■Natic Low Codeとは

    「Natic Low Code」は、こうした課題に対応するため、柔軟性とコスト合理性で高い評価を受ける国産オープンソース/ローコードツール「Pleasanter」と、ERPやBPMソフトウェアの開発・導入を手掛ける当社グループのインテグレーションサービスを組み合わせたローコードソリューションです。

    既存アプリケーションの計画的なリプレースと、“すき間”業務のローコード化を両輪として、ERPやBPMなどの基幹システムと連携しながら、標準機能ではカバーしきれない現場固有・周辺業務を短期間・低コストでアプリ化。「全体最適」と「現場の使い勝手」の両立による現場DXの推進を支援します。また、単なるツール提供にとどまらず、「システム導入から運用定着まで一気通貫」で伴走する点も特長です。



    ■Natic Low Code の特長と導入効果

    Natic Low Codeは、スモールスタートでのアプリ化、基幹システムとの連携、OSSによるコスト最適化を組み合わせることで、現場DXとシステム全体の最適化を一体で支援します。


    (1) スモールスタートで現場固有業務を迅速にアプリ化

    Webデータベース型のローコード基盤により、部門単位で必要最小限の機能から素早く立ち上げ、現場の実データを使って検証しながら改善を重ねることができます。従来はシステム化の対象外だった小規模な“すき間”業務も無理なくアプリ化でき、現場負担の軽減や属人化リスクの低減につながります。


    (2) Fit to Standard を崩さずにERP/BPM/SaaSと連携する“周辺業務の受け皿”化

    Natic Low Codeは、ERPやBPMなど全社標準の業務アプリケーションの前後処理や例外処理を担う「連携ハブ」として機能します。標準機能でカバーできない周辺業務をローコード側で柔軟に受け止めることで、Fit to Standardの方針を維持しつつ現場ニーズに対応し、将来的にはNatic BPM SuiteやERPテンプレートとのシームレスな接続による全体最適化へ発展させることが可能です。


    (3) TCO削減と持続可能性を両立するローコード基盤

    ユーザー単位のライセンス課金ではなくOSSを活用することで、利用者拡大に伴うライセンスコストの増大を抑えつつ、標準外開発や追加オプションに依存しない拡張性を確保します。段階的なスケールアップにより、大規模システム導入に伴う失敗リスクを抑えながら、長期的なTCO削減とシステム全体の持続可能性向上を実現いたします。


    老朽化したオンプレミスシステムには改修コストの増大や属人化による保守困難といった課題があります。当社では、こうした課題に対し、データモデルを整理した上でNatic Low Codeへ段階的に移行するアプローチを採用しています。


    権限管理・承認フロー・監査ログを標準装備することでセキュリティを強化し、国産OSSの特性を活かしたソースコードの透明性とカスタマイズ性を確保します。オンプレミスとクラウドどちらでも構築可能で、レガシーシステムのモダナイゼーションに要する期間を当社従来比で最大1/3まで短縮できます。



    ■株式会社インプリムからのコメント

    <株式会社インプリム 代表取締役 内田 太志 氏>

    プリザンターは、オープンソースとしての透明性と拡張性を基盤に、オンプレミス/クラウドを問わない柔軟な構築環境と、API連携によるシームレスなシステム統合を実現します。エンタープライズ領域においては、権限管理・監査対応・パフォーマンス・セキュリティなど、運用要件の高度化が進むなかで、双日テックイノベーション様は、深い業務理解と高いインテグレーション力、そして商社グループの広範なネットワークを活かした総合的な提案力を備えています。今後、金融をはじめとする多様な業界において、「現場に根づくローコード開発」の実現と、内製化による継続的な改善の推進において、さらなる価値創出を期待しています。



    ■双日テックイノベーション株式会社からのコメント

    <双日テックイノベーション株式会社 アプリケーション事業本部本部長 長谷川 健>

    ローコード導入は「早く作る」だけでは成功しません。大規模運用に耐えるガバナンス設計、既存システムとの堅牢なデータ連携、そして現場が自走できる体制づくりが不可欠です。当社はエンタープライズ開発の経験に、金融等の業務知見と商社グループならではの産業ネットワークを組み合わせ、要件整理からAPI連携、運用設計までをワンストップで提供。短サイクルで価値検証を繰り返し、技術移転を通じて"使われ続ける業務アプリ"への定着と、現場主導の改善サイクル確立まで伴走します。



    ■関連情報

    ・Natic Low Code

    現場固有業務を取り残さず、部分最適と全体最適を両立させるローコード開発プラットフォーム

    https://natic.sojitz-ti.com/service/natic-lowcode/



    ■インプリムについて

    社名  : 株式会社インプリム

    所在地 : 東京都中野区中野2-30-5 中野アーバンビル3F

    設立  : 2017年3月1日

    URL   : https://implem.co.jp/

    事業内容:

    株式会社インプリムは、OSSのノーコード・ローコード開発ツール「プリザンター」を開発・提供しています。手軽さと柔軟性を両立したアプリ開発環境により、エンタープライズ要件に応える拡張性・信頼性を実現し、国内外の多様な業界で採用されています。オープンソースとしての透明性を保ちながら、サポートサービスや拡張コンテンツによる商用サポートを提供し、企業のDX推進と業務の内製化を支援しています。今後もパートナー企業との協働を通じ、より多くの現場に実効性の高い業務改善基盤を届けてまいります。



    ■双日テックイノベーションについて

    社名  : 双日テックイノベーション株式会社

    所在地 : 東京都千代田区二番町3-5麹町三葉ビル(受付6F)

    設立  : 1969年2月24日

    URL   : https://www.sojitz-ti.com/

    事業内容:

    国内外の最新ソリューションによるネットワーク・ITインフラ構築、システム開発、運用・保守などのサービス提供、およびデジタルトランスフォーメーション支援。



    ■お知らせ

    2024年7月1日より、当社の商号が「日商エレクトロニクス株式会社」から「双日テックイノベーション株式会社」に変更となりました。また、10月1日には、理念体系を策定、新たに略称STech I(エス・テック・アイ)のブランドシンボルを以下の通り発表いたしました。Vision(ありたい姿)に掲げた「ITで未来を切り拓く先駆者」を目指して、お客さまの歩む先の道を照らして次の未来をつくることで、ビジネスに貢献するイノベーションに挑戦しつづけます。


    STech Iブランドシンボル

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