ALS患者による渾身の自叙伝『Return Journey』著者・福井 研一 のインタビュー公開!
『Return Journey』著者・福井 研一 インタビュー|ALSと共に13年、変わったこと、変わらないこと。

株式会社幻冬舎ゴールドオンライン(本社:東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目9番7号、代表取締役:山下征孝)は、同社が運営する「話題の本.com」(https://wadainohon.com)にて2025年7月31日(木)、著書『Return Journey 』を刊行した、著者・福井 研一さんのインタビュー記事を公開しました。
著者インタビュー
『Return Journey』著者・福井 研一 インタビュー|ALSと共に13年、変わったこと、変わらないこと。
筋肉を動かす神経が徐々に失われ、やがて身体が動かなくなる「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」は、いまだ根本的な治療法が見つかっていない進行性の難病です。 そんなALSと共に生きる福井 研一さんが、自身の約10年間を綴った一冊『Return Journey』。この本は、単なる闘病記ではありません。音楽、恋愛、仲間たちとの絆、そして希望 と絶望のあいだで揺れながら辿り着いた場所ーー。これは人生のあらゆる瞬間を濃密に駆け 抜けてきた、ひとりの男の“旅の記録”です。 発話が不自由になりつつある中で、一つひとつの質問にご本人が丁寧に言葉を紡いでくれた 今回のインタビュー。そこには、「病気になっても変わらない自分」と「病気によって得たもの」の両方がありました。
インタビュー記事 一部をご紹介
現在は会社員ときどきDJ

ーー自己紹介を兼ねて現在の活動についてお聞かせください。
ALSという病気を患いながら、マイペースにDJ活動もしている会社員です。日鉄ソリューションズの特例子会社で障害者雇用を目的に設立された会社、株式会社Act.の広報チームに所属しています。
仕事は社内報の作成などの広報活動や毎週木曜日の昼休みに流す社内ラジオのメインパーソナリティなどを担当しています。
ーー社内ラジオとはどのようなものですか?
社員をゲストに招いて普段の業務ではわからない人柄などを知ってもらおうという、社員同士のコミュニケーションの円滑化を目的にしたものです。
弊社の従業員の8割は何らかの障害を持っていますが、障害にスポットを当てるのではなくその人の個性や人柄を伝える、バラエティ番組に近い放送ですね。
ーー現在は個人のDJ活動も行なっているんですか。
そうですね。以前は頻繁にやっていましたが、今は年に2回くらいお店などでDJをしています。ほかには定期的に自宅から生配信をして、少しでも「福井研一」のことを忘れてもらわないようにしています。
『Return Journey』(福井 研一 [著]/幻冬舎)

「ALSに侵されても僕は僕であり続けてるよ」
ALS患者による渾身の自叙伝。
いずれ全ての筋肉が動かなくなる未来と向き合う日々。
それでも、迷いながらもがく時間が新たな世界への扉を開く——。
【目次】
- 始動
- 退化
- 熱波
- 現実
- 保護
- 旧知
- 付着
- 補助
- 帰還
- 手紙
著者
福井 研一
1983年8 月生まれ 東京都出身
多大な影響を受けたバンドの解散と共にDJ活動をスタート
インディーズレーベルの専属DJとして数々のライブイベントに出演
2012年3 月 難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断され、DJ活動停止を余儀なくされる
2023年1 月 株式会社Act.(日鉄ソリューションズ株式会社の特例子会社)に入社し、本著を執筆
現在は、在宅での会社広報活動の他、趣味で動画サイトにてDJ配信も行う
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