作家活動20周年、甲斐みのり“もの書き”の原点・京都の喫茶16店 『愛しの京都〈純喫茶〉』11/25発売
株式会社オレンジページ(東京都港区)から、今年で作家活動20周年を迎えた人気文筆家・甲斐みのりさんの最新刊『愛しの京都〈純喫茶〉』が11月25日(火)に刊行します。甲斐さんが、20代のころを過ごした古都・京都の思い出が詰まった純喫茶を中心に、今も訪れるお店、喫茶店好きの人からおすすめされたお店などから16店を選りすぐってご紹介する京都の純喫茶本です。

【掲載店舗】
六曜社珈琲店、イノダコーヒ本店、フランソア喫茶室、喫茶ソワレ、ぎおん石、前田珈琲(salon de 1904)、NIWA café、築地、喫茶翡翠、喫茶チロル、静香、COFFEE ポケット、ひめりんご、切通し進々堂、スマート珈琲店、珈琲の店 雲仙 (掲載順)
今と25年前の記憶が交差する京都の喫茶店のストーリー16
「今の自分の始まりは、六曜社地下店の奥の席」(本書帯より)。これまで50冊以上の書籍を執筆してきた、甲斐みのりさんの“もの書き”としての原点とも言える町、京都。今から25年前、学生時代を過ごした大阪から「京都の喫茶店に通いたい」という思いで引っ越し、さまざまな喫茶店を訪れました。仕事の合間に、休日に、1人で、友人と……京都の〈純喫茶〉は甲斐さんの生活を潤してくれる大切な場所でした。このたび、25年の時を経て、改めて甲斐さんが変わらず「愛おしく」思う京都の〈純喫茶〉を取材し、エッセイを書き下ろしました。店主との交流、好きなメニュー、変わらない佇まいを、情感たっぷりの写真とともにお届けします。

六曜社珈琲店。空いていれば必ず座る、甲斐さんお気に入りの席。

40年以上前から変わらぬ、六曜社珈琲店の素朴な味の「ドーナツ」。
20代前半の数年間を、京都の左京区、下鴨神社のすぐ近くで過ごしました。昼と夜のアルバイトをかけもちしながら、〝もの書き〞という夢に向かって歩み始めた頃。週に幾度か好きな喫茶店に立ち寄ることがなによりの贅沢で、心から楽しいひとときでした(中略)
それから25年の歳月が過ぎて、あらためて店主に話を伺いながら、懐かしい記憶を掘り起こしていきました。代々受け継がれる、歴史や思いやいくつもの物語は、どれも愛おしいものばかり。この本を手に京都の喫茶店を巡り、コーヒー片手にページをめくっていただければ嬉しいです。
本書「はじめに」より

イノダコーヒのホットコーヒーといえばこのブレンド、「アラビアの真珠」

スマート珈琲店の看板メニュー「ホットケーキ」に別添えの自家製シロップをかけて。

喫茶ソワレの看板メニュー「ゼリーポンチ」。5色のゼリーの配色が美しい。

創業1934年のフランソア喫茶室。店内を飾るステンドグラスや照明が往時を忍ばせる。

.平安京最古の史跡、神泉苑の3軒隣。赤と黒のツートンカラーのテントが目印の喫茶チロル。
■甲斐みのり(かい・みのり)

1976年静岡県生まれ。旅や散歩、手土産、クラシック建築やホテル、暮らしなどを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書に『愛しの純喫茶』(小社)、『たベるたのしみ』『くらすたのしみ』(ともにミルブックス)、『「すきノート」のつくりかた』(PHP研究所)、『歩いて、食べる 京都のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)など多数。
甲斐みのり『愛しの京都〈純喫茶〉』
2025年11月25日(火)発売
1,790円(税込)
四六判、アジロ綴じ、カバー付き、164ページ
https://www.orangepage.net/books/1993

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