「第5回日本数学オープン」を開催、男女混成の学生チームが優勝...

「第5回日本数学オープン」を開催、男女混成の学生チームが優勝! ~大接戦!頂点に「杉ちゃんず」チーム~

公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、「第5回日本数学オープン(社会人数学選手権大会)」(共催=独立行政法人 科学技術振興機構。以下 JST)を、2014年11月15日(土)にJST別館ホール(東京都千代田区)で開催し、「杉ちゃんず」チームが見ごと優勝を飾りました。同チームは、大学と大学院の学生で構成された3人のチームで、女性がいるチームが優勝したのは今回が初めてとなります。

第5回日本数学オープン 優勝「杉ちゃんず」チーム
第5回日本数学オープン 優勝「杉ちゃんず」チーム

この大会は、数学に自信のある社会人や大学生を中心に3人1組のチームで、当協会が出題する数学の問題や課題に挑み、数学力を競うというもので、今回で5回め(2012年11月に第1回を開催)の開催です。
大手の銀行や電機メーカー、生命保険会社などから18チーム54人が参加し、チームで数学力を競い合いました。老若男女問わず純粋に数学を楽しむ大会であることから、参加者の年齢層も高校生や大学生、社会人までと、今回もまさに生涯学習にふさわしいイベントとなりました。

競技内容は、第1戦(チームで高校数学レベルの問題を20問【制限時間60分】と、2チームで協力して与えられた図形の面積の近似を求める問題1問【制限時間30分】を解く)、第2戦(事前に公開していた数学に関する5つのテーマから1つを選択し、プレゼンテーションを行う)、第2戦の上位5チームと、第1戦で敗退したチームから敗者復活戦(高校数学レベルの問題を10問【制限時間30分】で解く)、1位チームの合わせて6チームが決勝戦に挑むというものです。

決勝戦の問題は「2024年の夏季オリンピック候補地となっている都市のうち、6都市(パリ、イスタンブール、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ワシントンD.C.、ドーハ)の中から、道路の構成が数学的に優れていると思われる都市を選べ」というもので、特別審査員の根上 生也 氏(横浜国立大学教授)と桜井 進 氏(サイエンスナビゲーター)、決勝進出チーム以外の参加者および見学者が審査を行い、得点の高いチームが優勝となります。
初出場の「杉ちゃんず」チームは、パリを選択して観光の利便性をふまえてプレゼンテーションし、準優勝のチームと僅差で優勝を果たしました。

日本数学オープン 公式ホームページURL
http://www.su-gaku.biz/math-open/


【「第5回日本数学オープン」開催要項】
大会名称 :第5回日本数学オープン(社会人数学選手権大会)
主催   :公益財団法人 日本数学検定協会
共催   :独立行政法人 科学技術振興機構
事務局  :日本数学オープン実行委員会
開催日  :2014年11月15日(土) 10:00~17:00
会場   :独立行政法人 科学技術振興機構 別館ホール
      (東京都千代田区五番町7 K's五番町)
特別審査員:根上 生也 氏(横浜国立大学教授)、
      桜井 進 氏(サイエンスナビゲーター)
参加資格 :数学好きであること(年齢制限はありません)
参加人員 :1チーム3人(定員30チーム)
参加費  :無料


【競技の流れ】
<第1戦(前半:筆記形式、後半:混成チームによる対抗形式)>
●前半競技内容(筆記形式)
当協会が出題する問題20問をチームのメンバーと協力しながら解きます(制限時間60分)。出題レベルは「実用数学技能検定」2級に該当する数学II・B(高校2年)程度ですが、柔軟な発想力とチームワークを必要とします。

●後半競技内容(混成チームによる対抗形式)
数学を駆使した難易度の高い複合問題(解の求め方が多様)に挑みます(制限時間30分)。2チームで混成チームを作り、制限時間内に1つの問題に取り組みます。

<第2戦(2チーム対抗プレゼンテーション形式)>
●競技内容
第1戦の合計評価点数の上位10チームが2チームずつ5組に分かれ、数学に関する下記5つのテーマから各組のテーマが重複しないように1つずつ選択し、プレゼンテーションを行います(制限時間各組10分)。テーマは事前に公開しているため、参加チームはあらかじめ作戦を立てておくことが可能です。
○プレゼンテーションのテーマ
1.恋愛のアルゴリズム
2.美しい曲線の方程式
3.世界を平和にする方程式
4.お金儲けの方程式
5.おもしろい数列の漸化式

<敗者復活戦(筆記形式)>
●競技内容
第1戦で敗退したチームで敗者復活戦を行います(制限時間30分)。「実用数学技能検定」準1級に該当する数学III(高校3年)程度の問題に挑戦し、点数がもっとも高い1チームのみが決勝戦に進むことができます。

<決勝戦(6チーム対抗プレゼンテーション形式)>
●競技内容
第2戦の合計評価点数の上位5チームと、敗者復活戦の点数がもっとも高い1チームを加えた6チームで競技します。決勝戦で出題されるテーマから数学の問題を考え、各チーム5分間のプレゼンテーションを行います。優勝するためには、発想力と同時にプレゼンテーション力も大きな鍵となります。評価は特別審査員のほかに敗退したチームの参加者によって行い、順位が決まります。


【過去の大会参加人数】
第1回大会 チーム参加者24人(チーム数8)
第2回大会 チーム参加者27人(チーム数9)
第3回大会 チーム参加者42人(チーム数14)
第4回大会 チーム参加者48人(チーム数16)
第5回大会 チーム参加者54人(チーム数18)


【実用数学技能検定について】
「実用数学技能検定」(後援:文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった受検者数は、2006年以降は年間30万人を超え、実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も15,000団体を超えました。財団法人設立以来の累計受検者数は400万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシアなどでも実施され(過去5年間で延べ20,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。


【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水 静海(帝京大学教育学部初等教育学科長・教授)
会長  : 甘利 俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問、東京大学名誉教授)
設立  : 1999年7月15日
URL   : http://www.su-gaku.net/

事業内容:
(1) 数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2) ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3) 数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4) 数学の普及啓発に関する事業
(5) その他この法人の目的を達成するために必要な事業

カテゴリ:
イベント
ジャンル:
教育

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