働く女性の夏休み、3割が「取得なし」!過ごし方は二極化、4人に1人が「帰省したくない」理由とは?/『女の転職type』が働く女性にアンケート【第112回】
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、働く女性304名を対象に「夏季休暇」についてアンケートを実施しました。
正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公開しています。
▼詳しくはこちらからご覧ください。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-112/

■調査結果抜粋
★夏季休暇は「取得しない・できない」が3割
★過ごし方は「旅行や帰省」と「特に何もしない」で二極化
★4人に1人が「帰省したくない」
★実家に帰りたくない理由1位は「親や親戚に気を遣う」
★帰省する際、9割が手土産を買うが、予算は3000円未満が6割
【Q.1 夏季休暇は何日ある?】

※就業中の人のみ
夏季休暇の有無と取得予定日数を聞いたところ、「取得しない・取得できない」31.3%が最も多い回答でした。取得する人の回答では「4〜5日」22.9%、「2~3日」21.9%が多く、「1週間半程度」4.5%「2週間以上」1.0%は、合計しても5%程と少数派でした。
【Q.2 夏季休暇はどうやって取る?】

※夏季休暇を取得しない人を除く
※就業中の人のみ
夏季休暇の取得方法について聞いたところ、「個人が希望した日程で取る」48.8%、「会社が指定した日程で取る」42.3%と、やや個人の希望が多い結果でした。その他のコメントとしては、「部内で調整する」「取引先に合わせる」などがありました。
【Q.3 夏季休暇はどうやって過ごす?】

※夏季休暇を取得しない人を除く
※就業中の人のみ
※複数選択あり
今年の夏季休暇の過ごし方を聞いたところ、1位「旅行」28.8%、2位「特に何もしない」27.7%、3位「帰省」25.7%でした。遠出を楽しむ人と自宅でゆっくり過ごす人が、二極化している傾向が見て取れます。その他のコメントとしては、「転職活動」や「子育て」などがありました。
【Q.4 夏季休暇に使う予算は?】

※夏季休暇を取得しない人を除く
夏季休暇に使う予算を聞いたところ、「1万円~3万円未満」26.9%が最も多く、次いで「3万円〜5万円未満」23.1%、「1万円未満」22.0%でした。「7万円〜15万円未満」13.2%と、「15万円〜」4.4%の合計は17.6%で、高額な予算を検討している人は少数派でした。
【Q.5 長期休みには、実家に帰省したい?】

※実家がないと回答した人を除く
長期休みに実家に帰省したいか聞いたところ、「積極的に帰省したい」31.1%、「予定があえば帰省したい」44.6%で、合わせて75.7%の人が帰省に前向きでした。反対に、「あまり帰省したくない」「帰省したくない」は合わせて24.3%で、長期休みの帰省を望まない人も4人に1人いることもわかります。
【Q.6 実家に帰りたくない理由は?】

※Q.5で「あまり帰省したくない」「帰省したくない」と回答した人のみ
※実家がないと回答した人を除く
※複数回答あり
Q.5で帰省に前向きでないと回答した人に、実家に帰りたくない理由を聞いたところ、「親や親戚に気を遣う」57.4%が最も多い回答でした。「交通費が高い」45.9%、「遠方で移動が大変」36.1%といった、金銭面や体力面での負担も理由として挙げられています。
その他のコメントとしては、「実家が近いためわざわざ帰らない」「家族との関係性が良好でない」「実家が古いため」などがありました。
【Q.7 実家に手土産を持って帰る?】

※実家がないと回答した人を除く
帰省する際に実家に手土産を持って帰るか聞いたところ、「いつも持って帰る」48.8%、「たまに持って帰る」38.1%で、あわせて86.9%の人が手土産を持って帰省していることがわかりました。
【Q.8 実家に持って帰る手土産の予算は?】

※Q.7で「いつも持って帰る」「たまに持って帰る」と回答した人のみ
Q.7で手土産を持って帰ると回答した人に手土産の予算を聞いたところ、「1000円~3000円未満」52.5%で約半数を占めました。1000円未満も5.0%おり、約6割の人が3000円未満の手土産を選んでいることがわかります。
【Q.9 実家に持って帰る手土産の種類は?】

※Q.7で「いつも持って帰る」「たまに持って帰る」と回答した人のみ
※実家がないと回答した人を除く
※複数回答あり
実家に持って帰る手土産の種類について聞いたところ、「日持ちのするお菓子」が53.9%で最も多く選ばれていました。次いで、「家族の好みに合わせたもの」が48.4%、「今住んでいる場所での銘菓や特産品」が36.1%と続きました。その他のコメントとしては、「旅行先のお土産」などがありました。
▼詳しくはこちらからご覧ください。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-112/
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
※本調査は「女性」と性自認している方を対象に調査を行っております。

今回の調査は夏季休暇についてでした。3割以上が「取得しない・できない」と回答しており、業界や職種によってはまとまった夏季休暇の取得が難しい状況が垣間見えます。過ごし方については「旅行・帰省」と「特に何もしない」で二極化しているのも注目したポイントです。メリハリをつけてリフレッシュする派と、とにかくゆっくりする派、どちらも好みがわかれるところです。
帰省については約75%が前向きな一方で、約4人に1人は「親や親戚に気を遣う」「交通費や移動の負担が大きい」といった理由から「帰りたくない」という本音も。特に、金銭面の負担について、フコク生命の調査(https://47life.fukoku-life.co.jp/feature/1583/)によると、1回の帰省にかかる費用は平均2万円(東京都民の場合)とされています。今回のアンケートでは、夏季休暇に使う費用を半数近くの人が「3万円以下」と回答しており、交通費だけで予算のほとんどを使ってしまうことになります。この事実を考えると、「もし金銭的な余裕があれば、もっと積極的に帰省したい」と考える人が増える可能性も十分にあるでしょう。また、手土産の予算は3,000円未満が半数以上と、無理なく感謝を伝える人が多いのも興味深い点でした。
夏休みは心身を癒す大切な時間。もし夏休みが取れなくても、週末に「何もしない時間」を作ったり、近場でプチ旅行を楽しんだりするのもおすすめです。賢くリフレッシュして、仕事へのモチベーションを上げられるといいですね。
■調査内容:第112回「今年の夏休み、どう過ごす?」 / データで知る「女性と仕事」
・調査期間:2025年6月26日~7月7日
・有効回答数:304名
・調査対象:女の転職type会員
・調査方法: Web上でのアンケート
■データで知る「女性と仕事」一覧
働く女性を取り巻く環境や課題について定期的にアンケートを実施しており、さまざまな調査結果をご覧になれます。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/
■『女の転職type』とは
正社員で長く働きたい女性のための転職サイトです。未経験から正社員になれる求人、プライベートも充実できる残業が少ない求人、仕事と育児を両立できる求人など、女性に人気の求人を多数掲載。充実したマッチング機能で、自分に合った仕事を見つけることも簡単です。
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■株式会社キャリアデザインセンター 会社概要
代表者 :代表取締役社長兼会長 多田 弘實
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂 3-21-20 赤坂ロングビーチビル
資本金 :5億5866万円
設立 :1993年7月8日
従業員数 :835名(2024年9月30日現在)
事業内容 :
・キャリア転職の専門情報サイト『type』『女の転職type』等の運営
・転職フェアの開催
・人材紹介事業(厚生労働大臣許可 13-ユ-040429)
・質の高い就職活動を情報誌、イベント、情報サイト、人材紹介で支援する『type就活』サービス
・IT業界に特化した人材派遣サービス『type IT派遣』(厚生労働大臣許可 派13-315344)
・Webマガジン『エンジニアtype』『Woman type』『20’s type』の企画・編集・運営
など、企業の採用活動をサポートする総合的なソリューションサービスを提供