「罪悪感を減らす?」トイメディカルと味千ラーメン、“塩分オフセット麺”の試食会で減塩とは違う新技術の実用化へ手応え
2026年春の一般販売に向け、最終調整フェーズへ

塩分過剰摂取の課題解決に取り組むトイメディカル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役 社長:竹下英徳)と、「味千ラーメン」を展開する重光産業株式会社(本社:熊本県菊 池郡、代表取締役:重光克昭)は、2025年11月25日・26日の両日、共同開発中の「塩分オフセット麺」を用いた試食会を味千ラーメン富合店にて開催いたしました。
本イベントでは、多くの業界関係者およびメディアの方々に、海藻由来の技術を用いたラーメンを実食いただきました。

「塩分オフセット麺」とは?
今回試食会にて提供されたこの麺は、当社の「塩分オフセット技術」と重光産業の持つ製麺技術やノウハウを組み合わせて開発された新しい麺です。約2年前から経済産業省の中小企業向け補助金制度「Go-Tech事業(成長型中小企業等研究開発支援事業)」の採択を受け開発がスタートしました。
最大の特徴は、海藻由来の食物繊維「アルギン酸類」が麺に練りこまれており、この麺を食べることによってラーメンのスープに含まれる塩分(ナトリウム)を吸着し、そのまま便と一緒に排出するという仕組みです。

一般的にラーメン1杯には約5g〜6g程度の食塩が含まれると言われています。本製品は口の中で味を感じた後に、麺に配合されたアルギン酸類がスープに含まれる塩分(ナトリウム)と結びつき、約1g相当の塩分を吸着し排出することが期待できます。
従来の減塩ラーメンは、スープの塩分量を物理的に減らしたり、代替塩(カリウム等)を使用したりする手法が主流でしたが、この「塩分オフセット麺」を使用することによってラーメン本来の美味しさを保ちながら塩分の一部を体に吸収されにくくします。

試食会の様子

試食会に参加した関係者からは、「違いを探してみたけれど分からない。いつもの味千ラーメンの味で美味しかった」「早く色々な店舗に展開してほしい」などといった声が寄せられました。
また、当日は重光産業の重光悦枝副社長と当社代表の竹下英徳も出席し、ラーメンを試食しました。

重光副社長は、「ラーメン屋にとって塩分は大きな課題。塩分オフセット麺を使ったラーメンで美味しく召し上がっていただければ嬉しい」と述べ、当社代表の竹下は「もともとは腎臓病の人にも安心してラーメンを食べてほしいという思いから始まった塩分オフセット技術ですが、熊本ラーメンの代表ともいえる味千ラーメンさんと形にできたことは感無量です」とコメントしました。

今後の展開
今回の試食会で得られたオペレーション検証および味覚アンケートの結果を最終製品に反映させ、2026年春頃の店舗販売開始を目指して最終調整を行います。熊本から世界へ、「おいしさと健康の両立」という新しい食のスタンダードを発信してまいります。
会社概要

会社名:トイメディカル株式会社
所在地:熊本市南区富合町志々水48-1
代表者:代表取締役 竹下英徳
事業内容:塩分オフセット技術を活用した健康食品、サプリメント、調味料等の研究開発・製造販売
URL:https://toymedical.co.jp/
当社は2025年スタートアップワールドカップ九州大会で優勝するなど、「おいしい」と「健康」をトレードオフにしない世界の実現に向けて、熊本から世界へ革新的な健康ソリューションを提供し続けています。























