ノエビア自社農場「北海道暑寒別岳パイロットファーム」 有機JAS圃場認証を取得  10月より、オーガニック栽培による安心・安全な原材料開発を本格始動

    企業動向
    2014年10月3日 11:30

    株式会社ノエビアは、2005年から運営している自社農場「北海道暑寒別岳(しょかんべつだけ)パイロットファーム」の一部において、有機JAS(※)認証(有機農産物)を取得し、2014年10月よりオーガニック栽培を本格的に開始します。

    北海道暑寒別岳パイロットファーム1
    北方植物や高山植物などのオリジナル原材料の開発をはじめ、自社での植物の栽培、生産、加工までの一貫した管理により、近年中に独自のオーガニック化粧品の発売を目指します。

    (※)有機JAS:有機食品の日本農林規格


    ■開発の背景
    当社は「自然を科学する」を企業ポリシーとして、2005年に自社農場を開設し、亜寒帯地域における植物の有用性研究や化粧品への応用を行ってきました。また、広大な敷地を利用した寒冷地の固有植物の増産化を目的とし、無農薬栽培の実験も行ってきました。この度、お客さまの環境重視と自然志向の高まりによるオーガニック化粧品市場の拡大を背景に、自社農場においてオーガニック素材の開発を行うことになりました。

    <自然派・オーガニック化粧品市場拡大>
    市場規模は、2007年度から2013年度の過去6年間で約40%増。2014年度は前年比6.0%増、2015年度は同5.7%増の見込みで、拡大基調と予測されている。

    矢野経済研究所「自然派・オーガニック化粧品に関する調査結果2014」
    http://www.yano.co.jp/press/pdf/1278.pdf
    http://www.atpress.ne.jp/releases/51874/img_51874_5.jpg


    ■有機JAS認証の主な基準
    (1) 種まき又は定植の前2年以上化学合成農薬や化学肥料を使用していない畑で栽培すること
    (2) 栽培期間中も化学合成農薬や化学肥料を使用しないこと
    (3) 遺伝子組み換え技術を使用しないこと

    <有機JAS認証取得までの流れ>
    ・複数の承認基準や要件において、第三者認定機関による厳しい精査の結果、有機JAS圃場の認証を得られる。
    ・日本の化粧品には明確なオーガニック規格がないことから、自社農場は食品の有機JAS認証の農場として管理し、有機JAS規格に適合する植物の栽培が可能となる。


    ■自社農場でのオーガニック栽培による商品開発のメリット
    (1) 高品質な原材料の確保
    有機JAS認証圃場での土壌づくりから育苗、栽培、収穫までの一貫した管理により、植物に含まれる有用成分が安定的になり、その結果、品質の高い化粧品原材料の確保が可能。

    (2) オーガニック栽培による独自のオリジナル原材料の開発
    ノエビア独自の植物研究から得られる有用性データをもとに、既存のオーガニック化粧品市場にはないオリジナル原材料の生産が可能。

    (3) 安心・安全な化粧品の提供
    自社農場で植物を生産し、自社工場にて原材料に加工することにより、原材料のトレーサビリティが明確になり、消費者にとって安心・安全な化粧品の提供が可能。


    ■今後について
    「北海道暑寒別岳パイロットファーム」の一部で実施しているオーガニック栽培の規模を拡大し、より多くの植物を栽培していく予定です。近年中に、収穫されたオーガニック植物素材から原材料を製造し、新規性の高い魅力的な化粧品を発売する予定です。さらに、亜寒帯地域における稀少植物種の保存活動を通して、自然保護にも注力してまいります。


    ■パイロットファームの概要
    住所:北海道増毛郡増毛町湯の沢
    標高:約400m
    面積:691万m2
    特徴:亜寒帯気候で育つ稀少種を含む植物や薬用植物が生育

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