アドバンテック株式会社

    アドバンテック、産業用IoT対応ファンレスエッジコンピュータ「UNO-2372V3」の発売を開始

    ~コンパクト・高性能・拡張自在、現場のIoT化を加速する次世代モデル~

    その他
    2025年12月23日 08:00

    アドバンテック株式会社(東京都台東区)の本社 Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、産業用IoTアプリケーション向けに設計された次世代エッジオートメーションコンピュータ「UNO-2372V3」を発表します。

    概要

    2025年12月、Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、産業用IoTアプリケーションに対応する次世代エッジオートメーションコンピュータ「UNO-2372V3」を発表しました。本製品は最新のIntel® クアッドコアN250プロセッサ(コードネーム:Twin Lake)を搭載し、高速I/O、DDR5メモリ対応により、従来モデルと比べてCPU性能とグラフィック性能を大幅に向上。コンパクトでファンレス、かつモジュール構造を採用し、産業現場での信頼性と柔軟性を兼ね備えています。

    エッジコンピューティング性能と接続性の強化

    UNO-2372V3はIntel® クアッドコアN250プロセッサと最大16GB DDR5 SO-DIMMメモリに対応し、処理性能を大幅に向上。さらに、2.5GbE対応のIntel LANポートを2基搭載し、高速データ転送とリアルタイム通信を実現します。
    映像出力はHDMI、DisplayPortに加え、USB Type-Cポートで独立した4K@60Hz表示に対応。工場やビル、機械制御などの用途でスムーズな可視化と多様な接続性を提供します。

    モジュール構造による柔軟な拡張性

    UNO-2372V3はアドバンテックのiDoorモジュールに対応し、ワイヤレス通信、フィールドバス、追加I/Oなどの拡張が容易。さらに、3つのM.2スロット(B-Key、E-Key、M-Key)を搭載し、無線モジュール、NVMeストレージ、通信インターフェースを柔軟に追加可能。加えて、8ビットGPIOインターフェースにより、プログラム可能なI/O制御をサポートし、産業システムとの高い互換性を確保します。

    信頼性とメンテナンス性を両立した設計

    ファンレス・ケーブルレス構造により耐久性と安定性を強化。外部から電源ON/OFF操作が可能なリモートスイッチ機能を搭載し、メンテナンスを簡素化。DIMMカバーの取り外しや外部SIMスロットにより、現場でのアップグレードや接続設定も容易です。最適化された放熱設計により、-20~60℃の広範な温度範囲で安定稼働し、10~36V DC入力に対応するため、過酷な産業環境でも信頼性を確保します。

    用途例

    UNO-2372V3は、スマートファクトリーの推進やデータ収集の効率化、エッジからクラウドへの連携を加速します。
    例えば、自動化された生産ラインでは、シーリング検査システムの集中制御・データ収集プラットフォームとして活用可能。EthernetやRS-232を介してリアルタイムの圧力データや検査結果を収集・処理し、MES(製造実行システム)と同期することで完全なトレーサビリティを実現。さらに、現場での監視やパラメータ設定、履歴データ確認を可能にするHMI機能も備え、生産性と可視性を向上させます。

    主な仕様

    ・Intel® クアッドコアN250プロセッサ(Twin Lake)、DDR5メモリ最大16GB対応
    ・2.5GbE LAN×2、USB Type-C、COMポート×2、8ビットGPIO、リモートスイッチ対応
    ・M.2スロット×3(B-Key、E-Key、M-Key)、NVMe対応
    ・iDoor拡張モジュール対応(オプション)
    ・動作温度:-20~60℃、入力電圧:10~36V DC
    ・ファンレス・ケーブルレス構造、コンパクトで堅牢な設計
    ・対応OS:Windows 11 LTSC、Ubuntu 24.04

    ※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
    ※ 本商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

    会社概要:アドバンテック株式会社

     1983年台湾にて、アドバンテック(研華股份有限公司)を創設。40年以上にわたり産業向けに高品質・高性能のパソコンを開発して参りました。2024年現在、3,000を超える様々なIoT機器をラインナップ。世界26か国95都市にて拠点を構えた産業用パソコン市場の世界シェアNo.1※メーカーとして、「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AI × IoTプラットホームサービスを通じ社会課題を解決することで豊かな未来を育むことを目指しています。
    ※出典元:OMDIA - 産業用PCの市場の世界シェア1位。42.5% (2023年版)

    日本においては、1997年に「アドバンテック株式会社」を設立。2018年にオムロン直方株式会社と資本業務提携をし、さらなる販売拡充とともに、市場のご要望に迅速にお応えできるよう設計から生産までを請け負う(DMS/ODM)サービスも展開しています。台湾のスピードとこれまで培ってきた技術力を融合させることで、パートナー様と一緒にエコシステムの共創活動に取り組んでいます。

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