桜の名所として知られ、春には花見客で賑わう区立飛鳥山公園(王子1-1-3)で、この時期には珍しい淡紅色の桜の花が今年も園内に彩りを添えはじめた。
心地よい秋風が吹き抜けたこの日、来園者の目を引いていたのは、同園に植えられている「十月桜(じゅうがつざくら)」。一年に2度開花する珍しい品種で、可憐に咲く姿が訪れた人々の目と心を楽しませていた。

飛鳥山公園内の3つの博物館(北区飛鳥山博物館、紙の博物館、渋沢史料館)の周辺をはじめ同園内には、十月桜が点在して植えられている。
不安定な天気が続く中、園内では木々がわずかに色づき始め、雨に濡れた葉が秋の訪れを静かに告げている。久しぶりに晴天となったこの日にはさわやかな風が吹き抜け、木立にひっそりと咲く淡紅色の十月桜が顔を覗かせ、春の華やかな印象とは異なる、小さくとも美しい彩りを同園に添えていた。
園内の都電6000形6080号模型と蒸気機関車 D51 853号機模型のそば、飛鳥山公園内レストラン「エプロンマーク」付近の十月桜がおすすめ。
<参考>十月桜
葉性の小形高木でヒガンザクラの園芸品種。10月頃から開花しはじめることからこの名がついた。年に2度開花する(4月上旬頃にも開花)。花は淡紅色、花弁は八重、花径は1.5cm~2cm。

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