「秋がない」例年より寒暖差を感じる人は約8割! 冷え込みで不調を実感する『冬の腸の砂漠化』とは? 腸専門の医師が考案!腸を潤すお手軽レシピを公開

    調査・報告
    2025年11月28日 10:30

    塩水港精糖株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:木村 成克)は、「冬の寒暖差」と「年末年始の生活習慣の変化」の2軸をテーマにし、生活者の腸の不調の実態と健康習慣の意識を把握する目的で、「冬のおなかの悩みと年末年始の健康習慣の意識調査」を実施。


    本調査は、6万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた腸のスペシャリストである松生恒夫先生(松生クリニック)監修のもと、腸活アプリ「ウンログ」のユーザー1,000名に対して実施。

    その結果、寒暖差と水分摂取量の減少が重なることで、腸内がカラカラに乾き、動きが鈍くなる『冬の腸の砂漠化』が進行しやすいことが明らかになった。


    シナモン・ジンジャー・オリゴ糖ティー

    シナモン・ジンジャー・オリゴ糖ティー



    【調査サマリー】

    (1)今年の冬は“腸の砂漠化”に陥る?

    例年より寒暖差を感じる人は約8割、急な冷え込みで腸の調子が悪化した人も約8割に。


    (2)冬の“気づかぬ水分不足”が腸の不調を招く

    冷えだけでなく運動不足(69.9%)・水分不足(66.3%)が冬の腸トラブルの主要因に。


    (3)年末年始の食生活を振り返り、食べすぎ・飲みすぎを実感した人は77.4%

    体の変化は、1位は体重増加(67.3%)2位は便秘(35.2%)に。


    (4)極端なダイエットは、便秘の原因に?

    糖質制限ダイエット経験者の約4割が便秘を経験し、「腸の調子が悪いとダイエット成果が出にくい」と感じる人は7割超


    (5)今後の健康意識

    2026年、健康のために最もお金や時間をかけて投資していきたい分野は「腸内環境の改善」がトップに



    【調査概要】

    調査名   :冬のおなかの悩みと健康意識調査

    調査対象  :全国の10~60代男女、n=1000)

    調査方法  :インターネット調査

    調査実施期間:2025年11月4日~5日



    【調査内容(1)】

    例年より寒暖差を感じる人は約8割

    急な冷え込みで腸の調子が悪化した人は約6割

    今年の冬は「寒暖差」による腸の不調に注意を


    ・2025年11月4日~5日に実施した調査において、例年より寒暖差を感じた人は79.9%。

    ・「急に寒くなった日や寒波到来時に、腸の調子が悪化した」と感じたことがある人は、56.8%(かなり感じた:13.9%、少し感じた:42.9%)と判明。

    ・このことから、寒暖差が激しいこの冬、冷えから来る腸の不調へ注意する必要があると明らかに。


    図1

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    図2

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    【調査内容(2)】

    冬の気づかぬ水分不足が腸の不調を招く

    冷えだけでなく水分不足・運動不足が冬の腸トラブルの要因に


    ・冬になると、腸に悪影響を与えるとわかっていても「運動不足になる」(69.9%)、「気づかぬうちに水分不足」(66.3%)が上位に。

    ・実際、一日の内座っている時間が5時間を超える人は68.3%(8時間以上:28.2%、5~8時間:40.1%)にのぼり、運動不足の傾向がみられた。

    ・また、厚生労働省「健康のために水を飲もう講座」で推奨されている1.2L以上の飲水量を満たしている人はわずか約3割(2.5L以上:1.5%、2.0~2.5L:5.7%、1.5~2.0L:19.5%)

    ・このことから、冬の腸トラブルは冷えだけでなく「運動不足」や「水分不足」といった生活習慣の影響も大きい実態が明らかに。


    図3

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    図4

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    図5

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    【調査内容(3)】

    年末年始の食生活を振り返り、食べすぎ・飲みすぎを実感した人は77.4% 。

    「便秘」を訴えた人は35.2%と、年始から腸が酷使された状態に


    ・年末年始の食生活を振り返り、普段の食事と比べて食べすぎ・飲みすぎを「かなり感じた」(38.8%)または「少し感じた」(38.6%)人は、合計で77.4%。

    ・年末年始に感じた体の変化として、体重増加(67.3%)が最も高く、次いで便秘(35.2%)、お腹の張り(32.5%)。

    ・年末年始は、食生活の乱れを引き起こし、その結果として腸機能の低下させるという具体的な健康課題につながっているため、正月明けにはこの食生活の乱れによって疲弊した腸の状態を回復させる必要がある。


    図6

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    図7

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    【調査内容(4)】

    カロリー制限や糖質制限ダイエットでは、腸の不調を訴える人が増加

    腸の調子が悪いとダイエットの成果が出にくいと感じる人は7割超!

    腸内環境を意識したダイエット法を実践することが必要


    ・「腸の調子が悪いと、ダイエットの成果が出にくいと感じたことがありますか」という問いに対し、7割以上が感じると回答。(強く感じる:36.6%、少し感じる:35.6%)

    ・さらに、ダイエット方法別に腸の状態を見ると「糖質制限ダイエット」では28.9%、「カロリー制限」では26.8%が腸の不良(便秘など)を感じており、過度なダイエットによって腸の動きが鈍る傾向がみられた。

    ・一方で「腸活ダイエット(発酵食品・オリゴ糖など)」を実践した人のうち、腸の不調を感じた割合はわずか5.2% と低く、腸内環境を意識したダイエット法を実践することが有効であると示唆された。


    図8

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    図9

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    【調査内容(5)】

    クリスマスやお正月など人が集まる機会が増える年末年始

    そんなシーンでどうしても食べてしまうもの1位は甘いもの(スイーツ・菓子類)


    ・「手土産や帰省時のお菓子を食べる機会が増えた」(50.8%)、「親戚や家族と集まる場で、ついデザートを食べることが増えた」(49.9%)など、半数以上が人付き合いの場で甘いものを無意識に摂っていると回答。

    ・また、年末年始に食べ過ぎてしまう食品としても、「甘いもの(スイーツ・菓子類)」が59.6%で最多となり、続いて「炭水化物(ごはん・パン・麺類)」49.7%、「揚げ物・肉料理」43.7%と、高カロリー・高糖質・高脂肪の食事が並んだ。

    ・このような年末年始特有の食習慣は腸に大きな負担を与え、いわゆる腸の疲れを引き起こす。年末年始の暴飲暴食で乱れた腸内環境の改善こそが、正月太りの解消やダイエットの成果を上げるための第一歩だと示唆された。


    図10

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    図11

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    【調査内容(6)】

    2026年の健康意識、7割近くが「腸内環境の改善」にお金や時間を最も投資したいと回答


    ・2026年、健康のためにお金や時間をかけて投資していきたい分野として最も多かったのは、「腸内環境の改善」(65.4%)。次いで、「睡眠の質」(55.8%)、「食生活(自炊・栄養)」(51.4%)が続いた。

    ・半数以上が健康のために食事の改善を挙げており、健康への関心は「体を鍛える」から「体を整える」へシフト。腸活は一過性のブームではなく、自分への投資としても定着しつつある健康習慣であることがうかがえる。


    図12

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    【おすすめレシピ】

    (1)シナモン・ジンジャー・オリゴ糖ティー

    ■材料(1人分)

    熱湯250ml、シナモンパウダー小さじ1/3~1/2、ショウガスライス2~3枚(またはチューブ1~2cm)、バニラエッセンス1~2滴、オリゴ糖小さじ1~2


    ■作り方

    カップにシナモン・ショウガ・オリゴ糖を入れ、熱湯を注いでよく混ぜ、仕上げにバニラを落とす。


    ■シナモン・ジンジャー・オリゴ糖ティーがオススメな理由

    ・シナモン

    シナモンは体を温め、血流を促す。また腸の動きをサポートし、冷えによる「停滞腸」を防ぐ。


    ・オリゴ糖

    オリゴ糖は善玉菌のエサとなり腸内で発酵し短鎖脂肪酸を生成、大腸のエネルギー源となり、整腸効果が期待できる


    ・生姜

    ショウガオールが、体の深部温度を上げて代謝を活性化、腸の血流を改善し、ぜん動運動を促す


    シナモン・ジンジャー・オリゴ糖ティー

    シナモン・ジンジャー・オリゴ糖ティー



    (2)ホットペパーミント・ティー

    ■材料(1人分)

    ペパーミントティーのティーバッグ1個、レモン果汁 大さじ1~2、オリゴ糖 適量、チューブ状の生姜 1~2センチ、お湯 500mL


    ■作り方

    ティーバッグ1個を用意して、お湯500mlで抽出し、レモン果汁、ショウガ、オリゴ糖を適量入れあとはかき混ぜるだけ。


    ■ペパーミント・ティーがオススメな理由

    ・オリゴ糖

    オリゴ糖は善玉菌のエサとなり腸内で発酵し短鎖脂肪酸を生成、大腸のエネルギー源となり、整腸効果が期待できる


    ・ペパーミント

    薬効にすぐれており、体内にたまったガスを排出させる働きや血液の循環を促し、冷え性を改善する作用がある


    ホットペパーミント・ティー

    ホットペパーミント・ティー



    【専門家コメント】

    ■監修医師プロフィール:松生恒夫先生

    1955年東京生まれ。医学博士。松生クリニック院長。

    東京慈恵会医科大学卒業。同大学第三病院内科助手、松島病院大腸肛門病センター診療部長などを経て、2003年、東京都立川市に松生クリニックを開業。

    6万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた腸疾患治療の第一人者。便秘外来の専門医として地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを取り入れた診療で効果を上げている。

    著書に『子どもの便秘は今すぐなおせ』(主婦の友社)、『見た目は腸が決める』(光文社)、『「腸の老化」を止める食事術』(青春出版社)、『日本一の長寿県と世界一の長寿村の腸にいい食事』(PHP研究所)など多数。


    ■コメント

    今回の調査では、寒暖差を感じた人ほど便秘やおなかの張り、手足の冷えといった症状を訴えています。私は、この冬に顕著になる腸の働きの急激な停滞状態を『冬の腸の砂漠化』と呼んで警鐘を鳴らしています。この現象の背景には、暖かい屋内(25度以上)から寒い屋外(10度以下)に出る際など、寒暖差が10度以上になる場合に、腸の動きが鈍化する「停滞腸」という状態に陥ってしまいます。この状態を克服するためには、単に水分を摂るだけでなく、腸を外と中から温めることが必須です。

    そこで今回、腸の冷えや便秘の治療効果を高めるための新レシピ「シナモン・ジンジャー・オリゴ糖ティー」を考案しました。温め効果が高いシナモンとショウガ、そして腸の健康に欠かせないオリゴ糖を組み合わせたものです。お手軽なこのレシピで『冬の腸の砂漠化』を防ぎ、活発な腸を取り戻し、冬の寒さに負けない快腸な体を作りましょう。



    【会社概要】

    社名  : 塩水港精糖株式会社

    代表者 : 代表取締役社長 木村 成克

    所在地 : 〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町2丁目9番6号 ニューESRビル

    創業  : 1904年2月

    設立  : 1950年7月

    事業内容: 精製糖・乳糖果糖オリゴ糖などの製造販売

    資本金 : 17億5,000万円

    URL   : https://www.ensuiko.co.jp/index.php

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