株式会社セラフ榎本、大堀相馬焼陶吉郎窯 近藤学氏の 後継者育成を支援

    企業動向
    2025年11月5日 10:00

    マンション大規模修繕工事を主軸とする株式会社セラフ榎本(所在地:埼玉県川口市、代表取締役:榎本 修、以下「当社」という)は、10月に大堀相馬焼陶吉郎窯9代目窯主 近藤 学氏(以下「近藤氏」という)の工房を訪問し、弟子2人を激励しました。

    近藤氏は大堀地区にただ1人帰還した窯元として大堀相馬焼の再興のため、後継者育成と伝統継承を掲げており、当社は今後も継続して支援を行ってまいります。


    左から:近藤学氏、弟子2名、榎本修社長

    左から:近藤学氏、弟子2名、榎本修社長



    <大堀相馬焼とは>

    大堀相馬焼は「相馬野馬追い祭」で有名な福島県浜通りの相馬藩が生みだした、青ひび、二重焼き、駒の絵などの特徴で広く親しまれている全国無二の古美術陶芸品です。昭和53年に通商産業大臣(現在は経済産業大臣)により伝統的工芸品に指定され、国による伝統技術の保存と共に、産業活動発展の支援を受けています。

    (引用: https://www.toukichirougama.com、 https://www.somayaki.or.jp )



    <震災から大堀帰還までの経緯>

    14年前、東日本大震災と原発事故により、大堀相馬焼の窯元の1人である近藤氏も大堀地区を離れ、同県のいわき市へと避難を余儀なくされました。町内の避難指示は少しずつ解除されつつあるものの、震災前に20軒ほどあった窯元も今では激減しています。近藤氏は震災から3か月後、2011年6月に仮工房で作陶を再開し、2018年に設備の整った「いわき工房」を同市の四倉町にオープンしました。

    そして、大堀地区の帰宅困難地域の指定が一部解除された現在、近藤氏は大堀相馬焼の産地である浪江町大堀で再び伝統を後世に繋ぐため、昨年6月に帰還し「大堀公房」を再建しました。



    <「陶吉郎窯」への訪問と後継者支援>

    代表取締役の榎本(以下「榎本社長」という)から、当社会長である榎本 義男の米寿記念品として近藤氏に大堀相馬焼のフリーカップを依頼したことをきっかけに、現在も当社は近藤氏との交流を続けています。近藤氏は大堀地区を大堀相馬焼の産地として再興する柱の1つとして後継者の育成を進めています。その一歩として今年4月に弟子2人を迎え、7月には帰還1周年記念展をともに開催しました。今回の訪問では伝統継承への想いや弟子を迎えた現在の心境などを伺うとともに、弟子2人が制作した作品を鑑賞しました。


    文化継承のため後継者を育成し、いずれ窯元として独り立ちさせることで大堀地区を再び大堀相馬焼の産地として再興したいという近藤氏の想いに榎本社長は深く共感し、社会貢献の一環として、近藤氏の大堀相馬焼の伝統継承を今後も支援してまいります。


    対談及び陶吉郎窯大堀工房 ギャラリー内の様子

    対談及び陶吉郎窯大堀工房 ギャラリー内の様子



    <近藤 学氏プロフィール>

    1954年福島県双葉郡浪江町大堀生まれ。

    1997年(昭和52年)から家業の陶吉郎窯に従事。東日本大震災で被災し避難を余儀なくされた。2024年6月に福島県浪江町の大堀に帰還。2020年・2024年の日本美術展覧会で特選を受賞。日本現代工芸美術展審査員。

    HP: https://www.toukichirougama.com



    <工房所在地>

    ●大堀工房

    〒979-1544 福島県双葉郡浪江町大堀字後畑98-1


    ●いわき工房

    〒979-0204 福島県いわき市四倉町細谷字水俣75-17



    <株式会社セラフ榎本>

    昭和38年創業。ビル・マンションの大規模修繕工事を主軸とし、そのほかペットリフォームやドローン事業にも全力を注いでおります。また、SDGs実現に向けた取り組みや盲導犬支援など社会貢献活動にも取り組んでいます。


    TEL    : 048-265-1883

    本社所在地: 〒333-0847 埼玉県川口市芝中田2-34-16

    社員数  : 97名

    HP    : https://www.sei.ne.jp

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