KVH、ネットワークを米国ロサンゼルスとニューヨークに拡張
金融以外の業種にも、広帯域プレミアムイーサネットサービスを提供
アジアの情報デリバリー・プラットフォームを提供するKVH株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:東瀬 エドワード、以下「KVH」)は、米国ロサンゼルスとニューヨークにPOP (Point of Presence: ネットワーク接続設備)を開設すると発表しました。これにより、東京とロサンゼルス間、ロサンゼルスとシカゴ間、シカゴとニューヨーク間、ロサンゼルスとニューヨーク間を、KVHの広帯域プレミアムイーサネットサービスを通じて接続します。新設するロサンゼルスとニューヨークのPOPは、2014年9月24日から本格運用を開始する予定です。
KVHは、米国での展開として、2011年1月にイリノイ州シカゴに、2011年12月にCMEグループイリノイ州オーロラのデータセンター内にPOPを開設し、最高水準の超低遅延ネットワーク接続サービスを提供してきました。今回新設するPOPにより、KVHは、米国における金融以外の業種において、専用帯域、高いセキュリティ、低遅延イーサネットワークサービスを必要とするお客様にネットワークサービスを提供していきます。
ロサンゼルスは、主な海底ケーブル陸揚局から近く米国とアジアを結ぶトランジットハブとして適しています。POPを開設することで、西海岸のIT企業向けに、米国とアジア間のルートを通じて、KVHのネットワークサービスを提供することが可能になります。また、ニューヨークからは、大西洋ルートを通じて、米国-英国-アジア間をシームレスなネットワークで接続します。
また、今回のロサンゼルスとニューヨークへのPOP展開は、2014年5月に発表したアジアの主要なデータセンター間をイーサネットで接続するKVHの「DCNet」サービスにおいても重要な位置づけとなります。2014年9月30日からサービス開始を予定している「DCNet」により、米国のユーザーはアジアの100を超える主要なデータセンター間をつなぐエコシステムを低価格で利用することが可能となります。
KVHのプロダクトマネジメント部 執行役員である柏木街史は次のように述べています。「ニューヨークとロサンゼルスのPOP新設により、米国とアジア間のルートにおいて、柔軟性が高くコスト効率がよいネットワーク接続の提供が可能となりました。当社の戦略は、グローバルマーケットの主要拠点にネットワークを拡張することにより、金融をはじめとするエンタープライズユーザの利便性を高めていくことです。今後はアジアでもPOP展開を更に拡大し、より広いネットワークカバレッジを求めるお客様に向けて、安全で信頼のおけるネットワークインフラストラクチャーを提供するために、引き続きネットワーク回線の最適化を実現していきます。」
KVHについて
KVHは、1999年に米国フィデリティ・グループにより東京を本社として設立されました。アジア地域を代表する情報デリバリー・プラットフォームとして、高品質なデータセンター設備と低遅延のグローバル・ネットワーク、拡張性の高いIT、クラウドのマネージド・サービスを、ミッションクリティカルな情報や機密性の高い情報を扱う世界中の企業やサービスプロバイダーに提供しています。アジア地域の拠点として設立されたKVHは、東京、横浜、大阪に加え、香港、上海、シンガポール、ソウル、釜山、シカゴにも拠点を構え、シームレスなグローバルITサービスを展開しています。顧客は2,000社を超え、その業種は、金融、製造、メディア、ゲーム、通信事業者、Eコマースなど多岐にわたっています。詳しくはKVHのウェブサイトhttp://www.KVHAsia.com をご覧ください。
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