池田糖化工業、「ジンジャーエキスパウダーE」で 集中力の維持効果を確認
池田糖化工業株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長:池田 直之)は、6-ショウガオールと6-ジンゲロール含有量を規格化した「ジンジャーエキスパウダーE」を用いた臨床試験において、VDT作業後の集中力が維持されることを確認しました。
【背景】
デジタル化の急速な発展により、多くの人々がVisual Display Terminals(VDT)作業に長時間従事しています。長時間のVDT作業は、眼へ負担がかかり、眼精疲労、ドライアイ、視力低下等を引き起こし、それが集中力の低下につながることが懸念されています。
そこで今回、ジンジャーエキスパウダーEが集中力に与える影響を評価するため、日常的にVDT作業による目の疲れや集中力の低下の自覚がある方を対象とした臨床試験を実施しました。
【試験デザイン】
・対象者 :日常のVDT作業で目の疲れや集中力の低下を感じる21~73歳の健常人80名
・試験方法:二重盲検ランダム化プラセボ対照並行群間比較試験
・評価項目:VDT作業負荷後の総合注意力の標準化スコア(Cognitrax)
・試験期間:12週間
・被験食品:ジンジャーエキス:100mg/日
(6-ショウガオール:2mg/日、6-ジンゲロール:0.5mg/日)
※ Cognitraxは、認知機能を評価する検査であり、16種類の認知機能領域(言語/視覚記憶力、総合注意力、処理速度、実行機能など)を10種類のテストを通して測定します。評価には、標準化スコア(年齢標準値との比較スコア)が用いられ、スコアが高いほど該当の認知機能が高いことを意味します。
【試験結果・考察】
12週間摂取後のVDT作業負荷後の総合注意力の標準化スコアは、被験食品群がプラセボ群よりも有意に高い値を示しました(p<0.05)。
この結果は、ジンジャーエキスパウダーEの摂取が、VDT作業で目の疲れや集中力の低下を感じる人の集中力を維持する効果を発揮することを示唆しています。また、この効果は、ジンジャーエキスの眼精疲労改善効果1)やデスクワーク等による疲労感の軽減効果2)と同様に、ショウガオールの血流改善作用3)や抗酸化作用4)によるものと推察されます。
1) 佐野ら, 応用薬理, 106(5/6), 127-134 (2024)
2) F. Higashikawa et. al., Nutrients, 16(16), 2715 (2024)
3) 富永真琴, 日薬理誌, 128(2), 78-81 (2006)
4) Hur J. et. al., Appl Biol Chem., 63, 57 (2020)
総合注意力(Cognitrax)の標準化スコア
【製品概要】
製品名 :ジンジャーエキスパウダーE
性状 :淡黄色粉末
名称 :ジンジャーエキス粉末
成分規格 :6-ショウガオール 2.0%以上、6-ジンゲロール 0.5%以上
入目/荷姿:1kg×5袋/ケース
賞味期限 :製造後24ヶ月
【会社概要】
商号 : 池田糖化工業株式会社
代表者 : 代表取締役社長 池田直之
所在地 : 〒720-8638 広島県福山市桜馬場町2番28号
設立 : 1935年6月1日
事業内容: カラメル、調味料、甘味料、乾燥食品、デザート食品、
その他各種食品加工、食品素材
資本金 : 4億794万円
URL : https://www.ikedatohka.co.jp/
【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
池田糖化工業株式会社 食品基盤技術研究室
Tel:084-957-3411