日常食で「塩分オフセット」を社会実装へ、令和7年度熊本UXプロジェクトにトイメディカルが今年も参加
~実証サポート事業の採択企業7社がキックオフイベントにて登壇~
塩分の過剰摂取問題の課題解決に取り組むトイメディカル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:竹下英徳)は、令和7年度UXプロジェクト「実証実験サポート事業」に採択されました。これに伴い、8月28日に益城町で開催されたキックオフイベントに参加し、当社の取り組み内容を発表いたしました。

キックオフイベントには、当社を含む採択企業7社とコーディネート企業4社が一堂に会し、プロジェクトの開始を祝いました。プロジェクト概要や当社の実証実験内容について、参加者やメディア関係者の皆様にご紹介し、活発な意見交換が行われました。
UXプロジェクト実証実験サポート事業について

UXプロジェクトは、熊本県の強みであるライフサイエンス分野(医療・介護・健康・食・ビューティー・スマート農業など)を中心としてビジネス創出の好循環形成を目指すものです。
本事業に採択された企業は、熊本県の社会的課題の解決や県民生活の質の向上に資する取組みとして、約5か月間の実証実験を行います。
UXプロジェクト公式HP:https://ux-project.jp/

トイメディカルの実証実験について

今回の採択は、当社の「塩分オフセット技術」を用いたサプリメントや調味料の実証実験に続いて3度目となります。塩分量を変えることなく、塩分の吸収を抑えることができるこの技術は、海藻由来のアルギン酸類という食物繊維を利用しており、大学との共同研究によってサプリメントタイプから様々な食品への応用が可能となりました。日常に溶け込む製品として、このアルギン酸類をパンに練りこんだ商品を開発し、味や食感などに違和感なく喫食が可能かなどの調査を行う予定です。

パンは、日本人の食卓に欠かせない身近な食品ですが、実は食塩が多く含まれています。例えば、食パン1枚に含まれる食塩相当量は約0.5g〜1.0gとされており、知らず知らずのうちに塩分を摂り過ぎてしまう一因となっています。パンに食塩が必要なのは、味を整えるだけでなく、パン生地の骨格を形成するグルテンの働きを助けたり、イーストの発酵を調整したりするためです。

トイメディカル株式会社WEBサイト「塩ナビ」より抜粋
参考資料:牧野直子監修 2019年3月発行 FOOD&COOKING DATA 塩分早わかり 第4版女子栄養大学出版部、文部科学省 食品成分データベース https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=16381
アルギン酸類を配合することによって、パンの形成や味を変えることなく、塩分をオフセットすることができます。このパンが製品化されれば、食のスタイルを変えることなく、手軽に健康的な生活を送ることができるようになります。
実証実験は9月より本格的に始動し、2026年2月に行われる成果報告会に向けて進める予定です。

イベント概要
■イベント名: 令和7年度UXプロジェクト 実証実験サポート事業及びコーディネート業務の採択企業キックオフイベント
■開催日時: 2025年8月28日(木)
■会場: Pre-UXイノベーションハブ
(熊本県上益城郡益城町田原1155−12 テクノ・ラボラトリビル 1F)
■主催: 熊本県
■公式HP: https://ux-project.jp/
会社概要

社名:トイメディカル株式会社
代表者:代表取締役社長 竹下 英徳
設立:2013年10月9日
資本金:1億円
本社所在地:〒861-4163熊本県熊本市南区富合町志々水48-1
メール:info@toymedical.jp