【Hiroshima Peace Program TSSアーカイブプロジェクト】『切明千枝子さん被爆証言』『マレーシア人被爆2世と被爆者との約束』 アメリカ国内3か所で発表会を開催!
米国アイダホ大学&TSS次世代継承プロジェクト2025

被爆地にあるTSSテレビ新広島が取材した被爆証言などを若い世代の人たちが英訳し、世界へ向けて発信するTSSアーカイブプロジェクトの関連企画「次世代継承プロジェクト」。2024年1月からは、アメリカのアイダホ大学がこの取り組みを日本語プログラムの公式教材として採用しており、今年は16名の学生がTSSのニュース番組「TSSライク!」で放送した2つの企画ニュースの英訳に取り組んだ。
また、このたび、英訳に参加した学生のうち9名が10月6日と7日の2日間にわたり、オレゴン州ポートランド市にあるグラント高校とジェファーソン高校、ワシントン州バンクーバー市にあるクラーク大学で、英訳した作品の発表会を開催した。


ポートランド市の2つの高校では、日本語の授業内での発表となり、日本語を継承語として学ぶ学生たちが
多く参加した。中には、広島を訪れた経験のある学生や、すでに被爆者の話を聞いたことのある学生もおり、発表後には「現在の被爆者の人数」や「原爆投下当時の広島の人口」など具体的な質問が寄せられ、若い世代が歴史に真剣に向き合う姿勢が強く印象に残った。
ワシントン州にあるクラーク大学では、一般公開の形で発表を行い、約35名の参加者が集まった。参加者は、アイダホ大学の学生たちの発表に熱心に耳を傾け、多くの質問が飛び交った。
「このプロジェクトで一番学んだことは?」という問いに対し、ある学生は「住んでいる場所や話す言葉が違っても、家族や大切な人を思う気持ち、平和を願う気持ちには国境がない。みんな同じ思いを持っている。そのことを絶対に忘れてはいけない」と語った。「今後この活動をどうしていきたいか」という質問には、「伝え続けていくことが自分たちにできる唯一のことだと思う」と答えた。
アイダホ大学の学生たちは、被爆者・切明千枝子さんやマレーシアの被爆2世ズルキフリ・アブドゥル・ラザクさんの話を「自分自身に関係あること」として受け止め、真摯にメッセージを伝えようとするその思いは、参加者の心に深く響いた。
広島は被爆から80年を迎え、世界はいまなお不安定で危険な状況にあるが、アメリカの若者たちが日本との懸け橋となり、国境を越えて人々に平和の灯を手渡す姿は、未来への確かな希望となっている
発表会の様子



アイダホ大学

1889年創立。米国アイダホ州北西部に位置する州立の研究型総合大学。州内トップの研究機関として地元の雇用や経済に大きく貢献している。多様な視点、革新的で創造的な考え方を育くむことに重点を置き、学部生および大学院生を対象に200以上の専攻科目を提供している。
モスコー市のメインキャンパスの他、州内各地にキャンパスと研究施設を備えている。





















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