シンギュラリティ高等学校(広島県)のカリキュラムに 簡単に3Dゲームが作成できるアプリ「Mind Render」が採用
ブロックプログラミングで3Dゲームを制作できる「Mind Render」アプリを開発・提供する株式会社モバイルインターネットテクノロジー(所在地:東京都千代田区、代表取締役会長:白土 良一)は、学校法人幸和学園 シンギュラリティ高等学校のカリキュラムに同アプリが採用されたことを発表しました。2025年度2学期から授業で利用されています。Mind Renderが学校の正式な授業内容として採用となるのは聖光学院中学校高等学校(所在地:神奈川県横浜市)に続いて2校目です。
■Mind Renderとは
Mind Renderは、わかりやすい通常の言葉で書かれている命令ブロックを組み合わせて3Dプログラム作品を作ることができるユニークなアプリです。同じくブロックでプログラムを作ることができるプログラミング教材として広く知られている「Scratch」の3D版とも言えます。
Mind Renderの最大の特徴はゲーム開発環境である「Unity」で開発されていることです。これにより、Mind Renderは3DゲームやVRコンテンツなどを作ることができ、そのために必要な物理エンジンが組み込まれています。2018年のリリース以来、一般ユーザーはもちろん、プログラミング教室や学校の授業でも利用されています。

プログラム編集画面
わかりやすい言葉で命令が書かれているブロックを組み合わせてプログラムを作ります。
■Mind Render採用のポイント
Mind Renderの採用に至ったポイントや実際の授業の様子について、シンギュラリティ高等学校 中橋 辰則氏は次のように述べています。
「ブロックプログラミングで直感的に自分のイメージを形にできる点に魅力を感じ、導入を決めました。特に、3D空間での座標操作など、ほどよく難しい要素が含まれていることで、生徒にとって『考えながら試す』学びのプロセスが自然に生まれています。」
「『ゲームを作る』というテーマ自体がプログラミングへのハードルを下げてくれており、生徒たちは授業の最初から夢中になって手を動かしていました。ゲーム制作の過程で教科書の内容にも自然と触れられるため、知識の定着と応用のバランスがとても良いと感じています。」
「また、Mind Renderはアップデートが頻繁で、常に新しい機能や可能性が広がっている印象があります。生徒たちも『今まさに進化しているツールを使っている』というワクワク感を持って学べており、現代的な学びにぴったりな教材だと感じています。」
■Mind Renderにとっての意義
シンギュラリティ高等学校での導入の意義について、モバイルインターネットテクノロジー会長の白土は、次のように述べています。
「現在の学校教育では、効率的に記憶することが重視され、自分で考えることはあまり評価されないように思われます。Mind Renderは、そのような教育からは距離を置き、自分で考えることの楽しさを知って欲しい、創造することを大切にして欲しいという思いで開発・提供しています。」
「そのため、記憶中心ではなく、生徒に自由に考えさせることを実践する学校が二校もMind Renderを選んでくださったことは光栄です。Mind Renderが少しずつ教育の現場で認められていくことを嬉しく思います。」
「シンギュラリティ高等学校では、『楽しさ』すなわち『活動に完全に没頭し、集中し、時間が経つのを忘れるほどの状態(フロー)』に満ち溢れた高校を目指されていると伺っております。生徒の皆さんが時間が経つのを忘れるほどにプログラミングを楽しみ、自分なりの作品を創造していただけたら大変嬉しいです。」

ゲーム例「ロボさんがころんだ」
目隠しをしている鬼に近づく遊び「だるまさんがころんだ」をMind Renderでゲームにしました。
■シンギュラリティ高等学校について
2025年4月に開校したシンギュラリティ高等学校は、広島県に2つのキャンパスを持つ通信制高等学校です。コーネル大学やシカゴ大学といった米国の名門大学で培われた教育メソッドと科学的な未来予測に基づく「真に将来の役に立つカリキュラム」を実施しています。生徒が自分にとってもウェルビーイング(幸せ)を発見し、それを自分の力でつかみ取れるようになる教育を目指しています。
<学校情報>
学校名 : 学校法人幸和学園 シンギュラリティ高等学校
校長 : 遠藤 克彦
開校日 : 2025年4月1日
所在地 : [安浦キャンパス]広島県呉市安浦町大字中切330
[向洋駅前キャンパス]広島県安芸郡府中町青崎南5-11
Webサイト: https://singularity.ed.jp/
■株式会社モバイルインターネットテクノロジーについて
モバイルインターネットテクノロジーは、iPhoneの本格的なFX取引アプリを国内で初めて開発するなど、スマートフォンやタブレット向けの金融取引アプリの開発において豊富な経験と実績を有しています。主要顧客はFX、証券、銀行、モバイルペイメント、損保など多岐にわたりますが、最近は不動産、企業の福利厚生など他分野の開発も増えてきています。このようにビジネスアプリの開発を中心業務としていますが、ゲームの開発経験を有するプログラマーが多く在籍していることから、その経験を活かしてビジネスにエンターテインメント性を取り入れたUI/UXを提供します。自社アプリ「Mind Render」もこうした環境から生まれました。
<会社概要>
商号 : 株式会社モバイルインターネットテクノロジー
代表 : 代表取締役会長 白土 良一
設立 : 2004年7月
資本金 : 3,300万円
所在地 : 東京都千代田区紀尾井町3-6 紀尾井町パークビル1F
事業内容 : モバイル端末向けアプリやサービスの企画、開発、提供
Webサイト: https://www.mobileit.co.jp/

























