長野県伊那市は、地域の誇りと暮らしの根幹を未来へつなぐブランドスローガン「森といきる 伊那市」を発表します。これは、多様な命が支え合い、恵みをもたらす森のように、市民が関わり合い、伊那らしさを語り、喜びを分かち合うまちを目指すものです。森とともに歩んできた歴史や文化、自然の恵みと知恵を活かし、多様性とつながりを大切にしていきます。今後、地域人材と連携し様々な取り組みを行う予定です。市民、行政が対話を重ね、様々な声や価値観によって豊かな地域を育んでいきます。
ブランドスローガン「森といきる 伊那市」発表
1. ブランドスローガン
ブランドスローガン「森といきる 伊那市」
2. ブランドパーパス
森から生きる知恵を学び、伊那市の未来を築く。
伊那の自然や学びが育む文化や風土を、次の時代へつないでいく。
3. 今後の取り組み(4つのアクション)
(1) 伝わる・つながる(認知や共感の拡大)
スローガン・ビジュアルの認知と共感を市内外で発信・拡大。地元メディア・HP/SNSなど活用
本スローガン特設サイト
https://www.inacity.jp/shinoshokai/branding/inabrandslogan.html
(2) 知る・はじめる(対話と気づきの場づくり)
対話の場を創出し、暮らしや仕事の中で、「森のような〇〇とは?」を考えたり、つないだりするきっかけづくり
(3) 学ぶ・ひろがる(実践と学びの場の増加、市民の共創と学びの循環)
市民・団体などによる大小さまざまな実践と学びの場を増やす
(4) 変わる・育む(市役所からの変化)
インナーブランディングや職員ワークショップを通して自分事とする
今後の取り組み(4つのアクション)
■本取り組みの背景と目的
私たちは今、「豊かさとは何か」という問いを改めて見つめ直す時代にいます。都会への一極集中や海外依存が依然続くなかで、気候危機や環境汚染、経済格差といった社会の歪みはより深まっていくようにも感じます。その一つの答えとして、伊那市はブランドスローガン「森といきる 伊那市」を掲げます。これは自然と人の営みに根ざした、持続可能、そしてあたたかな生き方を未来へつなぐ宣言です。人口減少や価値観の多様化が進む今こそ、暮らしの根本を見つめ直し、地域の強みや魅力を再確認しながら、市民が誇れるまちを育んでいきます。
■伊那市長 白鳥孝より
「森といきる 伊那市」は、伊那市にとって、森とともに歩んできた歴史や文化を未来へつなぐ一歩であり、地域資源を磨き、市民が自信を持てるまちを育むものです。今後は、森が多様な命を育むように、人々が支え合い、“伊那らしさ”を発信し、心豊かに暮らせる地域づくりを進めてまいります。」
■伊那市について
長野県南信地方に位置する伊那市は、県内で松本市・長野市に次ぐ広さ(約667.9km2)を誇る都市です。市役所周辺は海抜約632mにあり、最高地点は南アルプスの塩見岳東峰3,052m。2025年7月時点の人口は64,607人。晴天率が高く(約64%)、南北に広がる伊那谷には河岸段丘が連なり、中央アルプスと南アルプスに抱かれた雄大な景観が広がります。「天下第一の桜」と称される高遠城址公園や、ゼロ磁場で知られる分杭峠、信州そば発祥の地など、多彩な観光資源を有しています。
■伊那市の特徴
・森とともに生きる都市:市域の約8割が森林。自然と文化が共生。
・再生可能エネルギー先進地:ペレットストーブ普及率全国トップ、小水力発電は県内最多。
・教育移住 日本一:「SMOUT移住アワード」で3年連続全国1位を獲得。
・特色ある学びのまち:子ども主体の学習や自然を活かした「やまほいく」を展開。
・全国からの注目:石破内閣総理大臣、伊東地方創生担当大臣、農林水産副大臣(笹川博義氏)ら視察(2025年)。当時「農産物輸出促進対策委員会」委員長の小泉進次郎氏視察(2018年)。
・地方課題解決のモデル都市:AI配車、遠隔医療、ドローン物流など新産業技術を先行導入。
・全国的な評価:「プラチナ大賞」優秀賞・デジタル地域再生賞受賞。「INA ローカル GovTech」「50年の森林ビジョン推進」
「伊那から減らそうCO2!!」などの取り組みが高く評価され、一般社団法人プラチナ社会構想ネットワークをはじめとする各機関から多数の表彰を獲得。
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