賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年10月および 関西...

賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年10月 および 関西圏・中京圏版 2014年10月 を発表

 不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年10月」および「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2014年10月」を発表しました。

東京23区TVI予測
東京23区TVI予測

 首都圏版では「2015年首都圏賃貸住宅市場の見通し」および「2014年8月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
 また関西圏・中京圏版では「2015年関西圏・中京圏賃貸住宅市場の見通し」および「2014年8月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
 これらの分析はアットホーム株式会社から提供を受けた、アットホーム全国不動産情報ネットワークに公開された情報若しくは成約状況を用いて行われています。

詳細PDF:
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2014年10月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol58_residential20141030.html

「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2014年10月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol30_resikansai20141030.html


1.首都圏版の概要
(1) 2015年首都圏賃貸住宅市場の見通し
 首都圏では、人口の流入超過が増加傾向にあり、一時期は流出超過となっていた千葉県も2013年後半から流入超過に転じています。世帯の単身化も進んでいることから、賃貸住宅の需要である世帯数も引き続き増加傾向にあります。
 一方で、2012年から貸家着工量が増加傾向にあります。特に、2015年1月に施行される相続税改正への対応やアベノミクスの影響で2013年後半以降の着工数の増加幅が大きくなっており、需要の増加で供給の増加を吸収できなくなっています。着工数および世帯数の増加幅が過去1年間と同程度と仮定した場合、賃貸住宅の需給ギャップは2015年の前半から後半にかけて首都圏全域で拡大することが予測できます。このため、首都圏の空室率TVIも悪化傾向となる可能性があります。

図 東京23区 2015年の需給ギャップと空室率TVI予測へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/53039/img_53039_1.jpg


(2) 2014年8月期1都3県賃貸住宅指標
 首都圏のマンション系空室率TVIは、埼玉県で微減、東京市部で増加、その他地域で微増となりました。アパート系空室率TVIは神奈川県で微増、東京市部と埼玉県で減少、その他地域で微減となっています。


【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント):12.39
募集期間(ヶ月)   : 2.92
更新確率(%)    :46.13
中途解約確率(%)  :36.22

<23区>
空室率TVI(ポイント):12.03
募集期間(ヶ月)   : 2.90
更新確率(%)    :45.66
中途解約確率(%)  :36.59

<市部>
空室率TVI(ポイント):15.85
募集期間(ヶ月)   : 3.06
更新確率(%)    :47.89
中途解約確率(%)  :35.42

【神奈川県】
空室率TVI(ポイント):12.99
募集期間(ヶ月)   : 3.33
更新確率(%)    :46.76
中途解約確率(%)  :36.35

【埼玉県】
空室率TVI(ポイント):15.62
募集期間(ヶ月)   : 3.34
更新確率(%)    :47.35
中途解約確率(%)  :36.73

【千葉県】
空室率TVI(ポイント):12.75
募集期間(ヶ月)   : 3.37
更新確率(%)    :49.09
中途解約確率(%)  :36.72

(出所)データ提供:アットホーム株式会社
      分析:株式会社タス

詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年10月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol58_residential20141030.html

なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html


2.関西圏・中京圏版の概要
(1) 2015年関西圏・中京圏賃貸住宅市場の見通し
 関西圏では、東日本大震災後に一時期、人口が流入超過となっていましたが、京都府と兵庫県は2012年中旬から、大阪府は2014年5月から人口が流出超過に転じています。一方で着工数は、2015年1月に施行される相続税改正への対応やアベノミクスの影響で増加傾向にあります。このため2015年には需給ギャップが拡大する可能性が高く、全地域で空室率TVIが悪化傾向となる可能性があります。
 中京圏では、愛知県において人口の流入超過が継続していますが、静岡県では人口の流出超過が継続しています。一方で着工数は、2015年1月に施行される相続税改正への対応やアベノミクスの影響で増加傾向にあります。このため2015年には需給ギャップが拡大する可能性が高く、愛知県では空室率TVIが微増傾向、静岡県では大幅に悪化傾向となる可能性があります。

図 大阪府 2015年の需給ギャップと空室率TVI予測へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/53039/img_53039_2.jpg


(2) 2014年8月期 関西圏・中京圏賃貸住宅指標
 関西圏のマンション系空室率TVIは、大阪府と兵庫県で横ばい、京都府で微増となりました。アパート系空室率TVIは兵庫県で微減、大阪府で横ばい、京都府で微増となっています。
 中京圏では、マンション系、アパート系共に空室率TVIが微減となりました。


【大阪府】
空室率TVI(ポイント): 7.56
募集期間(ヶ月)   : 4.61
更新確率(%)    :33.89
中途解約確率(%)  :53.69

【京都府】
空室率TVI(ポイント):13.44
募集期間(ヶ月)   : 5.47
更新確率(%)    :28.35
中途解約確率(%)  :58.94

【兵庫県】
空室率TVI(ポイント):11.30
募集期間(ヶ月)   : 5.08
更新確率(%)    :20.81
中途解約確率(%)  :68.12

【愛知県】
空室率TVI(ポイント):15.47
募集期間(ヶ月)   : 5.41
更新確率(%)    :28.33
中途解約確率(%)  :53.57

【静岡県】
空室率TVI(ポイント):22.81
募集期間(ヶ月)   : 6.43
更新確率(%)    :28.29
中途解約確率(%)  :55.29


詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2014年10月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol30_resikansai20141030.html

なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html


■株式会社タスについて
 インターネットによる不動産評価、及び不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。

会社名  : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地  : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金  : 1億8千万円
出資   : トヨタ自動車株式会社
       朝日航洋株式会社
       株式会社三友システムアプレイザル
       豊田通商株式会社
Web    : http://www.tas-japan.com/

カテゴリ:
調査・報告
ジャンル:
住宅・不動産 経済(国内)

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