建設設備業界の“人手不足と育成の課題を一挙に解決する” 現場に実践的な育成環境を実現 業界初の施工管理教育機関「KDWアカデミー」開校
日本のインフラを支える若手技術者を“ゼロから育てる”教育機関。 建設設備の現場が待ち望んだ、新しい人材育成モデルが山形から誕生。
株式会社弘栄ドリームワークス(本社:山形県山形市、代表取締役会長:船橋 吾一、以下 弘栄ドリームワークス)は、人材不足・技術継承の停滞・元請け依存構造により廃業率が全国で最も高い建設設備業界において、企業の存続と地域インフラを守るため、業界初となる育成支援プラットフォーム事業の発展形として、新たに施工管理育成の教育機関「KDWアカデミー」を2025年12月3日より開始いたします。

KDWアカデミー
■ 担い手不足・技術継承の停滞により地域インフラ維持が困難に
建設設備業界は、慢性的な人材不足・技能者の高齢化・若手の定着難・元請け依存など複数の課題が重なり、廃業率が全国で最も高い業界とされています。
老朽化が進む建物やインフラ設備の更新需要は年々増加し、空調や給排水、電気設備、通信インフラなど、私たちの生活に直結するあらゆる設備で不具合や故障が相次いでいる現代。災害時の復旧やメンテナンス対応など、設備会社の役割はますます重要性を高めています。
一方で、業界全体では専門施工会社の経営悪化や若手の入職減少が続き、こうした需要を支える技術者が圧倒的に不足しているのも現実です。その結果、地域では工事の遅延や受注停止が発生し、建物やインフラの維持が困難になるケースも増えています。
この“社会インフラの最後の担い手”を守るためには、若手人材を育成し、技術を継承していくための新たな仕組みづくりが急務となっています。
弘栄ドリームワークスはこれまで、出向型施工管理育成、配管調査DX、業界間連携など、現場に根ざした課題解決に取り組んできました。その取り組みを体系化し、次世代の技術者育成へと発展させたのが、“現場を知り尽くした者たちによる現場で活躍できる若手を育成するための学校”「KDWアカデミー」です。
■ 若手施工管理者を育てる新しい“教育アカデミー”とは
KDWアカデミーは、弘栄ドリームワークスが運営する施工管理者の育成に特化した教育機関です。
「現場で覚える」という従来の育成方法に代わり、体系化された学習プログラム × 現場OJT × 出向型実務経験 × DX技術を一体的に提供することで、若手が最短ルートで施工管理者として成長できる環境を整えます。下請け会社が自社の力でクライアントから直接案件を受注できるようになることは、利益拡大と企業成長の大きなチャンスとなります。しかしその一方で、現場業務の多忙さからスキルを体系的に学ぶ時間が取りにくいという課題も残されています。KDWアカデミーは、この問題を解決し、現場にいながらスキルアップできる環境を提供しています。
■ KDWアカデミーの3つの特徴
(1) 働きながら実践的に学べるカリキュラム
未経験者でも施工管理として活躍できるよう、講習と実務を組み合わせた育成プログラムを用意。現場で必要となる知識や段取り、安全管理、業者調整などを実践的に習得します。さらに、年単位の出向型研修制度を採用しており、出向期間中に学んだことを現場で即実践できます。
(2) 自社負担ゼロで育成可能
施工管理育成には通常、教育コストや給与負担など大きな投資が必要ですが、年間360万円(30万円×12ヶ月)の管理費をKDWアカデミーが負担する仕組みを継続。中小の専門工事会社でも負担なく育成を始められるのが特徴です。さらに、出向者は受け入れ先で社員として勤務・学習し、実務を通じて施工管理スキルを習得できます。これにより、出向元企業は、経営に影響を与えることなく人材育成が進められます。
(3) 育成後の“受注力アップ”まで伴走
KDWで育った人材が企業に戻った後も、DX技術・営業支援・調査支援を組み合わせることで、自社で案件を獲得し、利益構造を改善できる施工管理者へ成長。
“育てて終わり”ではなく、企業が自走する状態までサポートします。
KDWアカデミーでは、出向元企業、受け入れ企業、業界全体が負担ゼロで成長できる仕組みを提供します。このWin-Winモデルにより、出向元企業は自社の経営に影響を与えることなく人材を育成でき、高利益案件による経営安定が実現します。受け入れ企業は、人材不足を補い即戦力を確保することができ、また、KDWプラットフォーム内での相互受注・連携が強化されます。これにより、人材育成と経営安定を両立し、建設業界全体の底上げと発展を実現する新しい産業構造モデルが構築されます。
■ 現場からの声(育成支援サービスの実例)
● 配管清掃業 A社(関東)
Before:配管清掃時に欠陥を見つけても修理技術がなく、仕事につなげられなかった。
After :修繕まで自社完結できるようになり、新事業が生まれ売上も増加。
● 設備メンテナンス会社 B社(東海)
Before:競合と差別化できず、営業が横ばい。
After :調査~洗浄まで一括提案でき、新市場を開拓。問い合わせも増加。
● 設備保全会社 C社(関西)
Before:人手不足で受けられる案件が限られていた。
After :技術連携により対応範囲が拡大し、受注機会も増加。
■ 代表取締役会長・船橋 吾一 コメント

代表取締役会長・船橋 吾一
建設設備の仕事は、地域の生活インフラを最後のところで支える、重要な役割を担っています。しかし現場では“育てる人がいない”“若手が定着しない”という声が全国で続き、このままでは地域のインフラを守れなくなる危機さえあります。
私たち専門工事業は、施工管理を通じて業界を支える立場として、専門施工会社の経営環境改善を含めた業界の底上げと発展が使命です。その想いから生まれたのが「KDWアカデミー」です。
KDWアカデミーは、新しい建設業の人材育成と経営再生モデルを提供し、業界全体を底上げする最終的な解決策として、専門施工会社の自立と業界の未来を切り拓く取り組みです。
今後は、施工管理育成に留まらず、設備管理・環境衛生・保全など周辺領域にも学びの幅を広げ、企業が“人が育つ”“仕事が獲れる”“地域に貢献できる”という好循環をつくりたいと考えています。また、山形を起点に全国の専門工事会社と連携し、地域ごとに人材が育ち、技術が継承される仕組みを広げることで、建設設備業界全体が“未来を創造する業界”へ進むきっかけをつくりたいと考えています。
■開校式開催場所:KOEI本社(山形県山形市大字風間字地蔵山下2068)
■ 会社概要
会社名 : 株式会社弘栄ドリームワークス
所在地 : 山形県山形市大字風間字地蔵山下2068
代表者 : 代表取締役会長 船橋 吾一
事業内容 : 施工管理育成支援事業、管内調査DX事業、
建設業プラットフォーム事業
公式サイト: https://koeidreamworks.jp

















