手話講師の藤乃の講演動画が内閣府「障害者週間」オンラインセミナーで配信されます
障害者週間(12/3〜9)に合わせ、「聞こえない世界のリアル」を紹介。参加無料
一般社団法人日本手話文化協会(代表理事:藤乃)は、内閣府が実施する令和7年度「障害者週間」の趣旨に基づき開催されるオンラインセミナーの主催団体のひとつに選ばれ、講義を担当することが決定いたしました。
障害者週間(12月3日〜9日)は、障がい及び障がいのある人に関する理解促進を目的に、全国で様々な取り組みが行われる啓発週間です。
本オンラインセミナーは、その取り組みの一つとして実施されるもので、配信期間は令和7年12月3日(水)〜12月26日(金)までどなたでも聴講無料で視聴いただけます。
■講義テーマ
「聞こえない世界とつながる ~手話が生み出す共生社会~」
耳が聞こえない世界のリアルに触れ、誤解や固定観念をほどきながら、誰もが互いを尊重し合える社会を目指す内容です。
講義は以下の 5つのステップ で構成されています。
1「知る」、2「理解する」、3「関わる」、4「相互理解」、5「共生社会」
聞こえる側と聞こえない側の双方の視点から、手話という“言語”の役割や可能性を深く理解できる構成となっています。
■オンラインセミナー概要
配信期間:令和7年12月3日(水)~ 12月26日(金)
聴講方法:無料(どなたでも参加可能)
配信URL:https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/r07shukan/main.html#seminar
■代表コメント
一般社団法人 日本手話文化協会 代表理事・藤乃
「手話は「言語」です。また音声を不要とする視覚言語でもあるため、海の中や窓越しでも会話が可能となる魅力的なコミュニケーションツールでもあります。
とはいえ、言語の習得には、その言語が必要とされる歴史や文化も知る必要があります。
今回の講義は、耳の聞こえない"ろう者"の渡辺さんとともに行います。聞こえる立場と聞こえない立場、それぞれの視点から、手話コミュニケーションの可能性をお伝えします。多様な価値観を尊重し合える共生社会への一歩となることを願っています。」
■講師紹介
◆藤乃(ふじの)
一般社団法人 日本手話文化協会 代表理事
沖縄出身。高校卒業後、三重県の自動車工場で働いていた19歳のときにガンが発覚。
うつ病や自殺未遂も経験し、生きる意味を失っていた時期に、職場で出会った耳の聞こえない人の存在に救われる。
その出会いを機に“手話という言語”に魅力を感じ、厚生労働省の管轄となる学院にて手話を専門に学ぶ。現在は教育機関や企業研修など、手話普及活動に尽力する。
◆渡辺博和(わたなべ ひろかず)
ろう者/手話講師/元デフビーチバレー日本代表選手
元デフビーチバレー選手として国内外の大会に出場。
他に大型トレーラーの運転手も経験、ドライバー業務をしながら藤乃とともに沖縄タイムス共同企画『手話でつながる新しい世界~学校巡回プロジェクト』で講師を務める。
ろう者としての経験をもとに、子どもたちに“手話は言語であること”と、聞こえない世界のリアルを伝える活動に取り組んでいる。
■一般社団法人日本手話文化協会について
日本手話文化協会は、2024年7月に発足し、手話が使いやすい環境づくりや国際的な普及、情報格差の解消、共生社会の実現を目指しています。
現在は、約600名が参加する日本最大級のオンライン手話コミュニティ「手話の島国(HLI)」 を運営し、沖縄タイムス社との共同企画「『手話でつながる新しい世界』学校巡回プロジェクト」をはじめ、教育機関・行政・企業での講演・研修を通じて、手話の普及と理解促進に取り組んでいます。












