ゆうべファミリー治療院(所在地:兵庫県明石市、代表:夕部 智廣)は、2025年秋より、子どもの不登校で悩む保護者をサポートする、オンライン支援サービスを開始いたしました。
本サービスは、東洋医学の基本概念である「未病(病気に至っていない心身の不調)」に着目し、公認心理師と鍼灸師による、心理支援とお灸による身体ケアを組み合わせた独自のプログラムを、オンラインで提供します。
不登校レジリエンス計画
■背景
令和5年度の文部科学省の調査(令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要)では、小中学校における不登校児童生徒数は過去最多の『34万6482人』と発表され、今後も増加が懸念されます。
そして、この調査内容によると、小中学生の不登校要因の上位は次の通りです。
1位 学校生活に対してやる気が出ない 32.2%
2位 不安や抑うつ 23.1%
3位 生活リズムの不調 23.0%
4位 学業不振や宿題の未提出など 15.2%
5位 いじめを除く友人関係の問題 13.3%
このうち上位3つで70%以上を占める要因が、いずれも東洋医学でいう「未病」の状態にあたる可能性が高いのです。
つまり、子どもの話を聴く従来のカウンセリングだけでは十分でなく、身体の状態や生活習慣を整える視点が極めて重要であることが分かります。
ゆうべファミリー治療院では、不登校支援の現場で10年以上活動し、支援方法を統合的に検討・実践してきた実績があります。
■起立性調節障害(OD)と東洋医学
起立性調節障害(OD)とは、なんらかの要因で交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、血圧や心拍の調整がうまくいかなくなり、
・朝、起きられない
・起立時に気分が悪くなる
・頭痛やめまいや動悸がする
・倦怠感や集中力の低下
などの不調が出る、思春期(小学校高学年~中高生)に多くみられる症状です。
発症する原因はよくわかっていませんが、心理的ストレスや生活リズムの乱れが一因となることもあります。
そして、学校へ行けないきっかけになることもよくあります。
鍼灸などの東洋医学では、症状そのものにアプローチする視点ではなく、全体的なバランスを整える視点を重要視します。この全体的なバランスを整える視点は、起立性調節障害(OD)によくみられる、交感神経と副交感神経を整える一助になることもあります。
レジリエンス計画の講座内での「お灸セルフケア」や「生活習慣を整える養生」では、バランスを整える視点とその方法も保護者に学んでいただきます。
レジリエンスに向けて取り組む順序
■特徴
・保護者のためのオンライン講座。親が変わることで子どもの回復につながる
・公認心理師や鍼灸師といった国家資格を持つ支援者による心と体への統合的アプローチ
・東洋医学の知恵と心理支援を組み合わせた、家庭で実践可能なセルフケア
・不登校児の漠然とした原因不明の不調を「病気」ではなく「未病」と捉え、予防と改善を両立させる視点
・依存症の脳のメカニズムやデジタルコンテンツのリスクを理解することで、ゲームやスマホ依存にも対応
・その時の親子の課題に応じた段階的アプローチ
・オンラインを利用して、日本全国の支援につなげる
■提供する主なメソッド
~東洋医学 × 心理支援で“未病”にアプローチ~
・親子の関係性改善:心理学的アプローチで親子や家族間コミュニケーションを見直す
・お灸セルフケア:家庭でできるお灸や養生を通じて、未病状態から健康な生活を取り戻す
・家庭ルール作成のコツ:家庭内の基準や安心感を生む「価値観に沿ったルール」作り
・デジタル依存への対応:スマホ・ゲームとの健全な距離感を築く具体的な方法
■価格と利用条件
・事前60分オンライン相談:5,000円※条件付きで無料に
・レジリエンス計画オンライン講座4回分:66,000円(2025年10月末まで49,800円)
▼お申し込み
こちらのサイトからお申込みいただけます。
https://yubefamily.chowder.jp/wordpress/schoolrefusal/ 【ゆうべレジリエンス】で検索
■「レジリエンス計画」講座概要と特徴
全4回の講座プログラム構成(4週間 × 各100分程度 × 1対1形式)
※これら4回の講座は取り組みの順序が重要
1回目 親子関係性向上:NLPや心理学的手法を用い、親子の信頼関係や認め合い方を強化。デジタル依存の理解も含む。
2回目 未病を整える:鍼灸師の見立てによるお灸セルフケア指導(この回のみ子どもも参加を推奨)、睡眠・栄養・体調管理についても学ぶ。
3回目 家庭ルール作成:価値観に即したルール設計、デジタルコンテンツとの付き合い方を整理し実践する。
4回目 才能を伸ばす関わり方:五行気質理解と子どもの気質に合わせた声かけや支援法をコーチング形式でトレーニングをする。
また、4回の講座終了後も、必要に応じて継続相談(約60分10,000円/回)によるフォローアップ体制を整えています。
講座風景 五行気質
■実績・改善報告
・1か月後調査:登校機会改善 71%、体調改善 86%、生活リズム改善 76%
・3か月後調査:登校機会改善 76%、体調改善 90%、生活リズム改善 83%
これらは、過去に相談を受けた42組の保護者報告に基づく改善傾向をまとめた数値です。
■差別化ポイントと社会意義
・統合アプローチ:心理・体調・生活習慣の三軸アプローチによる包括的支援
・リスク回避の視点:国家資格保持者による提供、利用しやすい現実的な費用設定
・主体性尊重:保護者のための講座であり、親が変わることで子どもの自然な変化につながる。親子双方の理解や成長を促す
・地域を超えた展開:オンライン対応により全国から参加可能
不登校が抱える課題は複合的であり、短期的に「登校さえすればいい」という手法だけでは根本解決には至りません。
本プログラムは、不登校を誰にでも起こり得る“つまずき”と捉え、そこから子どもが再びしなやかに回復(レジリエンス)するための基盤をつくることを目的とします。
■今後の展開
不登校は、心の問題だけでなく「未病」として身体の状態を整えていく必要性を、広く認識してもらえる取り組みを、引き続き実施してまいります。
さらに、オンラインセミナーや個別相談、講演活動、SNSによる情報提供、家庭で取り入れやすい書籍や教材の拡充など、全国の家庭に安心と実践的な支援を届けてまいります。
■ゆうべファミリー治療院
2003年9月開業以来、一般の方々の他、子どもや産後の母親の心身ケアを主に行う。
鍼灸や美容鍼などの通常施術も行う中で、刺さない鍼(てい鍼、小児はり)の技法も得意とする。
鍼灸師向けの書籍『刺さない小児はり ベビーてい鍼』(静風社)や、アトピー・夜泣き・親子コミュニケーションなど様々な角度からの育児関連書籍を商業出版している。
近年急増している不登校児の心身の支援にも注力し、公認心理師として心理カウンセリングや対話、オンライン講座を用い、支援することを目的とした鍼灸院を運営している。
院名 :ゆうべファミリー治療院
代表 :夕部 智廣(ゆうべ ともひろ)
所在地 :〒674-0067 兵庫県明石市大久保町大久保町638-11
TEL :078-995-8157
営業時間:9:30~19:00
定休日 :日・木・祝
事業内容:鍼灸・小児はり・心理カウンセリング ・オンライン講座
設立 :2003年9月
ゆうべファミリー治療院ホームページURL: https://yube-chiro.com/
不登校オンライン講座『レジリエンス計画』URL: https://yubefamily.chowder.jp/wordpress/schoolrefusal/
著書