
「どうせ手術しかない」という思い込みが受診の機会を遠ざけている
変形性膝関節症は、高齢化に伴い患者数が増加している代表的な整形外科疾患です。
一方で地域では、
「どうせ手術しかない」
「まだ病院に行くほどではない」
といった理由から、受診をためらうケースが少なくありません。
このような思い込みにより適切な医療につながらず、症状の進行や生活の質(QOL)の低下を招くケースも見られます。
その結果、地域には適切な医療につながる機会を逃している方が潜在しています。
「納得して選べる人を増やす」ための出張講座
こうのす共生病院はこの課題に対し、地域包括支援活動「コミナス」(地域住民の健康づくりや相談支援を行う取り組み)と連携して、「再生医療×ひざ治療 出張講座」を開始しました。
本取り組みの目的は、『手術を減らすことではなく、納得して治療を選べる人を増やすこと』です。
変形性膝関節症の治療には、手術・運動療法・薬物療法・装具療法・再生医療など複数の選択肢があります。
重要なのは、それらを知らないまま判断するのではなく、理解したうえで自分に合った治療を選択できる状態をつくることです。
実施概要(第1回)

日時:2026年4月21日
会場:上谷集会所(鴻巣市)
参加者:19名
内容:看護師・理学療法士・地域職員が連携し、医療と生活の両面から解説を行いました。(※医師監修のもと実施)
- 変形性膝関節症の基礎知識
- 治療選択肢の全体像(手術・保存療法・再生医療 等)
- 日常生活でできるセルフケア
- 理学療法士による運動実技指導
知ることで“不安”が“選択”に変わる
講座では、
- 再生医療の仕組み
- iPS細胞との違い
- 治療費や適応の考え方
参加者からは、
「手術しかないと思っていた」
「選択肢があると知れて安心した」
「自分の状態を相談できてよかった」
といった声が寄せられました。
看護師コメント
こうのす共生病院 看護師
「これまで、地域の方とひざを交えてゆっくりお話ししたいと思っても、病院の中では診察時間に限りがあり、一人ひとりのお話を十分に伺うことが難しい場面もありました。
今回の出張講座では、地域の中で直接お話しすることで、皆さんがどんな不安や疑問を持っているのかを知ることができました。
『手術しかないと思っていた』という声も多く、まずは選択肢を知っていただくことの大切さを改めて感じています。
今後も、納得して治療を選べる方が増えるよう、このような機会を継続していきたいと考えています。」
特定の治療を推奨するものではありません
本講座は、特定の治療法を推奨するものではありません。
症状や進行度によっては、手術が最適な選択となる場合もあります。
本取り組みは、患者が複数の選択肢を理解したうえで医療機関に相談できる状態をつくることを目的としています。
※再生医療は自由診療を含む治療であり、適応・効果・費用には個人差があります。
※具体的な診断・治療判断には医師の診察が必要です。
月1回開催で“地域の医療アクセス”を再設計

今後は月1回の定期開催を予定し、
- 未受診層へのアプローチ
- 早期相談の促進
- 地域内医療アクセスの改善
病院に来る前の段階から関わることで、「我慢する医療」から「選べる医療」への転換を図ります。
本件に関するお問い合わせ・取材のお申し込み
医療法人社団鴻愛会
こうのす共生病院 広報室
電話:048-541-1131
メール:info@kouaikai.jp
公式サイト:https://kouaikai.jp/
Social Goodプロジェクトページ(コミナスについて詳しくはこちらをご覧ください):https://kouaikai.net/sgpj/
見学をご希望の病院関係者様、取材をご希望のメディア関係者様は、広報室までお気軽にご連絡ください。

















