近大デザイン・クリエイティブ研究所「第3回プロト・フェス」 埋もれたアイデアを新たな視点で再評価し、新しい価値を創出

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    2025年9月19日 14:00
    令和6年(2024年)9月に開催した「第2回プロト・フェス」の様子
    令和6年(2024年)9月に開催した「第2回プロト・フェス」の様子

    近畿大学デザイン・クリエイティブ研究所(大阪府東大阪市)は、令和7年(2025年)10月10日(金)・11日(土)の2日間、近畿大学東大阪キャンパスにて、「第3回プロト・フェス」を開催します。
    本イベントは、他では評価を得られなかったアイデアのプロトタイプ(アイデアをかたちにしたもの)を持ち寄って再評価し合い、アイデアを再生・成長させることを目的としています。

    【本件のポイント】
    ●学生や企業がアイデアのプロトタイプを持ち寄り、展示やアワード表彰を行うことでチャレンジマインドを醸成
    ●大学と企業が横断的に連携するオープン・イノベーション・プラットフォームを大学が提供
    ●過去に評価されなかった企画が再評価される場を創出し、多様な人々とのネットワーキングを通じてイノベーションを促進

    【本件の内容】
    「プロト・フェス」は、通常のコンテストや展示会とは異なり、社会に向けて広くアイデアを披露・公開して多様なバックグラウンドを持つ人々から評価されることで、広い視点の情報を得てアイデアを再生・成長させることを目的としたオープン・イノベーション・プラットフォームです。昨年の「第2回プロト・フェス」では、企業関係者や大学研究者、学生、デザイン分野の専門家など、延べ300名を超える方々が参加しました。
    3回目となる今回は、学生グループ約20団体、近畿大学発ベンチャー企業、企業・団体グループ約20団体が出展予定で、昨年以上の参加者を見込んでいます。さまざまなアイデアを形にして、学生や社会人を問わず、あらゆる世代の方々と立場や役割を超えて自由な意見交換をできることが、本イベントの魅力のひとつです。
    本イベントを通じて、社会に存在する潜在的なニーズやさまざまな問題点・課題を発見し、解決に結びつくアイデアをかたちにする(プロトタイプ化する)行動を促します。展示やアワード表彰によって、発案者や制作者のチャレンジマインドを醸成するとともに、広く周りからの評価を得て多様な人々と交流することで、予想外のイノベーションが起きることを期待しています。
    近畿大学の学生グループは、ゼミや研究室で出たアイデアや、過去に卒業研究などで卒業生が制作したものをプロトタイプ化して出展します。企業・団体グループは、今後3カ月以内に発売の予定がなく、かつ知的財産権に関する課題などをクリアしていることを前提条件として、過去に社内の企画会議やコンテストの場であまり評価されなかったものなどを出展します。
    ふとしたアイデアを試作品として形にすることは大切ですが、それだけでは魅力が十分に伝わらない場合もあります。その行動自体はこれからの予測不能な現代社会を生き抜くうえで大事なマインドです。そうしたマインドを醸成することを目的に、出展者(学生、企業)と来場者(学生、教職員、一般)が自身の立場や所属、役割に関係なくさまざまな垣根を超えて一同に集まることで、「その一歩が、世界をちょっと広くする」きっかけとなるような、双方向コミュニケーションの場とします。

    【開催概要】
    日時  :令和7年(2025年)10月10日(金)12:30~17:30(12:00受付開始)
                    10月11日(土)11:00~16:30(11:00受付開始)
    場所  :近畿大学東大阪キャンパス 2号館 実学ホール
         (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
    対象  :学生、教職員、一般の方(参加無料、要事前申込)
    参加申込:以下のURLより申込み
         https://forms.gle/rDbNWzqD8eYq9EvU9
    出展者 :近畿大学の学生グループ(約20団体)、企業グループ(約20団体)(予定)
    参加企業:西日本電信電話株式会社(NTT西日本)、パナソニック株式会社、
         ECCコンピュータ専門学校、LINEヤフー株式会社、株式会社美販、
         日本山村硝子株式会社 他(予定)
    後援  :経済産業省近畿経済産業局、独立行政法人中小企業基盤整備機構、
         東大阪市、八尾市、公益財団法人大阪産業局
    お問合せ:近畿大学デザイン・クリエイティブ研究所 担当:小宅、六車
         TEL(06)4307-3873 E-mail:designlab@lac.kindai.ac.jp
         (対応時間:月~金 9:00~17:00)

    【プログラム】
    10月10日(金)
    12:30~13:00 開会セレモニー
    13:00~16:00 出展者ピッチおよび会場展示、来場者によるアワード投票
    16:00~17:15 ミニビジコン(ワークショップ)
    17:30      閉会

    10月11日(土)
    11:00~11:30 開会セレモニー
    11:30~13:30 会場展示、来場者によるアワード投票
    13:45~15:30 ミニビジコン(発表、講評)
    15:30~16:15 アワード表彰式、写真撮影
    16:30      閉会

    【アワード表彰】
    ①フォーカスアワード(ニッチな課題を解決している)
    ② ストーリーアワード(開発の経緯や目的のストーリー性に魅力がある)
    ③ギャップアワード(一見普通だが話を聞くと予想外の仕組みがある)
    ④スモールスマイルアワード(思わずクスっと笑ってしまう)
    ⑤ヒットアワード(私の悩みに刺さる)
    ⑥インパクトアワード(多くの人に影響を与えている)
    ⑦ソリューションアワード(課題解決方法が素晴らしい)
    ⑧ヒラメキアワード(新しい考えのきっかけになった)
    ※受賞者には、近畿大学文芸学部文化デザイン学科教授 柳橋肇と、同芸術学科造形芸術専攻准教授 佐藤好彦が監修した特別トロフィーを授与します。

    【主催者コメント】
    近畿大学デザイン・クリエイティブ研究所 所長(情報学部 教授) 須藤秀紹
    アイデアは、プロトタイプとしてかたちにすることによって、実現に向かって動きはじめます。そして、プロトタイプは社会に広く公開することによって、開発者も予想しなかった可能性が見出されたりします。
    日本の各地でイノベーションの必要性が叫ばれています。近畿大学デザイン・クリエイティブ研究所は、「プロト・フェス」を通じて、誰もが持つ創造力を発揮し、大学、企業、地域がプロトタイプを通じて連携することで、イノベーションを生み出す仕組みを提供します。皆様のご参加をお待ちしています。

    【関連リンク】
    文芸学部 文化デザイン学科 教授 柳橋肇(ヤナギバシハジメ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/1445-yanagibashi-hajime.html
    文芸学部 芸術学科 准教授 佐藤好彦(サトウヨシヒコ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/2776-satoh-yoshihiko.html
    情報学部 情報学科 教授 須藤秀紹(ストウヒデツグ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/2770-suto-hidetsugu.html

    デザイン・クリエイティブ研究所
    https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/design-creative/
    文芸学部
    https://www.kindai.ac.jp/lit-art-cul/
    情報学部
    https://www.kindai.ac.jp/informatics/

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